事例体験から学びたい!

経営者自らの健康へのとり組みが、リスクマネジメント体質を創る!

1.悲劇は突然、誰しもに起こりうる

先日、ある女性経営者のご友人(大手企業の幹部)が亡くなられた。

45歳の若さにもかかわらず、何の前兆もなく心筋梗塞で突然息を引き取られた。

残された奥様や、三人のお子様は途方に暮れておられるという。

本当にお気の毒なことであり、悲劇である。

これが自社の幹部社員であったなら、我々はどのように対応するだろうか? 

それ以上に、我々経営者自身であったなら、その打撃は公私ともに計り知れない。

家族や社員はもちろん、社員の家族、お世話になっているお客様、取引先等々への影響は甚大なものだ。

このことは、実に多くの方の未来(チャンスとリスク)を、経営者や幹部の健康が握っていることを如実に物語るものである。

企業の存続や、発展、安定は、何も利益や業績だけが担っているものではないのではないかとさえ想う。

2.経営者の健康は最悪を想定して、最善の手を打つ!

企業のリスクを考える時、「最悪を想定して、最善の手を打つ!」という言葉がある。

企業にとって最悪(一番のリスク、ボトルネック)は何か?

逆に言えば、企業にとって一番大切なもの(KFS:キーファクターフォサクセス、成功の根本要因)は何か?

ということである。  

誰もがこの問い掛けの一つの答えとして、「経営者の健康」にうなずいてはいただける。

しかし、健康を損ねないためにどのような手を打っているか!という点には、経営者やその企業によって大きな差があるように感じる。

例えば、タバコを吸う習慣を見てみると、日頃訪問する企業によってまったく異なる。

社長をはじめ幹部・社員のほとんどがタバコを吸わず、目に付く所に灰皿すらない会社。

喫煙時間・喫煙場所が決めてあり、分煙が進んでいる会社。自分の席でも喫煙が許されており、会議等でも喫煙お構いなしの会社等々。  

タバコのことで日々実感するのは、経営者が喫煙している会社は、社員の喫煙率が高いという事実である。

これは何もタバコや健康管理のことだけではなく、企業や部門の業績意識が高いか低いかは、そこのリーダーによるところが大きいのとまったく同じなのだ。

ポイント

「社員はリーダーの言う通りにはならないが、リーダーのやる通りにはなる」
「親の背を見て、子は育つ」


これらの言葉を、ヒシヒシと感じるのである。

3.タバコの健康リスクを考えてみる

懇意にさせていただいているある治療院の先生は、「タバコをギャンブルにしている人が多い」と嘆かれる。

「病気にならない可能性の方に、全財産・全人生を賭けている。命を博打(バクチ)と同じような扱いにしていて、本当にいいのだろうか。手術(痛み等)のリスク、費用のリスク、友人知人にかけるリスクが見えているようで本当の意味で見えていない」と手厳しい。

逆に、タバコは人体に間違いなく重大なダメージを与えるものとし、喫煙習慣を絶った経営者も多い。

お孫さんが生まれたのを機に、間接喫煙に配慮し禁煙された経営者。

また、最初は禁煙からとり組まれず、朝の車通勤を70分の徒歩通勤に変えて、結果的にタバコを吸うのが馬鹿らしくなって止められた方。

さらには、年齢とともに、咳や痰が多く、息切れがちだったが禁煙に成功し呼吸器関係の体質転換を図った経営者。

そしてこの経営者は、ある課題を自らに課した。

事業継承の並々ならぬ決意と覚悟を試すかのように、己の集中力や判断力を今一度高めるために、幹部社員への禁煙宣言(喫煙1本○円の罰金を自分への叱咤激励のために設定)からスタートしたのである。

4.健康管理は企業のリスクマネジメントの源

今回は、リーダーが健康へのとり組みをお題目だけではなく、実践でとり組むことの大さを改めて実感する良い機会を得た。

企業をとり巻くリスクは、年々その大きさが増している。

我々は、ともすれば自社の経営者や幹部が健康であることを前提として、現在の基盤や収益が成り立っていることを日々の忙しさの中で忘れがちである。健康を疎かにして、経営の真の安定化は図れない。

これまで、健康管理は自己責任のもと、社員一人ひとりに委ねられて来たのかもしれない。

しかし意外にその健康管理の源、しいてはリスクマネジメントの源は、リーダーの健康管理をはじめとするリスク対応へのとり組む意識に決定的に左右される様に感じるのである。

今回のことで、私自身「健康習慣はこれだ!」とさらに胸をはり、今とり組んでいることを徹底するきっかけにつながったように想う。

あなたご自身は何を感じられ、どのように進めておられますか?

 

水野が実践していること

  • 水を一日2リットル以上飲む
  • 有酸素運動をする 
  • 野菜・フルーツの量を増やす(栄養素を確実に摂取する)
  • 抗酸化酵素を取る
  • ストレスの発散
  • タバコ・カフェインを体内に入れない 
  • メンタルトレーニング 等々

5.経営者が考えなくてはいけない健康管理

      • 「最悪を想定して、最善の手を打つ!」
      • 「企業にとって一番大切なものは何か?」
      • 「社員は言う通りにはならないが、リーダーのやる通りにはなる」
      • 「健康を疎かにして、経営の真の安定化は図れない」

6.水野からの問い掛け

水野秀則
  1. あなたが健康を損ねた時のことを考えると、どのようなリスクがあるとお感じになられますか?
  2. あなたはご自身の健康管理で、何を徹底されておられますか?

(2019年10月10日リライト)

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