誰しも他人と自分の違いに気付かないと、行動を変えようとは想いません。
強い現場力をもつトヨタでは、上司と部下ではどの様なコミュニケーションが行われているのか?
その現場の口ぐせにフォーカスした本を、今回取り上げました。
ぜひトヨタの日常と、自分の日常を照らし合わせてみてください。
気づきがあふれてくると感じます。
そこから我々リーダーに求められる、部下との関わり方や声掛けだけでなく、あるものが見えてくるのではないでしょうか。
そのあるものとは?
こんにちは!水野です。
リーダーとしての自分の姿が他人と同じと想っていても、「違うなぁ~」と実感する時ってないでしょうか。
こういった瞬間が多ければ多いほど、自己変革が進むように感じます。
リーダーとして成果を生み出すには、先ず他人との違いを実感することが効果的です。
その中でも、成果を出している人との違いを実感できたならば、後は手本に学び行動を変えていけばいいですよね。
しかし、ここでよく聞くのが
「分かってはいるけど、できないのです」
「実行力が不足していて・・・」
という様な言葉です。
そこで、今回ご紹介のこの本。
成果を出している人ということでは、日本を代表するトヨタの実例で文句なし。
しかも、その現場のやり取りを再現したかのような口ぐせがテーマです。
口ぐせであれば、行動を変えるより
負担が少しは軽く感じられる方も多いと感じますがいかがでしょう。
例えば、トヨタの日常の会話では
「リーダーはやらせる勇気、メンバーはやる勇気」
「問題解決できる能力だけでなく、問題発見できる能力」
「たくさんの量ができる人より、たくさんの種類ができる人」
「あなたは言い訳のデパートだ!」
「安全に関する話が朝礼等で出てこない!」
「修繕と修理の違い」
「標準書は自分が楽になるためにある」
しかし、何より大切なのは、口ぐせの違いを通じて見えてくるものです。
それは、トヨタと自分とのスタンスの違いであり価値観の違いが見えてくるという視点。
このスタンスに違いを生み出すことが
現場力であり業績力、安全力を生み出す源である様に感じます。
例えば、スタンスの違いで強く感じた口ぐせの1つは、
「現場は毎日変化させないといけない」
です。
変わる、変える、ことが当たり前の現場と
「お変わりございませんか」という言葉に垣間見える変わらない
変えない、ことが当たり前の現場。
口ぐせを通じて、スタンスに違いを生み出す。
この本を通じて、自己変革、組織変革のきっかけにされませんか!