後継者インタビュー

二番手になってはいかん!

タイガー警備保障株式会社       代表取締役社長  吉川 久美 氏  (中編)
( 76 歳、保安警備業)  http://www.tigerkeibi.com/

1.人生と事業が大きく動く前の状況

周りの方からのご支援や、幸運が重なり、51歳という創業するには比較的遅い年齢で今の警備業をスタートするに至った私。振り返ってみると、単なる偶然の積み重ねではなく、必然であり、自分自身が追い求めた結果、経営者(リーダー)になることが出来た様に感じます。

結果として、私がリーダーとしての道へ進むに至ったのは、やはり幼少期の体験が大きく影響を与えているのではないでしょうか。9人兄弟(男6人・女3人)の末っ子で、近所でも有名なくらいの貧しさ。着る服は兄貴のお古ばかりで、いつもお腹をすかし、人のものを奪ってしまう気持ちが容易に理解できる程、貧困にあえいでいました。後塵を拝すと、常に物にありつけない、泣き言を言わず自分で切り拓くしかない状況が長く続いたのです。

2.経営者・リーダーとして、こころにしみたあの言葉

この様な環境の中で私のこころに自然と、「二番手になってはいかん! 」(誰かの後ろにいて依存するということは最もリスクが高い)というスタンスが醸成されていきました。
リーダーとして、先頭に立ち、事業の舵を取る。─そして、支えてくれるまわりのメンバーや家族、社会に幸せをもたらす立場。そここそが自分の立つ場所ではないかと考えるようになったのです。誰かに依存するのではなく、自らが柱になる生き方に自然と導かれました。

3.人生・事業で何がシフト(転換)したか

苦労が人間を強くする”ということを、永年の人生を振り返ってしみじみと感じます。

我々経営者は誰からも何も言われない。しかしふつふつと熱い想いがこころの底から湧き上がってくる──その原点は幼少期からの体験に育まれたのでしょう。まさしく経営者としての、リーダーとしての器を、あの時の苦労が形作ってくれた様に想い、今はただただ感謝です。

4.水野が直接お聴きして感じたこと

「リーダーとしての器を開発する」──ために、

  1. 苦労に立ち向かう
  2. スキルよりスタンスに磨きをかける
  3. 幼少期の体験との関連を振り返る

ことが大切であることを実感する素晴らしいご体験談であった。

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