業績・成果を確実に生み出す3つの方法

事例体験から学びたい!

業績・成果を確実に生み出す3つの方法

2019年12月19日

あなたの本音・本気・本当の願いは、何でしょうか?

遷都1300年イベントで注目を集める古都奈良。

そしてその古(いにしえ)の時代から歴史の表舞台の一部を担い、古代ロマン漂う奈良県橿原(かしはら)市。

この街のシンボルでもある橿原神宮を、研修実施期間の最終日、朝もやが残り、身の引き締まるような心地よい空気が漂う早朝に訪れる機会を得た。

神殿の前で手を合わせ「家族がさらに幸せになりますように!事業がますます発展しますように!」と・・・。

この願い事を伝えた直後、いつにはない感覚が身体に広がっていった。

あっ、神様への自分の願いは何と抽象的なのだろうか!

「日頃からビジネス面で周りに言っていることと、今実際やっていることが違う」

という自分自身へのこころの声が木霊(こだま)したのである。

この日は、研修受講生の方々と、今後の行動計画・習慣計画をさらに練り上げる日だった。

そのため「抽象的ではなく、具体的なものを」という意識がいつもより高かったのかもしれない。

日頃、ビジネス上では「明確さは力なり」と言ったことを伝え、私自身も意識してきた。

しかしながら、自らの本音・本気・本当が如実に表れるプライベートの場面において、あまりにも明確さが不足していることを幾千年もの神々に(?)気付かせてもらったのである。

自らの言動や行動は具体的なものか振り返る

今回のふとした切っ掛けから、これまで毎年恒例の初詣や神社仏閣への参拝時にどの様な願いごとをしてきたのか振り返ってみた。

想い起こせば起こすほど、これまでの願いが漠然としていて、どれだけ力のある神様であっても受け止めようがなく実現できないものばかりである様に感じたのである。

ビジネスの場面では、社内スタッフや取り組み先企業の方々に「1万人の経営者(リーダー)が飛び切りの笑顔に!」というスローガンを掲げ、数値化・イメージ化というものを大切にしてきた。

しかし、まだまだ言行一致体質になっていない自分自身の姿が浮き彫りになったのである。

成果を上げている人は言動より行動を実践している

自分が体験したこの出来事をもとに、ある方と雑談をしていた時、ふと「成果は体質から生まれる!」という尊敬する経営者からいただいた言葉や場面が鮮やかに蘇ってきた。

「成果を出そうとすれば、自らが取り組む行動を具体的にすることが大切。やみくもに『頑張ります!』という言葉を使う人間ほど当てにならないものはない。

何を頑張るの?と聞けばその様な人ほど具体的に行動に移すことを明確に答えられない。

また、勉強になりましたという人間も同じく本当の意味では勉強になっていない

本気で頑張る人、勉強になった人は、行動ベースで具体的なものを間違いなく口にする」という素晴らしい教えだった。

イメージ化・数値化・具体化を体質にして業績を上げる!

今回は、自らの真の体質を振り返るいい機会を得たように想う。ビジネスの場面ではなく、自然体であるプライベートの場面にこそ自分自身の真の体質や性質が強くあらわれると改めて気付かせてもらった。

ここから私自身の取り組みテーマとして、3つの化(か)が改めて明確になったのである。

ポイント

1)ゴール(完成形)のイメージ化 

2)会話の中での数値化 

3)行動の具体化

ビジネスに留まらず日常でも

「ゴールイメージは?」

「何日(何時)までに? いくつ? いくらで?」

「○○をやります」といった言動に、さらに徹底をはかることをこころに刻み込んだ。

リーダーの明確さが組織の明確さであり、業績・成果を強く後押ししてくれることは間違いがない。

特に、具体的な数値を盛り込んだ日々のリーダーの指示や会話を通じて、組織全体に明確な返事や行動をする習慣を強く植えつけることが大切だと感じる。

リーダーの言葉や行動、習慣の影響力は大きく、組織のメンバーに与える力も強い

リーダーが数値に敏感であればおのずと見えてくるはずだ。

(2019年12月19日 リライト)

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