連載「新入社員が企業を変える?!」第1回
仕事に情熱を傾け、真剣に取り組む上で一番大切なことは? ― 仕事と人生は表裏一体
関東食糧株式会社 代表取締役社長 臼田真一朗氏 インタビュー(Part 2)
前回インタビュー記事Part 1では、社長の臼田様が新人・若手社員に懸ける思いを、おきかせいただきました。その思いを実現していく中で、取り組まれている「新人研修」。入社前に新人を預けられる場について実感いただいていることとは・・・?
例えば、日帰り研修でなく合宿研修であることをどう感じておられますか?
合宿型で寝食を共にすることで、参加者の相互理解が深まります。また、丸一日を通して、自分を見つめ直す機会ですね。他人とのかかわり、社会とのかかわりについてしっかりと向き合う取り組みの中で、参加者同士のお互いの良い関係を築ける場にもなります。
さらには、新入社員だけでなく若手と一緒に、双方向対話で学び高めることについてはいかがですか?
双方向対話スタイルで、お互いに刺激し合えることが一番だと思います。新入社員にとって、社会人経験を経ている若手社員は全く違う人に見えますし、若手にとっても新入社員は全く別。普段は業務が忙しくてなかなかできない対話をすることによって、学びの多い研修になっていると感じます。
事前課題(お取組み)があることについて、どのように感じておられますか?(パートナー要望書、人生曲線等)
パートナー要望書では、普段は聞けないこと、大切な方から自分はどう見られているのかということを、改めて書面で見るところに、多くの感動があります。(私も3日間の合宿研修で体験しています。)パートナーからの要望や自分の足りないところを、自分の変革に使えます。
人生曲線では自分の生い立ち・どんな場面があったのか、視覚的に振り返れることが非常に良い。ためになる本の紹介をしていただけるのも、非常に良いと感じております。
単なるビジネスマナー等だけでなく、人生の視点から仕事を考えたり、人生の目標や意識を高めることの取り組みがあります。そのことについて、どのように感じておられますか?
派遣する研修会社や、人財育成をゆだねる講師にお願いしている、一番のポイントがこれです。人生長く生きていく中で、仕事と自分の人生は表裏一体です。人生という大きな枠組みの中でどういう風に仕事に取り組んでいくのかが、一番大切なこと・大事なポイントと考えています。
三日間同じ講師(水野)が担当をさせていただきますが、講師へのメッセージなどございましたら。
いつも信頼し、お師匠さんのように思っているので、これからもよろしくお願いします。多くの刺激と気づきをどんどんいただきながら、わが社自身も成長していきたいと思っています。
(Part 2 終わり 次回 Part 3 に続く)
長い人生でどのように仕事に取り組んでいくのか?皆様は、新入社員・若手社員の方に、どのようなことを一番大切なこと・大事なポイントと伝えていらっしゃるでしょうか?
次回は、社長 臼田様へのインタビュー最終回。実際に社内の新人・若手の方々からどのような変化が感じられているか?人財像や働く魅力、貴重なメッセージをお伝えしてまいります。