ハートに火がつかない、時・人への3つの処方箋

経営者に必要なノウハウ

ハートに火がつかない、時・人への3つの処方箋

2013年10月25日

こんにちは!水野です。

何事にも果敢に挑むリーダーであっても、
やる気の“波”というものは、誰しも少しはあるのではないでしょうか?

課題持ち込み型で進める昨日の講座では、
「やらされ感」がある時や人に対して、どの様に切り替えていくのか

これがテーマの1つとしてあがり、皆でその処方箋を深めました。

さていかに?


午前

バタバタと時間に追われ、仕事をこなす様な感じになっている時。

自主的に提案した業務ではなく、顧客や上長から持ち込まれ
いまいち納得しきれていない業務等々。

そんな時、やらされ感がある仕事に、人はなっているのかもしれません。

悩む人

リーダー自身が日頃から
「自主的に考え自発的に行動する」ことを進めていても、
仕事に取り組む上で多少の波はあるものではないでしょうか。
また、自分自身はやらされ感がなくとも、
部下のモチベーションをあげ、
「やっている感」に導きたい、
自主性にあふれた業務を進めて欲しい
と願うリーダーは多いと感じます。

ハートに火がつかない、時・人への3つの処方箋として
昨日のオープンセミナーでの気づきや、
学びを共有した一部をここでお伝えしたいと感じます。

1) まず、やってみる

不安が多い時に、人は誰しも引っ込み思案になったり、
気分が乗らない時があります。

「うまくいかなかったらどうしよう…」

「失敗しないためにはどうしたらいいだろうか…」

慎重になり過ぎて、考え込んでしまい、
大事なことなのに後回しになってしまう。

先ずは、マイナスイメージが心に広がっているのなら、
ぜひ、「できたら、素敵!」と、
条件設定をプラスの視点に変えるだけでも
大分と心が軽くなるのではないでしょうか。

次に、「案ずるより産むがやすし」、
第一歩を踏み出すことが意外と効果的なものです。

一歩目を踏み出せば、体勢や意識が前に向かっているものです。
自然とその後の二歩目三歩目も、引きずられて前に出ます。

「やってみる」「試してみる」「話してみる」等々、
この「みる」を意識してみてはどうでしょうか。

ご経験があると想いますが、
「やってみると意外と簡単だった」
「話してみると突破口が見えてきた」等々。

やる中で具体性が見えてきて、
面白くなったということもあると感じます。

2) (逆に)やらないを宣言してみる

あることを「やりたくないと想いながら、でもやらねばならない…」状況。

あなたであればどうされますか?

義務感や強制のある中で頑張ってみても、
取り組みの質や生産性はあがらないものです。

そこで私がよく提案するのは、逆発想です。

つまり、
「やらなかったら、どうなるのだろうか?」
と視点を移すのです。

「やる方向」から、「やらない方向」にいったん転換を変えてみる。

言うなれば、「押してもダメなら引いてみな」作戦です。

これは私の体験ですが、「ある会合にいきたくない!」と、
自分自身が自分に宣言した時、
その会合に参加している価値や想いが
その直後にあふれてきたことがありました。

先ずは、やらないという道を選択をした時に、どの様な風景が見えるのか?

それを味わってみることです。

そうすれば、あら不思議
「やることの真の意味」が実感を伴って見えてくるものです。
仮にやりたいという気持ちが湧いてこなければ、
それは今の自分にはそもそも効果的なテーマでないのかもしれません。

やっているような、やっていないような…。

どっちつかずで時間だけを浪費していることってありませんか。

はっきりと決着をつける、ことが何よりリーダーにとって必要なことです。

仕事

3) やる意味と価値を(自分の言葉で)今一度明確にする

部下に「これをやれ!」とただ言うのでは、
相手はやらされ感になってしまいます。

その業務や物事に取り組む意味や意義を伝えることは、
部下が気持ちよく動くためには必須のことではないでしょうか。

ひるがえって、リーダー自身が業務を行う時、
この意味と自分なりの取り組む価値を明確にしているでしょうか?

無駄な仕事や「意味のない仕事」はありません

そうではなく、「意味づけをしていない仕事」があるだけです。

ある経営者の方から、

雑用というものは(本来)ない、
 もしあるとすれば、
 それは雑にしているその人のこころがつくっている

と導いていただいたことを想いだしました。
やらされ感が少し高まってきたなら、
「何のためにこれをやっているのか?」
自分なりの意味づけをすることが、取り組む価値を高め面白さを
引き出してくえることは間違いありません。

(水野秀則)

手帳

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