部下や後輩から出てくる、言い訳。
実は、われわれ後継者・次世代幹部が、部下がそうせざるを得ない、質問をしてしまっているのかもしれません。
これまで、何かが起これば、その理由や経過を部下から探り、次回に活かしていこうとする。
当たり前に行っている、原因と結果の構図。
それを代表する言葉「なぜ」を一緒に見つめていきましょう。
それをした理由を部下から知りたい時、どう訊(聞)く?

今回のシリーズ「人がついてくる7つの口ぐせ」ということで、
「なぜ」についてお送りします。
なぜできなかったのか?
今回の口癖は ちょっと長いです。
私はこれを一番使っていたんじゃないかな、と思いますし、
時々やはり感情の起伏があって、その時にも出てくるのかなと思っております。
それは何かというと、
「なぜできなかったのか?」という、この言葉なんですね。
もう一度言います。
「なぜできなかったのか?」
私は関西出身ですので 関西弁で言えば、
「なんでできひんかったん?」
こんな言い方でしょうか?
「なぜできなかったのか?」
これも今までの口癖と同じで、どうでしょう皆さん?
「え?何がダメなの?」もちろんダメではないです。
理由を聞いているわけですから、それが効果的な場合もたくさんあると思います。
3箇所 変えてもらいたいところがあります。
「過去形」「否定形」「なぜ?」の3箇所を変えてみる
1つは 「過去形」、「なかった」ということで過去形になっています。
そして2番目は「否定形」で聞かれています。
「ない」ということですね。2番目が「否定形」。
そして3番目が「なぜ」という、この言葉です。
- 「過去形」
- 「否定形」
- 「なぜ?」
「理由聞いているのに何がいけないんですか?」、こういう風によく言われます。
もちろん 何回も言うようですけれども、いけないわけではないです。
ですけども自分がそれを受けた時に、どういう気持ちになるのかを、
皆さんと今 体感をしてもらっている、ところでございます。
ですから「なぜ」と聞かれるんで、理由を聞きたいのであれば、
「どのようにすれば」とか、「何があれば」というようなところで、
言い方を変えていく。
そして未来志向であり、かつ肯定形で聞く。
そうしたら 例えば、「こういうのはいかがでしょうか?」
「どうしたらできるだろうか?」
「何があればできるだろうか?」
こういう風になれば対策が、
部下・後輩から、すっと出てくるんではないでしょうか?
そういうことで今回は、「なぜできなかったのか?」から、
「何があればできるのだろうか?」
「どうしたらできるのだろうか?」
こういう口癖にすれば、
職場であり後継者の皆さんと、ともに歩む皆さんが、
どういう風に変わるのか?
これをぜひ会議であるとか、ミーティングであったり、
マンツーマンの打ち合わせ等で、使って頂けたらと思っております。
今日はここまでです。
そして最後にいつものメッセージ。
「過去と他人は変えられないけれども、自分と未来は変えられる」
これを皆さんにお送りし確認して、終わらせていただきます。
また次回。
まとめ
部下に言い訳が多い真の理由とは?
- 理由や原因を訊きたい時、使っている言葉
- 部下に言い訳が多いと感じる時はありませんか?
- 原因があるから結果がある、変化が激しい時代に、それって効果的?
なぜという言葉の語感って?
- 「なぜ?」と訊かれて、身構えることってないでしょうか?
- さらには、責められている様な、気持ちになりませんか?
- 原因と対(つい)になる言葉って、結果だけでしょうか?
- 原因も結果も、過去の(時制の)言葉
- どの様な理由で、出来なかったのか?
- どの様にすればできるのか?
- 何があれば出来るのか?
- 原因と対策
- 過去と他人は変えられない、自分と未来は変えられる!
水野からの問いかけ

- なぜ?という言葉で質問を受けた時、どの様な気持ちになりますか?
- 「なぜできなかったのか?」と問われ、スタッフや部下はどの様なスタンスになっていると推察しますか?
YouTubeでも詳しく解説しています
今回の、「「なぜできなかったのか?」人がついてくる7つの口癖」について、
YouTubeでも、わかりやすく解説しています。
ぜひ、動画でも「「なぜできなかったのか?」人がついてくる7つの口癖」について理解を深めてください。
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