リーダーシップのあなたのモデルは誰でしょうか vol.4

経営者に必要なノウハウ

リーダーシップのあなたのモデルは誰でしょうか vol.4

リーダシップ論をあれこれ語らうことが大切な時ももちろんあります。

しかし、もっと身近で簡単な方法があるのではないでしょうか?

ついていきたい!と思われるリーダーには、何を知っているか(ノウハウ:Knowhow)よりも、

誰を知っているか誰と日々触れ合っているか(ノウフー:Knowwho)が大切なのです。

リーダーシップ論を学びだせばきりがない

水野秀則
水野秀則
皆さん、こんにちは、経営コンサルタント®水野でございます

今回は「リーダーシップを学ぶ、身近で簡単な方法」について、ご提案してまいります。

少し違う視点からリーダーシップを考えれば、

すごく人を惹きつける力、あるいはこの人と一緒に仕事がしたい、

この人と出会えて良かったというような、

リーダーシップを身につけることができるんじゃないでしょうか。

 1.世の中にいっぱいあるリーダーシップ論

「リーダーシップスタイル」や「リーダーシップ論」は

世の中にいっぱいあると思いませんか?

  1. 専制型・放任型・民主型リーダーシップ
  2. 状況対応型リーダーシップ
  3. EQ型リーダーシップ
  4. 変革型リーダーシップ
  5. サーバント型リーダーシップ

等々、本当に色々とあるのではないでしょうか。

以下にそれぞれの概要、または参考書籍を掲載します。

興味のある方はご覧になってみてください。

今回のブログの本題へスキップしたい方はこちらへどうぞ。

専制型・放任型・民主型リーダーシップとは

アメリカの心理学者、クルト・レヴィンは、リーダーシップを3つに分類した。

  • 専制型…リーダーが意思決定し、作業手順も指示する。
  • 放任型…意思決定も作業手順も部下や集団によって行われ、リーダーは関与しない。
  • 民主型…リーダーの支援のもと、集団で討議して方針を決定し、作業要領や手順は部下に委任する。

レヴィンは、民主型リーダーシップが、作業の質、作業意欲、有効な行動などの面で最も有効であるとしている。

※参考書籍:

状況対応型リーダーシップとは

アメリカのリーダーシップ研究の第一人者、ケン・ブランチャードは、

部下やスタッフの発達度や習熟度に応じて、
リーダーシップ・スタイルを変化させていくことが望ましい

と唱えた。

  • 未熟な部下に対する指示型 (directing)
  • 発達初期の部下に対するコーチ型 (coaching)
  • 中堅部下に対する援助型 (supporting)
  • 習熟した部下に対する委任型 (delegating)

※参考書籍:

この本は、私自身が20代後半に強く影響を受け、海外駐在時や日本に帰国して組織の長として
駆け出しだった頃、実践して成果があがった、まさに実践の書です。
とてもわかりやすい本なので、リーダーの皆さんには、ぜひ読んでいただきたい本の1つです。

EQ型リーダーシップとは

アメリカの心理学博士、ダニエル・ゴールマンが提唱した、

成功するリーダーに必要な要素は、IQ(Intelligence Quotient:知能指数)ではなく、
EQ(Emotional Intelligence:こころの知能指数)である

という考え方。

※参考書籍:

変革型リーダーシップとは

アメリカの政治学者、ジェームズ・マクレガー・バーンズは、リーダーシップを2つに分類した。

  • 交換型リーダーシップ…部下をマネジメントする従来型のリーダーシップ。自身の影響力を駆使し、仕事と報酬を交換する契約を結ぶ。
  • 変革型リ ーダーシップ…部下に働きかけて変革を促すリーダーシップ。高いモラルを持ち、部下に目指すべき目標・成果とは何か、その重要性はどのようなものかを理解させ、そこに到達するための方法についてメンバーの気づきや意識を高める。

※参考書籍:

サーバント型リーダーシップとは

1970年に、ロバート・K・グリーンリーフが提唱した哲学。

部下を支配するのではなく、まず相手に奉仕し、その後にチームを先導するリーダーシップのこと。

サーバントリーダーは、第一にサーバントである。

はじめに、奉仕したいという気持ちが自然に湧き起こる。

次いで、意識的に行う選択によって、導きたいと強く望むようになる。

ロバート・K・グリーンリーフ著「サーバントであれ――奉仕して導く、リーダーの生き方」

※参考書籍:

リーダーシップを実践している人物から学ぶ

 1.身近なロールモデルを持つことの大切さ

こうしたリーダーシップ理論を学んでいくこともすごく大事ですが、

私がご提案したいのはズバリ!

モデルとなる人物を決める」ということです。

あの人って素敵だよね、あの人についていきたいよね。

皆さんも私も、そんなリーダーシップのモデルとなる人がいるのではないでしょうか?

その人にロックオンして、

その人の仕草語らい方ものの見方考え方

こういったものを真似していく

これがすごく効果的かなと思っております。

 2.リーダーシップもコミュニケーションの一つ

リーダーシップもコミュニケーションの一つだと、私は感じています。

だからこそ、実践を通じて、いかにそれを高めていくのかが大切です。

リーダーシップ論、あるいはリーダーシップの本は世の中に溢れかえっています。

私の書棚にも、大量の本が並んでいます。

リーダーシップ論やリーダーシップスタイルを学ぶことも極めて大事ですけれども、

身近なモデルを決めて、

その方の色んな仕草や語らい方を徹底的に真似する。

まずは、ここから始めてみてはいかがでしょうか。

モデルを決めて、その人からしっかりと学ぶ、

そして常に学ことが大事かなと思っております。

まとめ

YouTubeでも詳しく解説しています

今回の「あなたのリーダーシップモデルは誰ですか? vol.4」について、

YouTubeでも、詳しく解説しています。

動画を見て「あなたのリーダーシップモデルは誰なのか」、ぜひ考えてみてください。

※ブログの内容を1分にまとめたShorts動画も公開中です。すき間時間にすぐ振り返ることができます。

リーダーシップが高まる、あなたへの問い掛け

  • 1.魅力的なリーダーと言われて、脳裏に浮かぶ方は?(現在地の確認)
  • 2.そのリーダーとの、どのような出来事や声掛けを覚えていますか?
  •     例1) 温かく厳しく叱ってくださった場面
        例2) こちらが悪かったのに、逆に「ありがとう」と言ってくれた場面

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