経営者インタビュー

連載第4回 三つ目の違い ──真の経営者でいるためのスタンス

今の立ち位置は、どういった視点や考え方の“違い”から確立されたのか?

株式会社高齢社 代表取締役会長 上田研二氏(http://www.koureisha.co.jp/

1. 今の立ち位置が定まっていった流れ 

前職の東京ガスで、営業現場を数多く経験し初めて本社勤務になった時のことです。私は、ガス器具を販売する100社にも及ぶ協力業者の政策を任せられました。この時上司から最初に、「協力企業の発展を支えるのがあなたの仕事」という言葉を掛けて導いていただいたのです。この何気ない言葉はこころに強く響き、その後自分の進む道での大きな礎(いしずえ)であり出発点となりました。
加えて、本田技研工業の創立者である本田宗一郎氏が「よき経営者の条件」として掲げた3つの要素、1)人に好かれる 2)約束を守る3)相手にも儲けさせる。──中でもこの3)番目の視点が、自分自身にパートナーとの関わり方の原点を育んでくれたように感じます。

2.私が想う真の経営者のスタンス

こういった中で、経営の現場では何よりも、己のみだけでなくパートナーと共に成長していくことの大切さを実感したのです。そうしてそれが、私でありわが社の理念である、“人本主義(じんぽん主義:人や人とのご縁を真に大切にする考えや経営観)”や、社員・協力企業≧顧客≧株主、というぶれないスタンスに繋がり、今のように深まっていったことは間違いありません。

3.真の経営者でいるために何が大切か?

また、中小企業のトップと広く深く関わりながら業務を進める中で、中小企業経営者の勘所の様なものがつぶさに見えてくるようになりました。──同じ商品を扱っていて、規模的にも似かよった会社でありながらも、業績や社風に大きな差が生まれている部分があります。その真因は何でしょうか。
「企業は経営者の器で決まる」「バカな大将敵より怖い」ということです。──これを骨身に染みて実感しているかが我々経営者にとって大切なことではないでしょうか。企業において、経営者の器の大きさや柔軟さ等、その重要さは計り知れません。自分が“バカな大将”になっていないか…私自身も、それを常に意識しながら、これからも毎日未来へ歩を進めていきます。  

4.水野が感じた、真の経営者でいるためのスタンス

  1.  相手にも儲けさせる、という視点(協力業者の発展を支える)
  2.  人や人とのご縁を“真に”大切にする
  3. バカな大将敵より怖い、ということを身に染みて実感している

次回最終章: 「組織の長としてこだわり続ける人・銘・書」 ~尊敬する人物、座右の銘、座右の書は?~とエピローグへつづく

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