『部下やスタッフに矢印を向けるのではなく、リーダー自らに矢印を当てる』

経営者に必要なノウハウ

『部下やスタッフに矢印を向けるのではなく、リーダー自らに矢印を当てる』

こんにちは! 水野です。

夏休みに入り、街中では昼間から、
元気な子供たちの姿も見られるような時期になりました。

さて、今日は先週末の出来事から。

ここ2年ほど階層別での長期シリーズ研修(複数回実施)として
取り組みをさせていただいている会社。
今回の対象者での5回目となる研修がありました。

終了後、先方社長様とこれまでの研修内容や、
今後のお取り組みについて話をする時間を頂き、
歓談していた時のこと。

その中でふとおっしゃったことが
とても私のこころに響き、印象に残りました。

それは、
「水野さん、私たちが(教えてきたつもりで)
教えてきていなかったんだな。」
という言葉。


最初に取り組んだ管理職層ではリーダーシップやマネジメント
人を通じて成果を生み出す、といった取り組み。
また、次の中堅層では上記のものも含みつつ、
メンバーとのコミュニケーションチームでの取り組み
さらには、敬語やビジネスマナー、といった
社会人として基本的なことを再認識する内容等・・・。

そして研修が進む中、
参加した社員の方々の日々の様子を
成果として実感頂くようになってきたというのです。

過去、ご自分たちが“教えてきているつもり”で、
教えてきていなかった(教えきれていなかった)”、
と。

私はこの出来事を通じて、この方のリーダーとしての素晴らしさ、
まさに“リーダーの本質”を見たような気がしました。

きちんと出来ていなかった社員たちを責めるのではなく、
“教えていなかった”我々が至らなかった、というスタンス。

相手に矢印を向けるのではなく
自分自身に矢印を当てられる姿に、
当たり前のことかもしれないけれど、
それを会社のトップになられても実践しておられることに強く感銘を受けたのです。

人はとかく相手に矢印を向けがちで、
自分の責任から逃れよう、としがち。

しかし、そこであえて自分の過去や現在を素直に認め、
お話をされる姿にリーダー(経営者)としての本質を感じました。

そして、
過去の問題に終始するのではなく、
未来ののびしろを感じ、行動を起こされる姿勢に、
改めてこころ打たれたのです。

私自身も、改めて自分自身に矢印を向け、
何事も「自分次第」というものの見方・考え方というスタンスを忘れないでいたいと
心新たにする機会をいただいたことに感謝!

皆さんの矢印はどちらに向かっていますか?

(水野)

※関連記事:「人生の180度転換は自分次第!」 

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