「伝える」でなく、「伝わる」話し方が、組織力を高める!【理解するから理解される】

経営者に必要なノウハウ

「伝える」でなく、「伝わる」話し方が、組織力を高める!【理解するから理解される】

2019年3月6日

伝えても伝わらない経験、多いですか少ないですか?

  • 「ついつい『前も言ったけど』と、部下に言ってしまうことが多いですね」
  • 「伝わってないことが多く『どうしたら伝わるのか』と、いつも考え込んでしまいます」
  • 「方針や計画が伝わることは大切なので、何度も言うようにしています」
  • 「伝わったか常に確認しているので、伝わらないもどかしさは今はないです」等々

職場のコミュニケーション誰もが苦戦しています。

「伝える」から「伝わる」へ

水野秀則
水野秀則
皆さん、こんにちは、経営コンサルタント®水野でございます

今回は、伝わらない話し方が、改善されるご提案をします。

「伝わる」話し方とは?

今回は「組織力を高める」ということで、

リーダー自らの「伝わる」話し方を、一緒に考えていきましょう。

まず現場でよくリーダーから聞くのは、

  • 「いや水野さん、伝わらないんですよね」
  • 「色々な指示・依頼をするけれども、意外と伝わっていない」
  • 「ピンボケ仕事に部下がなってしまっていますよ」

ということで 困っている声をよく聞きます。

そういう中で我々リーダーはどうしたら効果的なのか、

ということで一緒に考えて まいります。

私の失敗談:「伝わらない」話し方

まず私の失敗体験を語りますと、

私は以前「これ前も伝えたよね」ということを、すごく部下に言っていたなと思います。

「前も言ったよね」と言ったところで、

  • 1回言えば 聞いておいてもらいたい
  • 2回言えば 実行に繋げてもらいたい
  • 3回言えば それを大切にしてもらいたい

ぐらいの勢いで、

部下・後輩に求めていたのかなと、本当に反省をしております。

その当時は、

「どうしてわかってくれないんだ」

というようなところがやはり、頭にだいぶあったのかなと思います。

これは何より「自分視点」ですよね?

大事なものが欠けていた、それは何か 相手から見たらどうなのか?

相手から見ればどう伝わっているのかというところに、思いが全く無かったように思うんです。

言ったから聞いておいてもらいたい、言ったからやってもらいたいというような、

傲慢な考え方が、極めて強かったのかなと思います。

伝わらないのは、自分自身が本気で伝えるんだというところが、

不足してたなとしみじみ今感じます。

ですから 私の失敗は 振り返ってみると、「伝わらない」話し方だった。

しかも「伝える」というところに終始していて、

「伝わる」っていうことをまったく、意識が飛んでいたんじゃないかなと思います。

「伝える」責任ではなく「伝わる」責任をとる

そして 今も申し上げましたように、この「伝わる」といったところ、

伝える」責任ではなく 「伝わる」責任を取る

ということが大事なのではないでしょうか?

具体的に そのやり方として、まず私がやり始めたのは、

指示・依頼を出した時に復唱する。

「これ大事だからもう一回言うよ」ということで、復唱する癖を付けていったのかなと思います。

そしてさらには現状把握・現場確認ということで、

どこまで伝わったのかな?

そして我々はどこまで共有認識が、できているんだろうかということを、

メンバーと一緒に考えるように、なったのかなと思います。

現在地を捉まえて その上で、

  • 「そしたらここを伝えるよ」
  • 「こっちも伝えるよ」
  • 「これ言ってなくて悪かったね」
  • 「こっちも新たに頂いたから今伝えるね」

というようなところを、

繰り返し伝えるようになってきたのかなと思います。

そしてさらに一番変わったのは、「相手視点」ということで、

それまではこちらの想いを、伝えることが多かったんですけれども、

メンバーの想いであったり、メンバーの困りであったり、

メンバーが考えていることを、まだまだ理解できていなかったのかな?

「理解する」から「理解される」

理解するから理解される。

リーダーが部下のことを理解するからこそ、

上長の想いや計画といったことを、部下も理解してくれるのかなと感じております。

理解するから理解されるということで、

「伝える」責任ではなく「伝わる」責任を。

リーダーとして取ることで「組織力」が、高まっていくんじゃないかということで、

一緒に実践してまいりましょう。

今回は以上でございます。ありがとうございました。

まとめ

【私の失敗】振り返ると、伝わらない話し方だった

  • 「前も言ったでしょ」が、口ぐせだった、私の過去
  • 「どうして、わかってくれないんだ」という自分目線では、何も変わらず
  • 「伝わらないのは、自分が本気で伝えていないから」現在地に気づく

伝える責任でなく 伝わる責任を取る

  • 【復唱】「大切なことだから、いま一度伝えるよ」
  • 【現状確認】「我々は、いま何が共有できていますか」
  • 【相手視点】理解するから、理解される

水野からの問いかけ

水野秀則
水野秀則

  • 相手に伝わる責任、どれくらいとっていますか?(現在地の確認)
  • 日々の依頼や、年度計画がより伝われば、何が変わりますか?

YouTubeでも詳しく解説しています

今回の、「「伝える」でなく、「伝わる」話し方が、組織力を高める!」について、

YouTubeでも、わかりやすく解説しています。

ぜひ、動画でも「「伝える」でなく、「伝わる」話し方が、組織力を高める!」について理解を深めてください。

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