者塾とは──経営を人生の視点で深める場
- 一業種一社
- 4~6人の少人数固定メンバー制
- 題材は実際のケーススタディ
- キーコンセプトは「経営者」と「現在地」
- 365日・24時間の経営サポート
経営はテクニックではなく、経営者自身の生き様
経営において、ノウハウやテクニックが不要だとは申しません。
しかし、それだけで企業が持続的に成長していくかと問われれば、私は「それだけでは足りない」と感じています。
なぜなら、最終的に意思決定を行うのは“人”であり、その中心にいるのが経営者だからです。
どの戦略を選ぶのか。
どのタイミングで決断するのか。
誰と進み、何を手放すのか。
これらすべては、経営者の価値観や人生観に基づいて判断されます。
同じ情報、同じ環境にあっても、経営者が違えば選択は変わります。
つまり、経営の結果は「テクニック」だけでなく、「経営者自身の在り方」に大きく左右されるということです。
実際に、うまくいっている企業を見てみると、共通しているのは優れた戦略以上に、経営者の覚悟や信念、そして人としての魅力です。
「あの人についていきたい」と思われるかどうか。そこに組織の力は大きく影響されます。
逆に言えば、どれだけ優れた経営手法を取り入れても、経営者自身の軸が定まっていなければ、判断はブレ、組織も不安定になります。
経営とは、単なる技術ではなく、その人の生き様そのものが表れる営みです。
だからこそ者塾では、経営のやり方を教えることよりも、経営者として「どう在るか」に向き合うことを大切にしています。
自分はどのような人生を歩みたいのか。何を大切にし、どんな決断をしていくのか。
その問いに向き合い続けることが、結果として経営の質を高め、企業の未来を形づくっていくのです。
上に行くほど孤独になる経営者に必要な場
経営者という立場は、上に行けば行くほど孤独になるものです。
役職が上がり、責任が大きくなるほど、周囲は本音を言いにくくなり、耳に入ってくる情報も次第に選別されていきます。
現場では起きていることが、すべて正確に伝わっているとは限りません。
部下や幹部は気を遣い、時には遠慮し、あるいは期待に応えようとして、言葉を選びます。
その結果、経営者の周りには「正しい情報」よりも「整えられた情報」が集まりやすくなります。
また、意思決定の最終責任は常に経営者にあります。
相談はできても、最後に決めるのは自分自身。その重さは、どれだけ経験を積んでも軽くなるものではありません。
だからこそ、多くの経営者がどこかで感じています。
「本音で話せる相手がいない」
「本当に分かり合える場がない」と。
者塾は、そうした経営者にとっての“安心して本音を出せる場”でありたいと考えています。
同じように悩み、葛藤し、前に進もうとしている経営者同士だからこそ、表面的なアドバイスではなく、本質的な対話が生まれます。
立場や利害関係に縛られず、自分の弱さや迷いも含めて語れる場は、決して多くありません。
学生時代に同期がいたように、経営者にもまた、共に歩む“同期”のような存在が必要です。
互いに刺激を受け、時に支え合い、時に率直に問いを投げ合う関係。
その関係性の中で、自分一人では気づけなかった視点や、新たな決断のきっかけが生まれていきます。
孤独を完全になくすことはできません。
しかし、孤独の中で一人で抱え込むのか、それとも分かち合える場を持つのかで、経営者としての歩みは大きく変わります。
者塾は、経営者が一人で抱え込まずに済むための“もう一つの居場所”として、その役割を果たしていきます。
答えは外ではなく、自分の内にある
経営に迷ったとき、多くの方は外に答えを求めようとします。
成功事例を調べたり、専門家の意見を聞いたり、新しいノウハウを学んだり。もちろん、それ自体は大切なことです。
しかし最終的に、「どの道を選ぶのか」を決めるのは、他の誰でもなく経営者自身です。
同じ情報を得ても、選ぶ判断は人によって異なります。
それは、その人が大切にしている価値観や人生観が違うからです。
つまり、経営の意思決定において本当に問われているのは、「何を知っているか」ではなく、「自分はどう在りたいのか」という軸なのです。
上に立てば立つほど、周囲は正解を提示してくれなくなります。
むしろ、様々な意見や情報が増えることで、かえって迷いが深くなることも少なくありません。
だからこそ必要なのは、外の情報に振り回されることではなく、自分の内にある答えと向き合うことです。
自分は何を大切にしたいのか。
どのような人生を歩みたいのか。
どんな経営者でありたいのか。
この問いに向き合い続けることで、判断の軸が少しずつ明確になり、決断に迷いがなくなっていきます。
そして、その状態になったとき、外から得た知識や情報も初めて活きてきます。
軸があるからこそ、必要なものと不要なものを見極められるのです。
者塾では、答えを与えることを目的とはしていません。
問いを通じて、自分自身の内側にある答えに気づくことを大切にしています。
答えは外にあるのではなく、すでに自分の内にある。
そのことに実感をもって気づいたとき、経営者としての決断と行動は、大きく変わっていきます。
者塾が大切にしている3つの価値
人生の視点で、意志力と実行力を磨く
経営において成果を分けるのは、知識や能力の差以上に、「やると決めたことをやり切れるかどうか」です。
つまり、意志力と実行力です。
しかし現実には、「やろうと思っているのに動けない」「分かっているのに続かない」と感じた経験をお持ちの経営者も少なくないのではないでしょうか。
その原因を能力不足や環境のせいにしてしまいがちですが、実は多くの場合、その根本には“人生の視点”が欠けていることがあります。
自分は何のために経営をしているのか。
どのような人生を送りたいのか。
何を大切にし、何に時間を使いたいのか。
この軸が曖昧なままでは、どれほど立派な目標を掲げても、どこかで迷いが生じ、行動が止まってしまいます。
逆に言えば、自分の人生としっかり向き合い、「これをやる」と腹が決まったとき、人は自然と動き出します。
無理に頑張ろうとしなくても、行動が伴う状態になります。
これは精神論ではなく、極めて現実的な話です。
経営とは日々の意思決定と行動の積み重ねであり、その質を左右するのは、経営者自身の内側にある覚悟や納得感だからです。
者塾では、単に行動を促すのではなく、「なぜそれをやるのか」という根本に立ち返る機会を大切にしています。
人生の視点から自分の在り方を見つめることで、意志が明確になり、行動に一貫性が生まれていきます。
そしてその積み重ねが、やがて揺るがない実行力となり、経営の成果へとつながっていくのです。
深い絆と交流の中で、視野と器を広げる
経営者は日々、多くの意思決定を行っています。
しかし、その判断の土台となる「視野」や「価値観」は、知らず知らずのうちに自分の経験や環境に縛られてしまうものです。
自社の中にいるだけでは、どうしても見える範囲は限られます。
「これが普通だ」「これが正しい」と思っていることが、実は一つの見方に過ぎないということも少なくありません。
だからこそ、異なる業種・異なる立場で経営に向き合っている経営者同士が交わることに、大きな意味があります。
者塾では、単なる情報交換ではなく、互いの実体験をもとにした対話が行われます。
その中で、自分にはなかった視点や考え方に触れ、「そんな見方があったのか」と気づかされる瞬間が何度も訪れます。
そしてもう一つ大切なのが、深い絆です。
表面的な付き合いではなく、本音で語り合える関係性の中だからこそ、遠慮のない問いや率直な意見が交わされます。
時には耳の痛い言葉をもらうこともあるでしょう。しかし、それこそが経営者としての成長につながる大きなきっかけになります。
また、同じように悩み、葛藤しながら前に進んでいる仲間の存在は、自分自身の支えにもなります。
一人では乗り越えにくい局面でも、仲間の姿や言葉が背中を押してくれることがあります。
そうした交流の積み重ねの中で、視野が広がり、判断の幅が広がり、結果として経営者としての「器」も自然と大きくなっていきます。
経営者の器は、知識だけで広がるものではありません。
人との関わりの中で磨かれ、深まっていくものです。
者塾は、そのための関係性と環境を大切にしています。
現在地を見つめ、行動と習慣を変えていく
経営において目標や理想を掲げることは大切ですが、それと同じくらい重要なのが「今、自分はどこにいるのか」という現在地の把握です。
どれほど素晴らしい戦略やビジョンを描いたとしても、現在地が曖昧なままでは、正しい一歩を踏み出すことはできません。
むしろ、方向を見誤り、時間や労力を無駄にしてしまうことさえあります。
では、その現在地はどこに現れるのでしょうか。
それは、日々の行動や習慣、そして無意識に使っている言葉――いわゆる「口癖」に表れます。
例えば、「忙しい」「時間がない」「仕方がない」といった言葉が増えているとき、そこには優先順位の曖昧さや、決断を先送りにしている状態が潜んでいるかもしれません。
また、「どうせ無理だ」といった言葉は、挑戦する前に自ら可能性を閉ざしてしまっているサインでもあります。
このように、経営者の現在地は、日々の何気ない言動の中に如実に表れています。
者塾では、こうした自分自身の状態に気づくことを大切にしています。
問い掛けや対話を通じて、自分では見えていなかった癖や思考のパターンに光を当てていきます。
そして、現在地が明確になったとき、初めて「どこを変えるべきか」が見えてきます。
行動は一気に変える必要はありません。
小さな一歩でも、意識して変えていくことで、やがて習慣が変わり、その積み重ねが結果を変えていきます。
経営とは、日々の習慣の延長線上にあります。
だからこそ、自分の現在地を正しく見つめ、行動と習慣を整えていくことが、経営を変える最も確かな一歩となるのです。
者塾の特徴
- 完全会員制(少人数・固定メンバー)
- 月1回の年間12回開催
- 1業種につき1社の参加とさせていただき、先着順でのお申し込みとなります。
- 参加者は取締役などの経営者さまに限定させていただきます。
(部長などの役職の方は他の参加者の同意確認のうえ決定となります) - 実務経験が無い後継者の方は、先代(親など)との参加をご提案しております。
- 当サービスは講座ではなく、コンサルティングという位置づけの顧問契約となります。
- 当月やむを得ず、ご出席できない場合は電話やメール等でフォローいたします。
- 2年目以降は自動継続となります。
- ゲスト講師をお呼びする場合、別途費用が発生致します。
一業種一社だからこそ得られる気づき
者塾では「一業種一社」という形を大切にしています。
これは単なるルールではなく、学びの質を高めるための重要な仕組みです。
同業種同士であれば、情報交換はしやすい反面、どうしても競争意識や遠慮が生まれやすく、本音の対話がしづらくなることがあります。
また、「うちの業界ではこうだから」という前提に縛られ、発想が広がりにくくなる側面もあります。
一方で、異業種の経営者同士が集まることで、その前提が崩れます。
当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではなかったと気づく瞬間が生まれます。
例えば、同じ「人材育成」や「顧客対応」といったテーマであっても、業種が違えば考え方もアプローチも異なります。
その違いに触れることで、自社のやり方を客観的に見直すきっかけが生まれます。
また、利害関係がないからこそ、遠慮のない問いや率直な意見が交わされます。
「それはなぜですか?」というシンプルな問いが、自分では気づかなかった思い込みを浮き彫りにすることも少なくありません。
異業種だからこそ得られる気づきは、自分の視野の枠を広げ、判断の質を高めてくれます。
そして、その積み重ねが、経営者としての柔軟性や本質を見抜く力につながっていきます。
一業種一社という環境は、安心して本音を出せる場であると同時に、自分の殻を破るきっかけにあふれた場でもあるのです。
少人数固定メンバーだからこそ生まれる本音の関係
者塾では、4~6名の少人数による固定メンバー制を採用しています。
この人数と構成には、明確な意味があります。
人数が多すぎると、一人ひとりの発言や関わりが浅くなり、どうしても“場に参加するだけ”になりがちです。
一方で、少人数だからこそ、一人ひとりが主体的に関わり、自分の言葉で語り、相手の話に深く向き合うことができます。
さらに、メンバーが固定されていることも大きなポイントです。
回を重ねるごとに、お互いの背景や価値観、これまでの経緯が理解されていきます。
表面的な情報交換ではなく、「その人自身」を理解した上での対話が生まれるようになります。
その結果、自然と本音で話せる関係性が育まれていきます。
経営者は立場上、弱さや迷いを簡単に見せることができません。
社内では言えないこと、家族にも話しづらいことを抱えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、このような少人数・固定メンバーの環境では、次第に安心感が生まれ、自分の内側にある想いや葛藤も言葉にできるようになります。
そして、本音が出て初めて、本質的な対話が始まります。
表面的なアドバイスではなく、その人にとって本当に必要な問いや気づきが交わされるようになります。
やがてその関係は、単なる勉強会の仲間を超え、お互いの成長を支え合う存在へと変わっていきます。
時には厳しく、時には温かく、経営者としての歩みを共にする“同志”のような関係です。
少人数固定メンバーだからこそ生まれるこの本音の関係こそが、者塾の大きな価値の一つです。
実際のケーススタディで学びを実践につなげる
者塾では、一般的な経営塾のように、理論や成功事例を一方的に学ぶスタイルはとっていません。
扱うのは、参加メンバーそれぞれが実際に直面している“今まさに進行中の課題”です。
この1ヶ月の間に何を決め、どのように行動し、何がうまくいき、どこで止まったのか。
そのリアルなプロセスを持ち寄り、ケーススタディとして共有していきます。
ここで重視しているのは、「決定したこと」ではなく「決心したこと」です。
どんなに立派な決定をしても、実行されなければ意味がありません。
逆に、小さな決心でも、実際に行動に移し、それを継続できているかどうかが、経営の質を大きく左右します。
だからこそ者塾では、「何を決めたか」以上に、「それがどう実行されたのか」に焦点を当てます。
実践を振り返ることで、自分では気づかなかった行動の癖や思考のパターンが見えてきます。
また、他の経営者の実体験を通じて、「自分ならどうするか」という視点でも考える機会が生まれます。
このような積み重ねにより、学びが単なる知識で終わることなく、自分の経営に直接つながる“使える力”へと変わっていきます。
さらに、継続的に取り組むことで、業績基盤・顧客基盤・商品基盤・人財基盤といった、経営の土台そのものが徐々に整っていきます。
経営は理論だけでは変わりません。
実践し、振り返り、また次の行動につなげる。この繰り返しの中でこそ、本当の意味での変化が生まれます。
者塾は、その実践の連続性を大切にし、学びを確実に行動へと結びつけていく場です。
365日・24時間、経営者人生に寄り添うサポート
経営者の悩みや判断の場面は、決して月に一度の場だけで起こるものではありません。
むしろ、日々の現場やふとした瞬間にこそ、重要な意思決定が求められます。
だからこそ者塾では、開催日だけに限定した関わりではなく、365日・24時間、必要なときに相談できる体制を大切にしています。
事業の方向性や組織の課題はもちろんのこと、経営者の人生に関わるテーマも例外ではありません。
子育てや家族との関係、親世代との承継、会長との距離感、将来や老後への不安など、経営と切り離せない問題は数多く存在します。
こうしたテーマは、表立って語られることは少ないものの、経営者の意思決定に大きな影響を与えています。
だからこそ、必要なときにすぐ相談できる環境が重要です。
迷ったとき、立ち止まったとき、あるいは決断を迫られたとき。
一人で抱え込むのではなく、言葉にすることで整理され、次の一歩が見えてくることがあります。
者塾では、単なるアドバイスを行うのではなく、その人の状況や想いに寄り添いながら、時に厳しく、時に温かく関わっていきます。
経営に寄り添うだけでなく、経営者の人生に寄り添う。
その継続的なサポートがあることで、安心して挑戦し、決断し、前に進むことができる状態をつくっていきます。
経営者が一人で背負い続けるのではなく、必要なときに支えを得られる。
その環境こそが、長く安定した経営と、豊かな経営者人生につながっていくのです。
一般的な経営塾との違い
| 比較項目 | (一般的な) 経営塾 | (弊社の) 経営者塾 |
| 対象者 | 経営者中心、起業予定の方含む | 次世代経営者(後継者が中心) |
| 主体・雰囲気 | 講師が主人公になりがち | メンバーが主人公 |
| 視点・目的 | 経営についてのノウハウ、スキルを高める | 人生の視点で経営を深める |
| 題材 | 理論中心 | 実際中心 |
| ケーススタディ | 海外や大手企業の過去の事例 | メンバーが実際に体験された1ヶ月の出来事 |
| 主なテーマ | 経営の手法、MBA | 経営者の人生にまで踏み込んだオールジャンル(子育て、家庭内、介護、親世代との承継、会長とどうやるか、老後の件など) |
| 講師の経歴 | 大学教授・経営コンサルタント | 国内唯一の経営写コンサルタント® |
| メンバー | 業種が被ることも | 一業種一社 |
| 1クラス人数 | 10~30人前後 | 6人 |
| 期間 | 3ヶ月~1年コース | 希望する限り一生のお取組み |
| 接点 | 塾に参加したその日中心 | 期間中は24時間365日いつでもサポート |
経営の知識を学ぶ場ではなく、経営者としての在り方を磨く場
一般的な経営塾では、経営戦略やマーケティング、財務、人事といった知識や手法を学ぶことが中心となります。
それらはもちろん重要であり、経営を進める上で欠かせない要素です。
しかし、知識を学ぶだけで経営がうまくいくのであれば、これほど多くの経営者が悩むことはありません。
実際の現場では、正解が一つに定まらない中で、意思決定を求められる場面が連続します。
そのときに問われるのは、「何を知っているか」ではなく、「どう判断するか」、そして「どう行動するか」です。
つまり、経営の成果を分けるのは知識の量ではなく、経営者自身の在り方にあると言えます。
どのような価値観を持っているのか。
どのような基準で物事を判断するのか。
どのような覚悟で決断し、行動していくのか。
この部分が曖昧なままでは、どれだけ多くの知識を得ても、状況が変われば判断が揺らぎ、行動もブレてしまいます。
者塾では、経営のノウハウを一方的に教えることを目的とはしていません。
それよりも、日々の実践や対話を通じて、自分自身の価値観や判断軸を見つめ直し、経営者としての在り方を磨いていくことを重視しています。
知識は後からでも身につけることができます。
しかし、在り方は、一朝一夕では身につきません。
だからこそ、自分自身と向き合い続ける場が必要なのです。
者塾は、経営者として「どうあるか」を問い続け、その積み重ねによって経営の質そのものを高めていく場です。
講師が主役ではなく、参加メンバーが主役
一般的な経営塾では、講師が中心となり、知識やノウハウを伝えるスタイルが多く見られます。
参加者はその内容を受け取り、学び、持ち帰るという構図です。
この形式は効率よく知識を得るには適していますが、一方で「聞いて終わり」「分かったつもりで終わる」という状態に陥りやすい側面もあります。
者塾では、この構図をあえて変えています。
主役は講師ではなく、参加している経営者一人ひとりです。
扱うテーマは、参加メンバーが実際に直面している課題です。
その課題について、自ら語り、問いを受け、考え、言葉にし、行動につなげていきます。
水野は、答えを与える存在ではなく、そのプロセスを支える役割を担います。
問いを投げかけ、視点を広げ、時に本質に立ち返るきっかけをつくる存在です。
その場で起きている対話や気づきは、すべて参加メンバー自身から生まれるものです。
だからこそ、受け身ではなく主体的に関わることで、学びが深まり、実行につながっていきます。
また、自分の課題だけでなく、他のメンバーのケースにも向き合うことで、「自分ならどうするか」という視点が養われます。
これが、経営者としての判断力を磨くことにもつながっていきます。
与えられる学びではなく、自ら掴み取る学び。
その違いが、行動の質と継続性に大きな差を生みます。
者塾は、参加メンバー一人ひとりが主役となり、自らの経営と人生に向き合う場です。
経営だけでなく、人生全体を視野に入れた支援
一般的な経営塾では、売上や利益、組織づくりといった“経営”そのものに焦点が当てられることがほとんどです。
もちろん、それらは企業を維持・成長させる上で欠かせない重要なテーマです。
しかし現実には、経営者の判断や行動は、仕事だけで完結しているわけではありません。
家族との関係、子育て、親世代との承継、幹部や会長との関係性、そして将来や老後への考え方。
こうした人生に関わる要素が、日々の意思決定に大きな影響を与えています。
例えば、承継の問題が整理されていない状態では、大きな投資判断に踏み切れないことがあります。
家庭の不安があると、仕事への集中力や判断の質にも影響が出てきます。
つまり、経営と人生は切り離せるものではなく、常に影響し合っている関係にあります。
にもかかわらず、これらのテーマを安心して話せる場は多くありません。
経営の場では扱われにくく、プライベートでは理解されにくい。そんな宙に浮いた悩みを抱えている経営者も少なくないのではないでしょうか。
者塾では、こうした経営者の“人生全体”を視野に入れて関わっていきます。
事業のことだけでなく、その背景にある想いや状況にも目を向けることで、より本質的な意思決定と行動につなげていきます。
時には厳しく向き合い、時には寄り添いながら、その人にとっての最適な在り方を共に考えていきます。
経営だけを整えるのではなく、経営者としての人生そのものを整えていく。
その結果として、経営にも安定と成長がもたらされる。
者塾は、そのような支援のあり方を大切にしています。
者塾の進め方
双方向対話・問い掛け・実体験をもとに進行
者塾では、一方的に知識を伝える講義形式ではなく、双方向の対話を中心に進行していきます。
テーマとなるのは、参加メンバーが実際に直面している課題や、日々の経営の中で起きている出来事です。
それらをもとに、問いを投げかけ、対話を重ねながら、本質に迫っていきます。
ここで大切にしているのが「問い掛け」です。
人は、答えを与えられるよりも、問いを通じて自ら考えたときに、深い気づきを得るものです。
そして、その気づきこそが行動を変える力になります。
水野は、結論を押し付けるのではなく、その人自身が納得できる答えにたどり着くための問いを投げかけます。
「なぜそう考えたのか」「本当にそれで良いのか」「他に選択肢はないのか」といった問いを通じて、思考を深めていきます。
また、他のメンバーとの対話も大きな意味を持ちます。
異なる視点からの問いや意見に触れることで、自分では見えていなかった側面に気づくことができます。
さらに、実体験をもとにしたやり取りだからこそ、話は抽象論にとどまりません。
その場限りの理解ではなく、「明日から何をするか」という具体的な行動につながっていきます。
双方向の対話、問い掛け、そして実体験。
この3つが組み合わさることで、学びが単なる知識ではなく、自分自身の変化へと結びついていくのです。
毎月の実践と振り返りを通じて深める
者塾では、その場で学んで終わることを目的としていません。
大切にしているのは、日々の実践と、その振り返りの積み重ねです。
毎回の参加を通じて、それぞれが「何を決心し、どう行動するか」を明確にします。
そして次の回までの1ヶ月間、その決心をもとに実際の経営の現場で取り組んでいただきます。
ここで重要なのは、完璧にできたかどうかではありません。
実際に行動してみて、何ができたのか、どこで止まったのか、何を感じたのか。
そのプロセスそのものに価値があります。
次の回では、その1ヶ月の取り組みを振り返り、メンバーと共有していきます。
うまくいったことだけでなく、うまくいかなかったことも含めて言葉にすることで、自分の思考や行動の癖が浮かび上がってきます。
また、他のメンバーの実践や振り返りに触れることで、「自分ならどうするか」という新たな視点も得られます。
この「実践 → 振り返り → 気づき → 次の実践」というサイクルを繰り返すことで、学びは少しずつ深まり、確実に自分の中に定着していきます。
一度の気づきで大きく変わることは少ないかもしれません。
しかし、小さな気づきと行動の積み重ねが、やがて大きな変化につながります。
者塾は、その継続的な変化を支える場であり、実践を通じて経営者としての力を磨いていく場です。
学ぶだけで終わらず、行動の変化につなげる
多くの学びの場で起こりがちなのが、「学んで満足してしまう」という状態です。
その場では納得し、「良い話を聞いた」と感じても、日常に戻るとこれまでと同じ行動に戻ってしまう。このような経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、経営は知識ではなく行動の積み重ねによって変わっていきます。
どれほど優れた考え方を知っていても、実際の行動が変わらなければ、結果は変わりません。
者塾では、この「分かっているのに変わらない」という状態を乗り越えることを重視しています。
そのために、単に知識や考え方を共有するのではなく、「では、何を実行するのか」を具体的に落とし込んでいきます。
そして、その実行状況を次回の場で振り返ることで、行動に対する意識と責任が生まれます。
また、メンバー同士の関係性があるからこそ、「やると決めたことをやり切る」意識も自然と高まります。
誰かに強制されるのではなく、自分自身の意思で決めたことを実行する。その積み重ねが、習慣を変えていきます。
さらに、対話や問い掛けを通じて、自分の行動を止めている要因にも気づいていきます。
なぜ動けなかったのか、どこで迷いが生じたのかを明確にすることで、次の行動につながりやすくなります。
学びを知識で終わらせるのではなく、行動へとつなげる。
そして、その行動を継続できる状態をつくる。
者塾は、そのための仕組みと関係性を大切にし、経営者としての実行力を着実に高めていきます。
年間のカリキュラム(実施例)

参加者の状況によって、ダイナミックに変化致します。
| テーマ | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 業績基盤 | 開講:主旨・想いの確認と共有 | 自己紹介、人生観・事業観等、交流。 役割分担、スケジュールなど確認 前年の振り返り・新年度の方針について |
| 1.経営理念・経営方針書 | ||
| 2.決算書、月次決算 | 企業体力300(自己資本比率×経常利益率) | |
| 3.業績先行管理 | 先見・先手・先行 | |
| 4.会議・ミーティング・打ち合わせ | 決めたこと、決められたことの実行 | |
| 5.業績習慣 | デイリー、ウィークリー、マンスリー、イアリー | |
| 顧客基盤 | 6.顧客分析 | 顧客別粗利率、伸び率、回収 ほか |
| 7.重点顧客・ターゲット確立 | 達成の重点・資源の集中・実践の徹底、リスク分散 | |
| 商品基盤 | 8.商品(サービス)分析 | 商品別粗利率、伸び率 ほか |
| 9.重点商品・ターゲット確立 | ニッチトップ オンリーワン商品・シフト商品・ダイヤモンド商品 | |
| 人財基盤 | 10.人財採用 | 採用戦略、人材募集、採用広告、採用面接 |
| 11.人財育成 | 育てる・育つ・育む | |
| 12.振り返り | 1年の成果確認と次年度の重点明確化 ES(社員満足)度 ほか |
開催概要・料金
開催地域・開催形式
東京
| 開催日 | 毎月第3月曜日(一部変更あり) |
| 会場 | 【第1部】池袋(研修室)/【第2部】居酒屋(個室) |
| 定員 | 8名(メンバー固定) |
| 時間 | 【第1部】13:30~17:00/【第2部】17:10~19:10 |
関西
| 開催日 | 毎月第2火曜日(一部変更あり) |
| 会場 | 【第1部】大阪・新大阪/【第2部】居酒屋(個室) |
| 定員 | 6名(メンバー固定) |
| 時間 | 【第1部】15:30~19:00/【第2部】19:15~21:15 |
中部
| 開催日 | 毎月第3金曜日(一部変更あり) |
| 会場 | 【第1部】名古屋駅前/【第2部】居酒屋(個室) |
| 定員 | 6名(メンバー固定) |
| 時間 | 【第1部】13:30~17:00/【第2部】17:15~19:15 |
オンライン
| 開催日 | 毎月第2金曜日(一部変更あり) |
| 会場 | zoom開催 |
| 定員 | 6名(メンバー固定) |
| 時間 | 【第1部】13:30~17:00/【第2部】17:15~19:15 |
参加条件・会員制について
者塾は、経営者としての在り方を深める場であるため、参加条件および運営形態にも一定の基準を設けています。
まず、参加対象は原則として経営者、もしくは経営に関わる立場にある方に限定しています。
日々意思決定を行い、実際に経営に責任を持つ立場であることが、実践的な学びと対話の質を高める前提となるためです。
また、者塾は少人数・固定メンバーによる会員制で運営しています。
回ごとに参加者が入れ替わる形式ではなく、同じメンバーで継続的に関わることで、関係性を深め、本音で語り合える環境をつくっています。
この継続性があるからこそ、表面的な情報交換ではなく、経営者としての背景や価値観まで踏み込んだ対話が可能になります。
さらに、一業種一社という原則を設けています。
これは、利害関係や競合意識を排除し、安心して本音を共有できる場を守るためのものです。
なお、後継者の方で実務経験が浅い場合は、先代の方とご一緒での参加をご提案しています。
世代間の認識や価値観の共有を図る上でも、有意義な機会となるためです。
者塾は単なる講座ではなく、継続的な関わりを前提としたコンサルティングの位置づけとなります。
そのため、短期的な学びではなく、中長期的に自分自身と向き合い、変化を積み重ねていく意志をお持ちの方に適した場です。
同じ志を持つ経営者が集い、互いに高め合う。
その前提を大切にするために、参加条件と会員制という仕組みを設けています。
料金・継続サポートについて
者塾は、単発のセミナーや講座ではなく、継続的な関わりを前提としたコンサルティング型の取り組みです。
そのため、料金も一度きりの受講料ではなく、月額制でのご案内となっています。
初年度の参加費は、月額8万円(税別・食事代別)となります。
この費用には、月1回の定例開催への参加だけでなく、日々の実践を支える継続的なサポートも含まれています。
者塾では、開催日以外の時間も含めて、経営者の判断や行動を支えることを重視しているためです。
経営の現場では、予期せぬ課題や意思決定の場面が日常的に発生します。
その都度、一人で抱え込むのではなく、必要に応じて相談できる環境があることは、経営の安定と前進に大きく寄与します。
また、者塾は短期間で完結するプログラムではなく、継続的に取り組むことで変化を積み重ねていく場です。
そのため、2年目以降は自動継続となり、長期的な視点で経営者としての成長を支えていきます。
料金は単なる「学びの対価」ではなく、経営者としての意思決定の質や行動の変化を支えるための投資と捉えていただければと思います。
経営者の人生と事業は表裏一体です。
その両面に寄り添いながら、継続的に伴走していくこと。それが者塾のサポートの在り方です。
参加者の声

お役職は、インタビュー当時のものになります。
株式会社マエダ 取締役 副社長 前田賢様

水野先生と出会った時にはなんせ「熱さ」を感じましたね
でも、熱すぎるギトギトの熱さではなくて
暖かく包み込まれるような「暖かさ」を感じました
次に「芯の強さ」ですね
色々な健康面を含めた経験をご自分でされていますので
日新シール工業株式会社 常務取締役 堀川孟様

現社長と、現社長の番頭さんとの関わり方
自身の考えを単にぶつけるだけではなくて
どういう形でうまいこと関わっていくのかが課題でした
そういう事を実践していらっしゃる先輩の話を通じて勉強させていただいています
タイガー警備保障株式会社 代表取締役 吉川嘉一郎様

父の下で、後継者として働いていたのですが、
もう毎日、めちゃくちゃ目まぐるしく忙しくて
管理の業務もあれば、現場にも行く
寝る時間がもうほんとに少なくて、大変だったんですよね
だからもう考えてる暇がなかった
目の前の業務ばかりで、承継の問題とかを先延ばしにして
見てみないふりをしていたというのが課題だったと思います
次世代経営者力セミナーという3日間泊りがけで行くコースがあるんですけども
そこで、自分が抱えていた課題に決着がつきまして、すごく、すっきりさせていただきました。
自分の考え方ががらりと変わったので、別人になったなぁと思います。
自分で考えて、決着をつけて、自分で行動するのを促される。
もう、めちゃくちゃ考えさせられます
オムニクス株式会社 取締役副社長 堀江伸祐様

一般的に言われるような「経営コンサルタント」的な
「手法」を教えるのではなく
事業を含め、家族であったり、人生であったりということも含めて
サポートをしていただいていると感じています
毎年「人生方針書」という方針書を作成しておりまして
みんなで発表しあっています
一年間の振り返りも含めて
事業について、人生について振り返って翌年どう目標を立てて頑張っていくのか
仕事の話だけではなく、奥さんの話であったり、子供の話なども含めて
暖かく支えていただいている
見守っていただいているように感じています
水野秀則からのメッセージ
なぜ今、経営者に「人生の視点」が必要なのか
私はこれまで、多くの経営者の方々と関わらせていただく中で、強く感じてきたことがあります。
それは、経営の問題の多くが、実は「経営」だけの問題ではないということです。
売上や利益、人材、組織。表に見える課題の裏側には、必ず経営者ご自身の想いや迷い、そして人生観が関わっています。
どのような会社にしたいのか。
誰とどのような関係を築きたいのか。
何のために、この事業を続けていくのか。
こうした問いに対する答えが曖昧なままでは、どれほど優れた戦略を描いても、いざという場面で判断が揺らいでしまいます。
特に今の時代は、変化が激しく、正解が見えにくい時代です。
過去の成功パターンが通用し続ける保証はなく、外にある情報やノウハウだけでは、判断しきれない場面が増えています。
だからこそ、必要になってくるのが「人生の視点」です。
自分はどのように生きたいのか。
何を大切にし、何を手放すのか。
どのような経営者でありたいのか。
この軸が明確になっているかどうかで、意思決定の質もスピードも大きく変わります。
私は、経営者の方にとって、事業と人生は切り離せないものだと考えています。
事業だけがうまくいっても、人生が満たされていなければ、本当の意味での豊かさとは言えません。
逆に、人生の軸が定まることで、経営にも安定と力強さが生まれてきます。
経営を良くしようとするとき、つい外に答えを求めがちです。
しかし、本当に大切な答えは、自分の内側にあります。
その答えと向き合うことを避けずに、一歩踏み込めるかどうか。
そこに、これからの経営者に求められる違いがあると、私は感じています。
者塾は、そのための場です。
経営という枠を超えて、ご自身の人生と向き合い、経営者としての在り方を深めていく。
その積み重ねが、結果として事業の発展にもつながっていくと、私は確信しています。
者塾で目指していること
者塾で目指しているのは、単に経営がうまくいくことだけではありません。
経営者お一人おひとりが、自分らしい人生を歩みながら、その結果として事業も発展していく状態です。
私はこれまで、多くの経営者の方と関わる中で感じてきました。
経営が順調に見えていても、どこか満たされていない。逆に、迷いや葛藤を抱えながらも、充実した表情で経営に向き合っている方もいらっしゃいます。
その違いは、外側の環境ではなく、内側の状態にあるのではないでしょうか。
自分は何のためにこの仕事をしているのか。
どのような人生を送りたいのか。
その中で、経営という役割をどう位置づけるのか。
こうした問いに向き合い、自分なりの答えを持っているかどうかが、日々の判断や行動、そして周囲との関係性に大きな違いを生みます。
者塾では、知識やノウハウを与えることよりも、この「内側の軸」を整えることを大切にしています。
そして、その軸に基づいた行動が積み重なることで、自然と組織が動き、結果がついてくる状態を目指しています。
また、経営者は一人で全てを背負いがちです。
だからこそ、共に歩む仲間の存在が必要です。互いに刺激を受け、支え合いながら成長していく関係性の中で、自分一人では見えなかった可能性が広がっていきます。
経営者として成功することはもちろん大切です。
しかし、それ以上に大切なのは、経営者として、そして一人の人間として、納得のいく人生を歩むことではないでしょうか。
者塾は、経営と人生の両面に向き合いながら、経営者が本来持っている力を引き出し、発揮していく場です。
その先にあるのは、「事業の発展」と「人生の充実」が両立した状態です。
それこそが、私が者塾で実現したいと考えている姿です。
