リーダーシップを開発する上で、意外と見落としがちな大切な一つの視点 vol.5

経営者に必要なノウハウ

リーダーシップを開発する上で、意外と見落としがちな大切な一つの視点 vol.5

2019年2月1日

リーダーシップのあるべき姿はイメージできても、自分の今の実状は意外とつかみにくいものです。

ものごとを成し遂げるために、誰もが目的や目標を大切にしています。

しかし、自分がどこの位置にいるのかが真に分からない限り、そのゴールには到着しません。

目的地と現在地は、セットでないと効果的ではないのです。

リーダーシップのあるべき姿だけが明確になっても、前に進めない

水野秀則
水野秀則
皆さん、こんにちは、経営コンサルタント®水野でございます

今回はリーダーとしての自分の現在地を明確にすることの大切さを、一緒に味わっていきたいと願っています。

リーダーとしての自分はどのような現状か、周りの方の印象と重なっていますか?

リーダーシップを「発揮したいけど、発揮できていない」に歯止めを

 1.リーダーシップを「発揮」するための、もう一つの視点

水野秀則
水野秀則
リーダーシップを「発揮」できていますか
リーダーシップ理論は学んだものの、現場に生かせていない
受講生
受講生
リーダーシップを発揮したいけど、なかなか揮できていない
受講生
受講生

このような声を、よくリーダーの方々から伺います。

明確な「目的」があるのに、それを実現できていない。では、どうしたらいいのか。

そんな時、私は「もう一つの視点」をお伝えしています。

それは、「現在地」という視点です。

 2.自分自身が今「実際どうなっているのか(現在地)」を深めていく

理想や目標(目的地)は、自分が決めれば明確になります。しかし、

自分自身がどうリーダーシップを発揮しようとしているのか

リーダーとして、どういう特性があるのか

というのは、なかなか分かりづらいのではないでしょうか。

だからこそ、この「現在地」を深めていくことが、すごく大事な視点なのかなと思っております。

リーダーシップのあるべき姿はイメージできても、自分自身の振る舞いは分かりづらいものです。

自分自身の「リーダーとしてこうやっていくんだ

リーダーとしてこういうことが大事なんだ」という目的地が見えたら、

次は、自分自身が今「実際どうなっているのか」という現在地を深めていく。

その2つのセットで、結果ゴールにたどり着くのではないでしょうか。

では具体的に、この「現在地」が見えてくるために、私たちは何を見直せばいいのでしょうか?

「現在地」をつかむために必要な、3つの提案

 1.表情・態度・しぐさ

1つ目は、自分自身の「表情・態度・しぐさ」です。

私も武道をやっていたということで(理由にもならない理由ですが…)、眉間に縦ジワが寄っているため、ちょっと強面という風に取られがちなのかなと思います。

部下、後輩、スタッフは、リーダーである自分自身の顔を毎日毎日見ています。

自分の表情・態度・しぐさを、今一度見直してみましょう。

例えば、しぐさでいえば、多いのは「腕組み」です。

会議に行くと、上長の方がずっと腕組みをしておられるという姿をよく見かけます。

ご本人はあまり意識されておられない。

寒いから、あるいは手がだるいからかも分かりませんが、

こういう姿勢は、部下から見れば、

否定の合図・拒否の合図・冷たい合図と取られかねないのではないでしょうか。

ですから、まずは「表情・態度・しぐさ」に違いを生み出していく。

あるいは、自分自身がそもそもどういう表情・態度・しぐさになっているのか、

これを一緒に見つめてまいりましょう。

 2.口ぐせ

2つ目は、自分自身の「口ぐせ」です。

難しい」あるいは「忙しい」とばかり言っていませんか?

あるいは「大変だ大変だ」という言葉をたくさん使っていませんか?

その人の口ぐせというのは、割と決まっています。

しかし、自分自身では気づいていないことが多いです。

周りの人に聞いたり、自分自身で意識したりすることから、

自分の「現在地」を深めていかれてはどうでしょうか。

 

※水野秀則の著書「上司の“口癖”から変える、部下が育つ報・連・相の受け方」のPDF版は、

 以下から無料ダウンロードできます。(研修等で使う場合は、小冊子版が便利です)

 知らず知らずのうちに口にしている、部下への効果的ではない言葉

 意識して取り組むことで効果が上がる言葉を多数ご紹介しています。

 

 3.定例の社内行事での立ち振る舞い

3つ目は、会議や朝礼など、職場の定番で取り組んでいる

「定例の社内行事」において、どのような立振る舞いをしているのか。

先ほどもお伝えしたように、会議中ずっと腕組みをしていませんか?

朝礼では、どのような言葉を発しているでしょうか?一方的に話していませんか?

こういったところから、自分の現在地を浮かび上がらせていくことで、

リーダーとしての「目的地」と「現在地」がセットになって

リーダーシップを「発揮」しているというゴールに近づいていくのではないでしょうか

 

※弊社YouTubeの「会議シリーズ」では、会議体の見直しについて、ご提案しています。
 合わせてご覧ください。

まとめ

  • リーダーシップのあるべき姿(目的地)はイメージできても、自分の今の実状(現在地)は意外とつかみにくい
  • しかし「目的地」にたどり着くためには、「現在地」とセットで考えないと効果的ではない

「現在地」をつかむためには、

  1. 表情・態度・しぐさ
  2. 口ぐせ
  3. 定例の社内行事での立ち振る舞い

を見直すことが大切。

リーダーシップを「発揮」できているというゴールに向かって、

ともに前進していきましょう。

YouTubeでも詳しく解説しています

今回の「リーダーシップを開発する上で、意外と見落としがちな大切な一つの視点 vol.5」について、

YouTubeでも、詳しく解説しています。

ぜひ、動画でも「リーダーとしての自分の現在地を明確にすることの大切さ」について理解を深めてください。

※ブログの内容を1分にまとめたShorts動画も公開中です。すき間時間にすぐ振り返ることができます。

リーダーシップの発揮が進む、あなたへの問い掛け

水野秀則
水野秀則

  • リーダーシップの発揮が仮にまだ充分に進んでないとすれば、何が障害になっていると感じますか?
  • 自分のリーダーとして、どのような位置に立っていますか?

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