リーダーとして、組織力が発揮される様願っている方は多い。
しかし、その組織力をいかに引き出すのか、現場で苦心をしているというのが
どのリーダーでも共通のものではないだろうか。
先日、実施をした3日間の合宿講座でも
やはりいかにチームをまとめるか、組織全体としての成果や業績をいかに生み出すか
生々しい体験やお困りがでてきた。
そういった中で、カリキュラムの1つであるドラッカーの以下の言葉を噛みしめた時。
一同がふとハッと気づき、リーダーとして当たり前のことをいかに徹底するかに意識が向かった様に想う。
そのドラッカーのシンプルな言葉とは、
『組織がなければマネジメントもない。
しかし、マネジメントがなければ組織もない』
ドラッカーの書籍にはそれまで興味はあったが難解だった、、、と感じていた経営者・経営幹部。
独りで読書という形で字ずらを追っていくだけでなく
講座の中で経営者仲間として一言一句を現場体験と照らし合わせながら読み深める。
あまりにも単純明快なこの言葉、当たり前のシンプルな言葉だからこそ気付くことが多かった様に想う。
「業務の多忙に追われ、組織力を発揮したいといいながらマネジメントそのものに着手してなかった」
「周辺のことはやっていても、マネジメント直接何をやっているかというと明確な取り組みを決めていなかった」
「PDCAは知っていても、それをきっちりと回していなかった」等々
その後も、同著P9 マネジメントの3つの役割
1.組織の特有の使命・目的を果たす
2.仕事を通じて働く人たちを生かす
3.社会の問題の解決に貢献する
をはじめ、マネジメントやマネージャーとして何が大事かを自分のスタンスと対比しつつ深めていったのは言うまでもない。
1)自分の組織にマネジメントが存在しているか?
2)そもそもPDCAはきっちりと回っているだろうか?
自分の立ち位置や現状を深く見つめ、突破口につなげる我々リーダーにとって効果的な取り組みになった様に感じます。
マネジメントが存在しないのは、組織ではないのだ
という当たり前の言葉から。
水野秀則