「動かないで!」と止められた瞬間に見えてくる、リーダーの対人関係のあるクセ

経営者に必要なノウハウ

「動かないで!」と止められた瞬間に見えてくる、リーダーの対人関係のあるクセ

2015年7月10日

無くて七癖と言われる我々のしぐさや表情のクセ。
リーダーとしてのあなたは自分のどの様なクセが周りとの対人関係力に影響を
与えていると想いますか?
止めようと想いついやってしまうこと、やろうと想っているが実際は
あまりできていないこと、今回はこの様なお話です。

みなさん、こんにちは 水野です。

昨日は東京池袋で、
オープン参加の講座を進めておりました。

タイトルは、「人に伝わり、人が動き、業績があがる、リーダーの決め手!」
というものでした。

2ヶ月に1回定例で開催しており、
お蔭で今回で82回まで継続することができました。

今日は、この講座での出来事を少しお話をします。

この講座の1つの特徴は、2か月間実務や現場で体験した事実やお困りをもって
この講座に参画するというものです。

テキストはありますが、
一番のテキストは一人ひとりが実践された結果(良いも悪いも)です、
というお話をさせていただいております。

そして、リピーター(新任の部門長)で今回で3回目の方から
ある体験(現場での事実)が語られ始めました。

「新規の組織が立ち上がり、そこでベテラン2名+新人2名で
新しい業務に取り組んでいます」とのこと。

「新人と言っても新卒ではなく、業務として新しいだけで
社歴はあり」とのことです。

4月から業務を進める中で、
すごく困っている訳ではないのですが、
最近意識し関心をもっているのは、チームをさらにまとめるにはどうすればいいか?
というテーマでした。

このテーマを題材に、ケーススタディで皆で対応案を
出しあおうとしていた時でした。

私の口から「はい、そのまま動かないで!」という声が自然と飛んでいたのです。

想いを込めて発表する人の話を聴く姿勢、、、、

ここに、個人別で大きな差があると、
大きく映ったのです。

後方で発表されているその方に、一番前に座っていたある方は、
身体ごと発表者に向き直って、うなづきながら話を熱心に聴いておられました。

また、別の方は発表者にいっさい身体を向けることなく
うなづくこともなく、肩越しに聞いている様子が目に飛び込んできたのです。

ちょうど、この体験談に入る前に受講生の方々とも、

グループとチームの違い?

部下やスタッフに対して、監視ではなく関心をもつ

(自分が先に相手を)理解するからこそ、(相手に自分を)理解してもらえる!
等々、を意見交換していた矢先の出来事でした。

① 部下やメンバーの、意向を聴くこと

② 部下やメンバーに、関心をもつこと

③ 自分の主張だけでなく、部下やメンバーの考えを理解すること 等々

我々リーダー誰もがきっと大切にし、頭では理解していることです。

しかし、決定的に差が開くのは
日常業務の中で、これらを実践しているかどうかです。

自分の聴く姿勢、関心を(相手に)もつ姿勢、理解しようとする姿勢、
どれもこれも自分では見えないですし、意外と気づきにくいことかもしれません。

だからこそ、講座のその瞬間、「動かないで!」と、
動作を止め、ご自身の姿勢を確認していただいたのです。

その後の語り合いの中から

「チーム力を高めるのはそんなに難しいことではない」

「相手に誠実な関心をよせ、そのままを受け止める」

「さらに具体的には、発表者や相手に耳だけでなく身体そのものを向ける」

ということが明確になってきた。

いくら理論的に正しいことを決めても、ハードルが高くてできなければ意味がありません。

だからこそ、すぐに現場で簡単にできることこそを
むしろ徹底して行おうという意見が多く出てきました。

そして何より、前で話す私に対して、熱い視線と身体ごと発表者に向き合う
場面が事実としてその後増えたのは言うまでもございません。

ご受講いただいた方からも、強い刺激をいただきました。

2時間半というお手軽なコースなため、
不十分な側面もあったとは想いますが、
今回もたくさんの気付きをありがとうございました。

次回、9月10日(木)を愉しみにしております。

会議

水野秀則

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