職場に配属された新人が、指示待ちで困っている。
入社当時はまだしも、3か月も、半年も経っても続いている。
この様なお悩みは、よく、人事や上司の方から伺います。
ズバリ、何があればよいのでしょうか?
今回は、受け身型の人材が、自立型に自然となってしまう、
立ち位置の醸成をお伝えします。
自立型人材と、依存型人材の決定的な違いとは?

今回は新入社員の積極性ということで、一緒に考えてまいりたいと思います。
よく経営の現場を歩いてますと、現場配属されたにも関わらずですね、
とにかく新入社員が指示待ちで困ってるんだよ、という声をよく聞きます。
上長の方、あるいは、人事の方、あるいは経営者の方からですね、
この指示待ちをどうしたら、やはり変えていくことができるんだろうか?
自立型人材に、なんとか育っていってもらいたいという願いを持っておられる、
リーダーの方が、すごく、多いのかなというふうに思っております。
そこでこの自律型人材と、依存型人材、
決定的に、何が違うと皆さんは考えられるでしょうか?
働くとは、端を楽にすること
私は、まず、
この自立型と依存型ということで、
違うのは現象面から言えば、やはり、
不平不満が、依存型傾向の人はすごく多いのかなというふうに思っております。
ですから、新入社員の時に、学生から社会人になる切り替えが、やはり、できてないのかなと、
一言で言えば、やはり、
「働くとは、端を楽にすること」なんだと、
学生のときは、授業料を払う、そして社会人であれば、その、給料をもらうっていうようなね、
具体的に言えば、受益者ということで、
何かお金を払う、学生のときは払う代わりに、益となるものをもらってた、
授業でいろんな学びを教えてもらうとか、そういった部分が、学生でございました。
そして翻って社会人っていうのは、なによりも、稼いでですね、
提供する、サービスを提供する、ものづくりをしてそれを提供する、
提供者に代わっている、受益者から提供者に変わっている。
ここが、切り替わってないがためにですね、
何をしてもらっても、当たり前、何をやってもらっても当たり前、教えてもらっても当たり前、
っていう風な気持ちからなかなか抜け出せない、だからこそ受け身であり、待ちの姿勢で、常に周りが何かやってくれることを、期待をしている部分があるんでしょはないんでしょうか。
だからこそ、こういう依存型のスタッフ、社員はですね、不平不満を常に感じている、あれをしてくれないっていう、くれない族になったり、
不平不満が常に、くすぶってて、挙句の果ては、辞めてしまうというところではないでしょう
か?
だからこそ、まず1番目には、「働くとは端を楽にすることなんだ」というこの考え方をですね、新入社員と共有していくと、これをご提案をさせていただきます。
質問も、新入社員の大事な仕事
そして2つめはですね、これは現場での具体的な場面ですけれども、やはり、報連相っていうことは、よく報連相ができる人材を育ててもらいたいという声を、よく聞くんですけども、
私はそれ以上に大事なのは、指示受け、このタイミング、この瞬間かなと思っています。
報連相っていうのは終わってから、報連相ですけども、指示受けっていうのは、スタート段階なんですね。
スタート段階に、どれだけ新入社員と、我々、上長が、
きっちりと握ることができるのか、ということが大事ではないでしょうか。
よく、新入社員に指示を出して、「はい、わかりました」っていう元気なのはいいんですけどね、
「何が分かったの?」って言ったら、しどろもどろになる、そんな新入社員、あるいは新人を目の当たりしたことは皆さんも、なかったでしょうか?
だからこそ、この指示待ち、指示を出した時に、新入社員が指示を受けた時に、
どういう姿勢が大事かというと、やはり、
「質問も新人の一つの大事な仕事なんだと」
もう一度、いいます。
「質問も新入社員の大事な仕事なんだ」ということをですね、
やはり共有しておくことが大事ではないでしょうか。
もちろん上長が、甘えてですね、「これやっとけ」っていうような形でですね、
大きな、不明確な、そういった指示を出すということに、あまんじてては、もちろんダメですけれども、
やはり上司とて、人間でございますので、明確な、バタバタしててですね、言い忘れたりとか、言い漏らしたりとか、そういうこともあります、だからこそ新入社員と一緒に、
明確で的確な指示であり、依頼をですね、一緒に作っていくっていうようなスタンスを、育んでいくことが、大事ではないでしょうか。
ですので、2番目の提案としては、指示受け時にですね、
「質問も新入社員の大事な1つの仕事なんだ」
「これはいつまでにやればいいでしょうか?」
「これはどういうようなゴールイメージでしょうか?」
「これはステップとしては、今、ご指示いただいた部分で言えば、3つあったと思いますけど、これで間違いないでしょうか?」とか、
そういうような、確認あるいは質問、これをする事をですね、新入社員と一緒に、
上長は作っていくということが大事ではないでしょうか。
そういうことで、2つ申し上げました、働くとは端を楽にすること、
そして指示受け時に、質問も新人の大事な1つの仕事じゃないかということをですね、
ぜひ2つ、取り組む中で、この依存型傾向の社員ではなくて、
自立型の社員を一緒に作ってまいりましょう。
はい今日は以上でございます。今日はここまでです。

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まとめ
働くとは、端を楽にすること
- 学生から社会人:受益者から提供者へ
- 授業料を払うから、給料をいただくへ
- 自分の当たり前病に気づく(やってくれて当たり前、教えてくれて当たり前)
- 依存型は、ありがとうという意識が少なく、これが足りない、あれが足りないと不平不満が多い
- 依存型は、~してくれないという「くれない病」発症
指示受け時に、質問も新人の1つの仕事
- 「はい、わかりました」と、返事だけはいい部下には注意
- 上司や先輩が全て正しいわけではない、ましてや、いつでも的確でもない、指示や依頼を出せるとは限らない
- 報連相も大事だが、そもそも指示受けができていない(スタート段階でピンボケの可能性)
- 当然、仕事の出来栄えは期待のものと、離れがち
自立型人材が育成される、あなたへの問いかけ

- 依存型人材と自立型人材、何が違う?(現在地の確認)
- 自立型で居ることの新人のメリットは?
YouTubeでも詳しく解説しています
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