後継者インタビュー

ええ(良い)人物と付き合わんと!

タイガー警備保障株式会社       代表取締役社長  吉川 久美 氏  (後編)
( 77 歳、保安警備業)  http://www.tigerkeibi.com/

1.人生と事業が大きく動く前の状況

タクシー業界という異なる畑から、警備業界に飛び込んだ私。同じ労働集約型の事業とはいえ異なる側面もたくさんあり、今後いかに会社の舵をとっていけばいいのか日夜一人で考えていました。

そんな時、業界を見つめるという意図で、警備業研究会という名のもと6人のメンバーが定期的に集まることになったのです。同世代は私と他一人だけで、あとは皆上の年代層の方でしたが、何でもざっくばらんに話し合いました。結果、この集まりは教えを頂いたり、意見を交換したり、という刺激し合える会として互いに創り込んでいくことが出来、私の生涯における財産になったのです。

2.経営者・リーダーとして、こころにしみたあの言葉

ある時、「どの業界にも同業者の会はあり、何千社・何百社という会員がいて会合が存在する。ただ、そういった会とは一線を画し、我々の会には別の良さがある。この会の良さとは何だろうか? 」となりました。「とにかく何でも言い合える」「決算書の中身のことまで相談できる」「たっぷり飲めて(※私だけ飲めない)、ゆっくり話せる」「腹の探り合いがない」・・・等々。そしてその直後に誰かの口から「原点はええ(良い)人物との出会い。そして真摯な付き合いを深めること!」という言葉が飛び、これが私のこころに強く響いたのです。

3.人生・事業で何がシフト(転換)したか

この会を通じて、仲間がいることの安心感──「自分だけじゃないんだ」、何でも話せる喜び─「相談出来てすっきり」、人の力を引き出す上での(労務問題の)悩み解決──「これをやればいいんだ」、という目には見えない心強さを当時とても感じていました。

今は、私以外は皆他界され寂しさはあります。が、その分、自社の後継者と経営上の深い会話ができる様になりました。後継者と何でも話せ、繋がったと思えた瞬間、それは特大の満塁ホームランを打った様な感覚でした!
また、これまで何かに迷った時や決断する時私は、“胆識(たんしき/決断力、実行力を有した見識のこと。先見力をもって自分が信じた道を何事にも動ぜずやり遂げる力)という言葉を大切にしてきました。これからもこの気持ちを忘れず、仲間や同志がいることに日々感謝し、情報を共有しながらチームでの事業をより展開していきます。

4.水野が直接お聴きして感じたこと

生涯刺激し合える素敵な仲間や後継者と未来へ歩む」ために、

  1. 自らが素敵な存在でいる
  2. 何でも話せる雰囲気をつくる
  3. 自らが先にさらけ出し、相手を受け入れていくこと

が大切であることを実感する素晴らしいご体験談であった。

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