人とのご縁を大切にすることが、仕事や人生を豊かにする!

公開日: : 最終更新日:2013/11/22 リーダーのこの一言が組織を変える!

Pocket

(機関誌63号2006年3月)
あなたは、各界のプロが“何を大切にしている人”だとお考えですか?

1.こんな出来事が!

 先日ある経営者の出版記念パーティーにお伺いした時のことだ。会場で撮影をしておられたカメラマンに、お話を聴く機会を得た。

 「プロカメラマンで一番大切なのは、どのようなことなのでしょうか?」と私。そのカメラマンは、間髪を入れずに、「(生意気言うようですが、)人当たりじゃないですか!」と答えられたのだ。私は、一瞬“ハッ”と思ったが次の言葉を聞いて“ナルホド”と納得がいった。「カメラの技術では、自分以上に優秀な方はこれまでも沢山おられました。でも単に、小手先の技術や手法に溺れた人は消えていきました。私の場合は人物を撮る機会が多かったからかもしれませんが、『人が気持ちよくカメラマンである自分に、こころを開いていただくには?』ということを常に考えてきました。その結果、大切なことは、人に対するこころ配りだと気付いたのです。」

 このプロとしての取り組みへの投げ掛けとその回答――ちょっとした言葉のキャッチボールだったかもしれないが、そこには言葉以上にこころが通じ合った確かな手ごたえと喜びを感じた瞬間であった。

2.私の想い 

 このパーティーからの帰り道、プロについて様々な想いがふくらんできた。

 その中でも「各界のプロとは、何を大切にしている人なのだろうか?」という問い掛けが、こころに大きく広がっていった。まず、プロといわれる職業は何だろうか? プロ野球、プロゴルフ、プロサッカー等プロスポーツ選手、プロのアーティスト、プロの作家、プロ経営者等々。そして、その世界にいる人は、どういった人だろうか?出てきたものとしては、

1.結果へのこだわり・執念をもった人

2.周りや、見ている人全てを喜ばせ、感動の渦に巻き込む人

3.迫りくるプレッシャーやストレスを楽しみ、力に転換している人

4.自分がいま活躍できることに、常に感謝の念を忘れない人

等々。

3.日々への影響

 ニート(NEET、Not in Employment, Education or Training、無業者)が85万人、フリーターが400万人という社会情勢の中、こころを込めて働くことの意義を深く見つめる必要性を自分自身が改めて感じたのは間違いないところである。「何があるから働くのか?」――そこで、頭にすっと浮かんできたのは、

1)沢山の人の笑顔に出会うため

2)「生きているって素晴らしい」と、共に感動を共有するため

3)そして、豊かな生活をするため 等々であった。

 もちろんこのテーマは何が正しく、何が間違いというものでもない。ただ、今の私はそう感じているということを、改めて自己認識できたことは非常に有意義だったように思う。

4.生活・志事(仕事)の中での実践

 今回、プロカメラマンとの交流を通じて、プロとは何か? 働くとは何か?といった職業人にとっては永遠のテーマを改めて見つめる機会を得た。

 その中で、貴重な気付きがいくつもあった。まず、何が正しいか、合っているかと答えを探すのではなく、「自分はこうだ!こういう想いで自分は働く!」という一つの仮説や、決心をもって臨む事の大切さである。冒頭のプロカメラマンと触れ合う中(「プロカメラマンは人当たりだ」ときっぱり言い切る姿勢)には、とりわけこのことを強く感じられたのである。

 2つ目には、人はやはり、社会との関わりや、深い人間関係を求めている動物であることを実感した。人は所詮一人では生きられないし、生きていたとしても感動や感激を味わうことはできないものだ。プロカメラマンの例で言えば、写真を見てくれる人がいるから、写真を評価し、喜んでくれる人がいるからプロとしての活動が成り立っている。自己満足では決して、プロとしての道を永続させることはできないということだ

 プロとして活動し、志(仕)事を誇りに感じ、たぐいまれなる結果を生み出す人は、人とのご縁を生かし深めることに誠心誠意努めておられることを今回は改めて感じたのである。(ご縁をいただいたプロカメラマンから、こころ温まるご挨拶状を早々に頂いたことを通じて、こころが通じ合うことの素晴らしさをしみじみと感じたのはいうまでもない)

 あなたご自身は何を感じ、何に取り組んでおられますか?

5.毎日の言葉

  • 「言葉以上にこころが通じ合った瞬間の喜び」
  • 「自分はこうだ!こういう想いで自分は働く!」
  • 「人は、社会との関わりや、深い人間関係を求めている動物」
  • 「自己満足では決して、プロとしての道を永続させることはできない」
  • 「人とのご縁を生かし深めることに、誠心誠意努める」

6.自分を見つめる問い掛け 

  1. あなたは、各界のプロは何を大切にしている人だと想われますか?
  2. あなたは働くことは何があるから?と決めて取り組んでおられますか?
Pocket

関連記事

リーダーのこの一言が組織を変える!

人生の180度転換は、”自分次第”

(機関誌39号2004年3月) 矢印を内に向ける人、外に向ける人 1.こんな出来事が!  先日

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

お金に関して、リスク分散と共に“意識分散”の点検を!

(機関誌117号2010年9月) あなたのお金との関わり方はバランスが取れていますか? 1. こ

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

目標を成し遂げるには、信頼関係を育み続けることだ!

(機関誌61号2006年1月) 夢を叶えるために、何をこころに抱き続けますか? 1.こんな出来事

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

時間に関するストレスは、先読みすることで大きく軽減される!

(機関誌105号2009年9月) あなたは時間に追いかけられる人?時間を追いかける人?  1.

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

志(仕)事で得られる人々との絆や感動は、人生の最高の宝物!

(機関誌31号2003年7月) まわりへの配慮は、人間関係の豊かさとなって必ずはね返ってくる 1

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

自分にとって最大の抵抗感が、最良の変革を生み出す(抵抗感はあっていい)!

(機関誌69号2006年9月) あなたの「こころの参入障壁」は何でしょうか? 1.こんな出来事が

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

苦しい時こそ、人生の上り坂だ!

(機関誌8号2001年8月) つづら折れの人生の道を、着実に駆け上がるために、アクセルとブレーキの

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

時間はあるあるある!

(機関誌98号2009年2月) 厳しい時代こそチャンス! あなたは、時間貧乏? 時間裕福? 1.

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

『ほんまもん(本物)』が、生まれ育(はぐく)まれる原点は何か

(機関誌11号2001年11月) 社会や周りが求めるものの実現を熱く願う姿勢の重要性 1.こんな

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

意志は固く、頭は柔らかく

(機関誌16号2002年4月) 新しい生活や仕事での成功には、全てを受け入れる柔軟性が求められる!

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

スパム対策のため日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。

中小企業の後継者・次世代幹部 人がついてくる7つの口グセ その5「弱点・欠点」後半

 上司から部下の欠点や短所はよく見えるもの。だからと言って、そのまま直

中小企業の後継者・次世代幹部 人がついてくる7つの口グセ その5「弱点・欠点」前半

 リーダシップとは? 目的・目標実現のための対人影響力! だとすれば、

中小企業の後継者・次世代幹部 人がついてくる7つの口グセ その4「思います」後半

リーダーとしての力強いメッセージを伝え、組織力を高めたい。その様な時、

中小企業の後継者・次世代幹部 人がついてくる7つの口グセ その4「思います」前半

顧客へのプレゼンテーション、毎月の会議、毎年の経営方針発表会。われわれ

中小企業の後継者・次世代幹部 人がついてくる7つの口グセ その3「なぜ」

部下や後輩から出てくる、言い訳。実は、われわれ後継者・次世代幹部が、部

→もっと見る

PAGE TOP ↑