村上春樹氏「走ることについて語るときに僕の語ること」に学ぶ創造性の源

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村上春樹氏「走ることについて語るときに僕の語ること」に学ぶ創造性の源

2013年12月11日

春樹さんといって想い浮かぶことは何でしょう?

作家、1Q84、ノルウェイの森、ノーベル文学賞(候補)…

私にとっては……マラソン30回以上の完走者であり、サロマ湖100km・トライアスロン走者というイメージが強いかも。

その彼が走ることだけでなく、自らの想いや生き様を伝えたこのエッセイ。

都会の風景を長編で描く創造性の源はどこにあるのか、我々リーダーが身に付けたい、人に影響を与えるというテーマでも学びが多い本ではないでしょうか…!!

創造性の原点 ~明確な哲学とその継続~

村上春樹氏は、小説家になる前、事業家としてジャズバーを創業。

限られた資金の中で若くして人気店までもっていきました。

「経営者は、明確な姿勢と哲学を旗じるしとして掲げ、それを辛抱強く維持していく

という一節が、事業や創作活動の彼の原点である様に先ず感じます。

経営者としての先輩であると共に、社会に影響を与えるリーダーとしても我々の大先輩であるのは間違いがありません。

そこには、単なる想い付きや行き当たりばったりではなく、創造性を生み出す緻密なものがあるのもまた事実なのでしょう。

継続的に創造性を生み出す仕掛け ~走ること~

その筆頭が、ランニングを通じた体調管理であり、ランニングを通じたPDCAをまわすサイクルの様に想います。

「僕は小説を書くことについての多くを、道路を毎朝走ることから学んできた」

「ぼんやりと生きる10年より、目的をもって生き生きと生きる10年。走ることは確実にそれを助けてくれる」

「ランナーになってくれませんか?と誰かに頼まれて走り始めたわけではない」

「痛みは避けがたいが、苦しみはこちら次第」

「人生というハイウエイでは、追い越し車線だけをひたすら走り続けることはできない」

経営者として、リーダーとして走ることの意味を、明確に代弁してもらえてすがすがしさを感じるランナーは多いはずです。

そしてまだ走り始めていない経営者やリーダーでも、この本を手にすると、走ることの面白さを実感されるのではないでしょうか。

この本をリーダーに薦める意味

無から有を生み出す
創造性を発揮する

我々組織のリーダーとして、先が見えない時代に変革を生み出す上で大切なテーマです。

慣れ親しんだビジネスの世界ではなく、あまり接点のない小説を描くという世界、ランニングという世界だからこそ大切なものがこの著作から読み取れるのではないでしょうか。

もちろん東京マラソンを走る方、多くの市民ランナーにも共感を呼ぶ一冊であることは間違いがありません。

今日の問い掛け

1.村上春樹さんといって、想い浮かぶことは?

2.あなたにとって、創造性を生み出す原点や仕掛けは?

水野秀則
水野秀則

1.経営者は、明確な姿勢と哲学を旗じるしとして掲げ、それを辛抱強く維持

2.ぼんやりと生きる10年より、目的をもって生き生きと生きる10年

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