~ 第3回上州武尊山スカイビュートレイル参戦より ~
みなさん、こんにちは水野です。
一昨日の日曜日(9月29日)、群馬県川場村で行われた
トレイルランの大会に出てきました。
来年の第67回富士登山競走へにむけてのトレーニングとして参戦です。
が、しかし富士山のレースが距離21km、獲得標高差3000mに対し、
今回の大会は、同52km、4400mというのだから…。
今の私の体力で走り通せるか…、不安たっぷりでの挑戦でした。
前日は、関西での長期研修の実施があり、現地に着いたのは、
23:30頃。車中泊の準備をして、すぐに眠りにつきます。
当日は4時半に起き、スタート会場に向かいます。
6時出走で、開会式が行われ…この様な感じ。
トレラン界の第一人者、鏑木毅さんが実行委員長としてご挨拶。
周りを巻き込むオーラと共に、具体的な注意事項も盛り込まれ、
参加者を惹きつけるお話しを。
冒頭からいろいろ学ばせていただきました!
出走直前、距離も長く500人くらいの参加人数なので、
ギラギラ感もなく(笑)温かな雰囲気で号砲!
最初2kmくらいの舗装路を走り、山道に入っていきます。
(走りながら、撮っておりボケていてすいません)
すでに暑さを感じ、振り返ると
稜線から見える朝日が、見送ってくれています。
この風景が、この後の気付きや学びの始まりだったことを
今、実感。
ひたすら登りが続き、確か5kmの表示付近
距離も長いので、心拍は150前後と想いながら進むも、
135~145くらい。
さらに余裕を残して登っていきます!
ここまで46分
ここまで1時間17分
途中舗装林道を確か3回走ります。
(1回目は登り、2回目は下り、3回目は登り)
今回は、試走をしていないので、 コース図と高低図が頼りなのですが、
事前に頭に入れるも全てが覚えきれていないので、前の人にとにかくついていく感じ。
ピンク色のコース表示やコース員の方が居るので、安心して前に進みます。
そして、最高地点の武尊山(ほたかやま)からの谷を流れる小川を 超えていくため、
4つ程の急なアップダウンを超えていきます。
小川に掛かる小さいな木橋は滑りやすく注意が必要。
何より急なくだりのため急に止まれず、 くだりの下手さを露呈。
(富士山は登りだけのレースのため、駆け下るトレーニングができていないのです…。)
ここまで2時間34分
ようやく、水の補給ができました。
桐の木平キャンプ場到着!
ここまで2時間52分
旭小屋
20km表示付近 エイドまであと少し!!
3時間29分
11時の第一関門、川場谷野営場に70分残し、
3時間50分でエイド到着。
(エイドの写真はありませんが・・・)
水だけでなく、スポーツドリンク・ノンアルコールビールも。
また、食べ物もバナナ以外に、おにぎり等があり、補給。しばしの休息。
休息から切り替え、さあ! ここから頂上に向け、本格的な山道に入っていきます。
OGNA武尊スキー場への分岐
ようやく尾根線にでたのか
先ほどの野営場から2.4km 高低差570mと出ています。
ここまで4時間49分
第二関門 前武尊山2089mに到着。
スタート地点493mから1596mの高度をかせぎました。
休憩している人がいましたが私は休まず先を急ぎます。
武尊山まで3.4kmの表示。
ここまで5時間18分(関門打ち切りタイムは7時間)
視界がドンドン開け、素晴らしい景色に包まれていきます。
そうです。
雲海の上に浮かぶ、富士山です。
写真にするとさらに小さく見えにくいですが、
写真の左から1/3の所に円錐状のあの形が浮かんでいます。
そして、北アルプス、中央アルプスをバックに
最高地点の武尊山がはっきりと視界に入ります。
前武尊を出て、4つ目のピークが武尊山ですが
登り返しがきつい家の串山2103mに到着。
ここまで5時間52分
百名山 武尊山のハイライトがここから…!
中の岳2144mまでの稜線が最高の景色です。
やせ尾根というよりは、岩尾根を通っていく感じです。
秋は確実に迫り、高峰の山々を素敵に彩り始めています。
6時間12分
トップ選手はすでにゴールに到着している頃か…!?
そして、この山の命名の元になった
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の像の前を通過し
頂上直下の分岐
いよいよ武尊山2158m頂上。
50歳を超えるまで山とまったく縁のなかった
私が百名山、5座目クリア!!
①筑波山②富士山③雲取山④大菩薩嶺
逆光で顔の表情が帽子で影となるも、
疲れのためか気づかず・・・でも嬉しそう!(笑)
ここまで6時間50分
困難にも負けず、力づよく前に進むには、
周りの環境の力が大きく左右していることを実感。
この様な雄大で素敵な環境で走るのと、
アスファルトの変化のない一本道やビルの閉鎖された階段では
当然力の出方が違うのは言うまでもないと改めて認識。
日頃、仕事する上でも、この様に力が出やすい
職場の雰囲気や環境を創れているか?
職場環境の大切さを、今更ながらに感じました。
ちょうど欧米の方や中国の方が、職場にもファミリーの写真を
机等に挟み込んだり、飾っておられたのを想いだしたり・・・。
長くなったので、ここでひとまず区切ります。
後半となる頂上からのくだりはどうなるのか?
人が力強く前に突き進むためには、
何が必要なのか? 2つ目と3つ目は何なのかを
お伝えします。
(後半へつづく⇒ )
最後にルートマップと高低差グラフ等を。
http://yamadanoboru.com/50kn.pdf
↑ こちらは大会公式マップ
以下私のランキーパーでのマップです。ご参考までに。
(水野秀則)