夢を実現する人になる条件 ─ それは重点・集中・徹底の行動

Pocket

1.名言「一年の計は元旦にあり」を実感した事例

新年を迎え、我が家でもここ数年来恒例になっているお正月行事が行なわれた。「書初め」である。小学生の子供が冬休みの宿題として取り組むようになって以来、親もそれに相乗りしている楽しい行事なのである。家族一人ひとりが、一年の抱負を自分の言葉で筆を使って大きく書くのもパソコン時代には非日常的で実に素晴らしいものだ。

一年、三六五日、八七六〇時間に思いをはせ、それぞれが「一年の計は元旦にあり」という想いで、今の自分と向き合う瞬間である。

これまでに何回か経験してきた子供二人を見ていると、今年は一年の計画にただ想いを巡らせるというものとは少し違ったように見えた。それは子供達の次の言葉にあった。「今年はもう一歩頑張ったらできることを書こう!」「書いてもできなかったら意味がないし・・・」「具体的な目標をあげよう」等々。「掲げた計画をいかにやり遂げるか」というところまで意識する余裕がでてきたのであろう。

そういった中、「一年の計は元旦にあり」につながる諺がふと浮かんだ。それは、「一日の計は朝にあり」という名言である。

何事も最初が肝心。だから、しっかりとした計画を年初に立てて実行していくことが、その一年の過ごし方を決定づける。しかし、年一回の計画を立てるだけでは、三日坊主になるのかもしれない。そうならぬためには、三六五回の朝を具体的な計画をもって迎える。「今日は○と○を、○○の気持ちでやり遂げる」という一日一日の意識が重要であると、私は書初めに真剣勝負で臨む中で今更ながらに感じたのである。

2.虫眼鏡を使って、新聞紙を燃やす実験から学ぶ

子供と書初めに取り組む中で、私自身が小学生だった頃の記憶が鮮明に蘇ってきた。それは、3年生の理科の実験のことだ。虫眼鏡を使って、新聞紙を燃やす実験である。加えて、ある場面でこの話をした時「人生で大切なことはこの実験で学べる」と言われた、ある経営者との対話を思い出していた。

火を使わずに新聞紙を燃やすには、まず太陽が不可欠である。自分の力だけではいかんともしがたい環境というものを、味方につける必要もある(取り巻く環境を読む目)。次に、新聞紙の黒いところを探す(重点を決める)。さらには、虫眼鏡と新聞紙までの焦点距離を合わせる(意識を集中する)。

しかし、はたしてこれだけで新聞紙に火が付き燃え上がるのだろうか? そう、焦点があった瞬間から数秒間焦点を固定し続ける(行動を徹底する)ことがポイントなのだ。 成果をあげるには、重点を絞るということに加えて、日々意識を集中し、何より行動を徹底することが大事であるということを私は昨日のことのように思い起こしていたのである。

(それなのに、世の中には少し取り組んだだけで、成果があがらないと途中で投げ出してしまう人がいかに多いことか!)

3.夢の実現に必要不可欠なもの

「将来こうなりたい」、「今年は○○を達成したい」という目標をはっきり掲げた人と、掲げてはいるが何となく不明確な人、目標をまったく掲げていない人。もちろんこの三者の結果は歴然としている。

しかし、果たしてそれだけで夢(計画)の実現には十分なものなのか? 掲げた目標を文字通り掲げただけの人と、毎日の小さな目標に落とし込み意識した人、さらにはそれを毎日着実に行動に移した人で、結果はまるで違うということの確認が重要だ。言うなれば、年初の計画で重点を明確にすることや、日々目標を意識することは、あくまでも実行のための段取りに過ぎず、「行動しなければ何も変わらない」ということを改めて再確認したのである。

4.夢の実現に歩みを進める

計画を練り、今年の重点を明確にすることは夢実現への第一歩になることは間違いがない。しかし、夢へ二歩三歩と確実に進むために、何より計画倒れに終わらせないためには、日々の計画への意識集中と行動の徹底が大切なのだ。

このことを新年の家族揃っての書初め、それに幼少の頃の思い出や記憶をだぶらせて、ひしひしと感じたものである。

今年はこれまで以上に計画の立てっぱなし、新年の抱負の言いっぱなし、物事のやりっぱなし等々、が絶対にないように、原点に返り、『ぱなし』に気付き歯止めを掛けていきたい。

そして「虫眼鏡の実験」に学び、重点・集中・徹底ということの大切さを改めて確信すると共に、何よりやり切り、さらに行動しきる一年にすることを深くこころに誓ったのである。

重点目標を掲げるとともに、日々意識を集中させ、行動を徹底する。この一連の動きの歯車をしっかりとかみ合わせ、確実に自分のものにし実践することで、以前にも増して夢の実現に大きく近づくものと確信を得た新年の書初めであった。

一生の計(夢を実現にするに)は、行動の徹底にあり

あなたご自身は何を感じられ、どのように進めておられますか?

5.夢を実現するあなたへの言葉

  • 「一年の計は元旦にあり」
  • 「一日の計は朝にあり」
  • 「虫眼鏡の実験=環境を読む目+重点・集中・徹底」
  • 「行動しなければ何も変わらない」
  • 「『ぱなし』に自ら気付き歯止めを掛ける」
  • 「一生の計(夢を実現にするに)は、行動の徹底にあり」

6.夢を実現するあなたへの問い掛け

  1. あなたは、夢を実現するにはどういったことが大事だと思われますか?
  2. あなたはどのようにして、行動を徹底する(やり切る・行動しきる)ことをなさっておられますか?

(2019年4月5日リライト)

Pocket

関連記事

人間として人の役に立てることこそが、最高の喜び!

被災をされた皆様や、そのご家族・ご親戚、仕事でお取り組みのある方々に、心からお悔やみを申し上げると共

記事を読む

no image

仕事は“人望”の総決算!

(機関誌108号2009年12月) “あるがまま”でお客様や部下と向き合っているだろうか? 1.

記事を読む

ビジネス本の読み方を変え、名著をリーダーの財産として生かす

1.ビジネス本を読むだけではなく、ポイントを書き写す【事例】 これまでの私の人生を振り返ってみると

記事を読む

no image

言葉が人のこころを動かし、人生を変える

(機関誌43号2004年7月) 言葉には魂がやどる 1.こんな出来事が!  先日、二ヶ月ぶりに

記事を読む

「人生は長いようで短いもの!」という事例を、仕事のタイムマネジメントで活かす

1.「人生80年は25億秒」を実感した事例 ゴールデンウィークも終わった5月のこの時期になると、い

記事を読む

【働き方改革】人に感動を与える仕事は、自らの遊び心やリラックス体験から生まれる

1.人に感動を与える仕事ーーその原点は人の遊び心と感じた事例 4泊6日にわたって、アメリカのラスベ

記事を読む

上司の厳しい愛情が、部下の成長を生む【プロジェクトX山口良治監督の名言に学ぶ】

1.プロジェクトXの山口良治監督の名言に学ぶ ある会社の経営方針発表会の場で、スクリーンに大写しに

記事を読む

社員が本気になるには? それは経営者自らの変化と進化!

1.経営者として常に「自らの姿勢を正す」「自らが変わる」 先日、ある経営者の個別サポートで嬉しい出

記事を読む

no image

出来なかったことを叱るのではなく、やらないことを叱る!

(機関誌128号2011年9月) あなたにとって効果的だと想う、“褒め叱り”とはどの様なものですか

記事を読む

no image

やる気は、「自分が決めている」という意識と企業文化でさらに高まる!

(機関誌59号2005年11月) あなたは、やる気を引き出す上で何が重要だと感じておられますか?

記事を読む

本物志向であるかどうかを振り返り、偽物に別れを告げる

1.本物志向を目の当たりにした瞬間【事例】 「あれ~っ 回る・・・回

品質管理とは?~社長自らの5Sに取り組む姿勢から~

1.品質管理の知識だけでなく、社長が5Sの出来栄えにこだわる ある会

経営コンサルタントとは?~仕事内容や信念~

1.経営コンサルタントではなく、経営写コンサルタント 先日ある経営者

ビジネス本の読み方を変え、名著をリーダーの財産として生かす

1.ビジネス本を読むだけではなく、ポイントを書き写す【事例】 これま

「時間がかかる・時間がない」と感じるリーダーはどうすればいいか?

1.時間は有限であるが、それを「もう」と捉えるか「まだ」と捉えるか

→もっと見る

冊子 「部下が育つ報・連・相の受け方」期間限定無料贈呈中

PAGE TOP ↑