リーダーシップを開発する上で、経験が少ないことを強みにする簡単3つの方法 vol.6

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リーダーシップを開発する上で、経験が少ないことを強みにする簡単3つの方法 vol.6

新任のリーダーになった時、誰もが初めから経験やスキルが十分にあったわけではありません

このような時、リーダーとして部下や後輩にどう接すればいいのでしょうか。

リーダーらしくしないといけないと、背伸びをし過ぎてしまっている?

知識や経験を身に着けることにやっきになり、目の前のスタッフに目がいっていない?

経験やスキルが不足する中、新任リーダーがリーダーシップを高めるにはどうしたらいいのか。

今回は、経験が少ないことを強みにする3つの方法をご提案します。

リーダーシップは経験・スキルがないと発揮できない? 

水野秀則
水野秀則
皆さん、こんにちは、経営コンサルタント®水野でございます

特に新任のリーダーの方々から

  • 「自分はまだ経験がないから…」
  • 「スキルがないから…」

といったご相談をよく頂きます。

そこで今回は「経験が少ないことを強みにする3つの方法」について、お話ししてまいります。

経験・スキルがなくてもできる!カンタン3つの方法 

 1.リーダーの言い訳を吹き飛ばす、即使える言葉「~こそ」

まず1つ目は「だから」という言葉。

だからという言葉が出ると、どうしても言い訳になりがちかなと思います。

「時間がないからできない」

「若いからリーダーシップを発揮することが難しい」

「経験がないから先輩や上司に意見が言えない」

このようにだからの後ろに続く言葉は、否定的になりがちです。

そこで1番目の提案は、

だからの後に「こそ」をつける!

ということです。

経験がないから「こそ

スキルがないから「こそ

ということで、だから「こそ」と伝えていけば、

その後には、肯定的な自分なりの意見が出てくるのではないでしょうか。

まずはものの見方を「だからこそ」ということで、変えていきましょう。

経験がない、スキルがないということは、決してマイナスではなくて、

だから「こそ発揮できるものもあるのではないでしょうか。

ない「から」と言って逃げるのではなく、

ないから「こそ」できることがないか、ご自身で考えてみてください。

 2.リーダーの孤独や独り相撲を打破する「教えてください!」

2番目は「教えてください」という言葉です。

これを先輩・上司に対して言えるかどうか。

さらには後輩・部下に対して「教えてほしい」と本音を伝えられるかどうか

 リーダーになった以上は、すべて部下・後輩以上のものを持っておかなければいけない

という呪縛に陥っている方って、すごく多いのかなと感じています。

かつては、私自身もそういうところがありました。

すべて知っておかなければいけない。

すべて後輩・部下よりできなければいけない。

と逆に行き詰まってしまっているリーダーが多いのかなと思います。

リーダーはすべてを知っておかなければいけない

というのは思い込みです。

最初からすべてできるわけではないですし、その必要もありません。

一番大切なのは、

チームを良くしたい、チームやメンバーを輝かせたいという想いです。

それを実現するためには、やはり分からないことをそのままにせず、

相手が誰であろうと素直に「教えてください」と言える姿勢が重要ではないでしょうか。

経験が少ないから「こそ」多くを得ることが必要なのです。

 3.リーダーとして信頼される「私はこう思います!」

3番目は「私はこう思います

という自分なりの意見を言えるかどうか。

これが我々リーダーにとっては大事ではないでしょうか。

経験がない時に「こう思う」とはなかなか言いづらいかもしれません。

そこにはやはり正解を言わなければいけない。

リーダーはすべてわかっていなければいけない

という呪縛があるのではないでしょうか。

その呪縛を取り払って、自分は「こう思う」と言う。

正解探しをするのではなくて、

自分の感じた事を率直に伝えていく

自分なりの意思表示がないリーダーは部下・後輩から信頼されません。

「どうしたらいいのかわからない」という気持ちを抱かせることになってしまいます。

「自分はこうしたい」

「こういうチームにしたい」

「こういう形で判断する」

といった意思表示をしていくことは非常に大切です。

スキルがないから「こそ」間違えることもあります。

しかし、仮に間違っていたとしても、

そこからまた学びに繋げることができるのではないでしょうか。

経験が少ない、スキルがないから「こそ」学ぶことはとても大切です。

学ばなければ、成長はできません。

失敗を恐れて意見を言わないリーダーよりも、

自分の意見をしっかり表明する、

そしてそれが間違っていても、それを学びにつなげて成長していくリーダーの方が

きっとより深い信頼を得る、そしてリーダーシップを高めることができるはずです。

合っているか間違っているかという視点や、

正解を出さなければいけない思い込みを捨て、

肩の力を抜いて、「自分はこう感じる」「こうしたい」

という意思を伝えていきましょう。

まとめ

新任リーダーの経験・スキルが少ないことは当然である。

むしろ、それを理由に「背伸びをし過ぎてしまっている」

「目の前のスタッフに目がいっていない」ことの方が問題だ。

経験やスキルが少ないことを強みにする3つの方法は、以下の通り。

  • 1.「だから」という言葉を「だからこそ」に置き換えよう
  • 2. 分からないことは素直に「教えてください」と言おう
  • 3.「自分はこう思う」という意思表示を明確にしよう

リーダーとはこうあるべきだ、という思い込みや呪縛を取り払い、

素直で謙虚な姿勢を忘れず、成長し続けることこそ、リーダーシップを高める近道である。

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