リーダーになるとは
こんにちは、水野です!
突然ですがあなたはマネジャー、それともリーダー?
日頃、何気に使っているこの2つの言葉、その違いは何だと感じていますか?
そしてこれらの言葉の違いから日頃何を意識して取り組んおられますか?
今回は、これを明確にした古典的名著だけでなく、これを実践し、ある業界で変革を生み出した方のお話です。
このリーダー論の古典的名著を書いたのは、ウォレン・ベニス。
そしてその有名な著作はこれです。
手に取られた方も多いと想いますし、影響を受けられた方も多いのではないでしょうか?
しかし、今回はこのベニスの著作を紹介したいというより、彼の著作に影響を受け、金融業界という様々な思惑が交錯する業界にあって、ノーロード(手数料無料)インデックスファンド(指標連動型投資信託)を世に出したバンガードグループの創業者ジョン・C・ボーグルの著作です。
1975年に創業したバンガード社が、「新たな潮流の先駆者」という英語の言葉のイメージ通り、金融業界に新しい変革(投機から投資へ)を巻き起こしてきた経緯がよくわかります。
そして、この変革を現場で生み出し続けることができたのは彼がベニスの言うマネージャーとリーダーの違いを意識していたからに違いないと感じます。
<「波瀾の時代の幸福論」文中ではマネージャーとリーダーの違いをこのように記載されています>
ポイント
<ウォレン・ベニス氏の言葉では・・・>
1、マネージャーは「管理」し、リーダーは「革新」する。
2、マネージャーは前例の「模倣」で、リーダーは常に自らが「オリジナル」である。
3、マネージャーは「維持」し、リーダーは「発展」させる。
4、マネージャーは「秩序に準拠」し、リーダーは「秩序を創り出す」。
5、マネージャーは「短期的視点」を持ち、リーダーは「長期的な見通しを持つ」。
6、マネージャーは「いつ、どのように」を、リーダーは「何を、なぜを」問う。
7、マネージャーは「損得」に、リーダーは「可能性」に目を向ける。
8、マネージャーは現状を「受け入れ」、リーダーは現状に「挑戦」する。
9、マネージャーは「規則や常識通り」に行動し、リーダーは最善の結果の為なら、「規則を破ることも辞さない」。
10、マネージャーは「能吏」であり、リーダーは「高潔な人格」が求められる。
11月16日の衆議院解散から1年が経ち、
今、NISAやアベノミクスで為替や株価の変動が始まった今後の投資環境や投資判断が注目されています。
だからこそ、このボーグルがこの著作のタイトルで伝える
「足るを知る」という考えを学ぶことも大切なことと感じます。
この本も先週ある経営者からお薦めがあり、手に取りました。
皆様と読後感について意見交換愉しみにしています。
(水野)