松下幸之助氏の名言、心を定めるに学ぶリーダーシップ vol.3

経営者に必要なノウハウ

松下幸之助氏の名言、心を定めるに学ぶリーダーシップ

経営の神様」と言えば・・・?

パナソニック(旧:松下電器)の創業者である、松下幸之助さんですよね。

幸之助さんは数多くの名言で多くの人に影響を与え、

会社で、そして社会でリーダーシップを発揮された人物です。

その「」はどこにあったのか、

幸之助さんの名言を味わい、その想いを一緒に深めてまいりましょう。

経営の神様、松下幸之助名言を味わう 

水野秀則
水野秀則
皆さん、こんにちは、経営コンサルタント®水野でございます

今回は経営の神様、松下幸之助さんの名言について、その想いを深めてまいります。

 1.「人をつくる」ことはなぜ大切か

幸之助さんと言えば、次の言葉が有名ですよね。

松下電器は人をつくるところでございます。

あわせて電気製品をつくっております

パナソニック公式サイト「松下幸之助一日一話」

人をつくる」ことはすべての経営者、リーダーにとってすごく大切なことです。

どんな製品をつくっていても、どんなサービスを提供していても、

その製品やサービスをつくっているのは、「です。

これに通じる言葉をもう一つ、ご紹介します。

私が若い頃に、奈良にある酒造メーカーの社長さんから教えていただいた言葉です。

「1年を計る人は花を育てる」

「10年を計る人は木を育てる」

100年を計る人は、人を育てる

※中国の古典「菅子」の一節「一年之計、莫如樹穀、十年之計、莫如樹木、終身之計、莫如樹人」を参照

いくら良い製品やサービスを持っていても、

それをつくる人、売る人を育てられなければ、

長期的な成功は成し遂げられないのではないでしょうか。

分かってはいるが、なかなか実践できていない

そんなリーダーも多いと思います。

 2.「心を定める」に込められた想い

そこで、今回は幸之助さんの名言のなかから、

心を定める」という言葉を、皆さんと一緒に深めていきたいと思います。

リーダーシップを発揮する上で、「心を定める」というこの言葉。

これを聞いて、皆さんは何を感じますか?

すごく重い、すごく重要な感じが伝わってまいります。

この「心を定める」という想いを深めるために、

私がよく問いかけていることが2つあります。

「心を定める」という想いを深める、2つの問いかけ

 1.「決定」と「決心」の違いとは?

1つ目の問いかけは、

「決定」と「決心」の違いは何か

我々リーダーは、基準を明確にして判断をするというのが仕事です。

会議の決定事項とは言いますけれども、会議の決心事項とは言わないですよね。

ですから、この決定と決心の違いというのは、すごく重みがあるのかなと思っております。

「決定」とは周りと一緒に決めたもの。

だけれども、自分自身が本当にこれをやるぞ!という心が定まってない時もあります。

「決心」とは、自分が心を定めたもの。

字面は似ていても、意味はまるで違うのです。

 2.リーダーとして、決定しているけど決心していないものは?

2つ目の問いかけは、

決定しているけど決心していないものは何か

これがあるからブレが生まれてしまうのかなと思います。

決められているんだけれども、

自分もそっちの方に行こうと思うんだけれども、

自分の本心から、自分の覚悟でこれをやっていくんだ!

というものが決まっていない。

そういった時にブレが生じたり、

あるいは頓挫してしまったりするのではないでしょうか。

ブレはロスを生みます

回り道をして余計な時間がかかったり、

力を奪われそこで中断・挫折してしまうことがあります。

「決心」することでリーダーシップを発揮する

 1.「決心」がブレをなくし、突き進む勇気・元気を生む

こういう中で「心を定める」という言葉がより深まってくるのではないでしょうか。

「決心」というものが、ブレをなくして、突き進む勇気や元気を生みます。

大切なのは、

やらされ感ではなくてやっている感

自分自身が「決心」してこれをやっているんだ。

親から言われた、あるいは先代から言われた、

色んな人から言われたのではなくて、

自分がリーダーとしてこれをやりたいんだ

このような「自分の決心=心に定めたこと」を周りに伝えていくことで、

リーダーシップを発揮して、

周りに影響を与えていくことができるのかなと思います。

人は自分が決めたことはやろうとするのではないでしょうか。

だからこそ「決定」ではなく「決心」

そして「心を定める」ということがすごく大事なのだと思っております。

 2.自分の想いを文字にして、言霊にしよう

心を定めたら、次は文字に起こすこと、

文字化することが効果的かなと思っています。

人の心は移ろいやすいとよく言われますけれども、

1か月3か月1年3年経てば忘れてしまう。

常に自分の拠り所とするために想いを形にして書き記す。

そして自分自身に言い聞かせることで、

ブレが収まってくるのではないでしょうか。

その言葉をしっかり味わい、何度も自分で口にして、常にその想いに立ち戻る。

そうすることで、あなたの言葉=決心(心を定めたこと)には、

言霊という魂が宿ってくるのではないでしょうか。

まとめ

経営の神様、松下幸之助さんの「心を定める」という想いを深めるための2つの問いかけ。

  • 1.「決定」と「決心」の違いは何か
  • 2.決定したけれども、決心していないことは何か

「決定」とは、周りと一緒に決めたもの。

「決心」とは、自分が心を定めたもの。

決定しているけど決心していないもの、それがブレを生じさせてしまう。

人は自分が決めたことはやろうとする

だからこそ、「決定」ではなく「決心」

そして「心を定める」ということがすごく大事なのである。

決心したことは「文字」にして、口に出す

そうすることで、あなたの言葉=決心には言霊という魂が宿っていくはずだ。

YouTubeでも詳しく解説しています

今回の「松下幸之助氏の名言、心を定めるに学ぶリーダーシップ vol.3」について、

YouTubeでも、詳しく解説しています。

ぜひ、動画でも「心を定める」という言葉について理解を深めてください。

※ブログの内容を1分にまとめたShorts動画も公開中です。すき間時間にすぐ振り返ることができます。

経営の神様に学びリーダーシップが高まる、あなたへの問い掛け

水野秀則
水野秀則

  • 決定しているが、意外と決心していないことは?(現在地の確認)
  • 名言「心を定める」と聞いて、どのような人物のブレない姿勢が浮かびますか?

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