書籍「響き合うリーダーシップ 」に学ぶ、共感・共鳴・共創 <2>

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書籍「響き合うリーダーシップ 」に学ぶ、共感・共鳴・共創 <2>

2015年10月8日

ビジネスを快適にするギア!
ここに興味を惹かれる方をとりこにする
ハーマンミラー社のアーロンチェア!
社会に素敵な家具を生み出し続けた偉大な父を引継ぎCEOになった後継者が
貴重な(資産ではなく)遺産を残した。
それが最も働きがいのある企業、最も称賛される企業であり、
それを実現したリーダーシップスタイルだ。
我々組織のリーダーで、この教えに触れないのはもったいないのではないか!

皆さん こんにちは 水野です。

今回取り上げたアメリカのハーマンミラー社をどの程度ご存知だろうか?
多くのファンがいる、、、あのアーロンチェアを開発した会社である。

アーロンチェア

このイスの商品がどの様なものか、この会社が伝えているメッセージを少しだけご紹介しよう。

「史上最も有名な、人間工学に基づいてデザインされたワークチェア。
ユーザーの身体の曲線に沿い、通気性のあるメッシュ素材の「ペリクル」を初めて採用。
その評価を絶対的なものとしました。あらゆる体型にフィットし、しかも熱をこもらせず、仕事への集中度を高めます」

誰しもが「あの椅子だ!」という感じではないだろうか。
こだわりのオフィス空間や、集中力が少しでも高まるイスを探している人々。
経営者や役員、ビジネスマンであれば尚のこと、
直接触れたり、さらにはオフィスに備え付けている方がきっといるに違いない。

しかし、今回の本題はギアの紹介ではなく、
この素敵なチェアを生み出す人や、その人を育む組織の土壌は、
どの様なものであったのか、というものだ。
これを見つめる上で最適なのが、
偉大な父の後を継承し、さらに不動のブランドに押し上げた後継CEOが残した1冊の本だ。

前回のブログ:書籍「響き合うリーダーシップ 」に学ぶ、共感・共鳴・共創 <1>

初版は1987年なので、かれこれ30年近くがすでにたとうとしている。
が、今回のブログテーマにある邦題はもとより、
英語の原題がとても魅力的だし陳腐化をまったく感じない。

それは、Leadership Is an Art
最初この本を取り原題を見ただけでも、何かワクワクする感じがあった。

さらに中を読み進めば、

・真のリーダーは部下の潜在能力を最大限にまで引き出す

・リーダーシップは科学というより、『伝承』である
情報の蓄積というより『関係の構築』

・優れたリーダーシップの「しるし」は、部下の中に現れる

・リーダーにとっては、指標、目標、変数、最終収益を知ることの他に、
「個性」を認めることが大切 そしてこれは人々の「才能」「力量」「スキルの多様性」を
理解することから始まる

・方針や業務より、(ハーマンミラーとしての)自分たちの『信念(価値観)』を優先

・コミュニケーションの機能は、「教育する(引き出す)」と「解き放つ」

この本はただ単に読むものでも、理解するものでもない。
実践の書であり、常に手元に置き、自分のリーダーシップを見つめる鏡(の様なもの)だ。

文字量の少ない194ページの言霊に触れる度に感じることは、

1)リーダーシップは、テクニックやスキル(もちろん知識)でなく、スタイルであり価値観であること

2)働きがいのある組織を生み出すには、一方通行ではなく「一緒に」がキーワードであり
  共感・共鳴・共創が大切

リーダーシップだけでなく、ハーマンミラーのスタイルに関心をもたれた方は
以下ご参照ください。

ハーマンミラーが大切にしていること

問題解決のためにこそデザインはある!   (*私、水野が好きな言葉の1つです)

ハーマン ミラー物語 イームズはここから生まれた

東京 丸の内に行かれた際には、ストアを訪れぜひ体感を!

時間がなくウズウズしてきた方は、、、(笑)

(水野秀則)

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