経営者におすすめの小説4選
皆さん、こんにちは! 水野です。
先日、ある後継者の方から、読まれた本の感想をお聞きする機会がありました。
どれもが当時私がお薦めし、その後ご本人が熱心に読み込まれたもので、フェイスブック等でも感想をあげておられました。
池井戸潤著 下町ロケット
1冊目の本は、最初講演会で出会いをいただき、
リーダーとしてのお薦めの本を紹介していた、その内の1冊です。
第145回の直木賞を受賞した作品。
組織のリーダーが夢をもち続けることの大切さ、それを打ち砕く様々な障害に対して、いかに対処していくか、限られた一人の力ではなく、周りの人をかに味方に巻き込めるか等々、とても刺激的で感動的な作品です。
特に、
『会社は小さくても一流の技術があり、それを支える人間たちの情熱がある』
『仕事とは二階建ての家の様なもの。一階は飯を食うために、金を稼ぎ、生活していくために働く。
だけどそれだけでは窮屈!だからゆめがなきゃならないと思う。それが二階部分だ!』
犬飼ターボ著 CHANCEチャンス
そして、その後マンツーマンでお会いした時にご提案したのが、こちらの本でした。
後継者の方: 「何かいい本はありますか?」
水野: 「どの様なジャンルやテーマとか、その本から何を得たいとか、ありますか?」
後継者の方: 「読みやすいもの、最後まで読み続けれるもの。仕事に役に立つもの…でしょうか。」
水野: 「今日お話を聞かせていただいた限りでは、今の〇〇さんならこれではないでしょうか!」
『アイデアを殺しているのは既成概念だ、思い込みなんだ!』
『問題の原因を理解したら次は許すんだ。ミスを犯してしまった自分を責め続けてはいけない。自分を許せる人間は他人を許せる。ミスをしてしまうような自分を受け入れることが、他人を受け入れることにもなるんだ。それが愛するということ。』
史上最強のリーダー シャクルトン
そして、今回3冊目の書籍を贈りたいと思います。フェイスブックでも会話した通り、読みやすさ、ストーリー性ということから今回も“リーダー(経営者)”と“小説”というテーマで選んでみました。
1冊目は、日本ではあまり有名ではないが、欧米でリーダーシップを学ぶにはこの人と言われている、南極探検家シャクルトンを描いた作品です。
アムンゼンやスコットはご存知かもしれませんが、南極点にも達成していない、ましてや遭難までしているシャクルトン。
しかし、周到な準備、人の気持ちのつかみ方、困難な状態でどう判断するか等々、その人柄や生き方はわれわれビジネスリーダーで学べることがとても多い作品となっています。
ただ、この本は絶版でなかなか手に入りにくいのかもしれないです。
百田尚樹著 海賊とよばれた男
ですので…今年(2013年)の“本屋大賞”の栄えある1位に輝き注目していた本。
まさにその本を今週お世話になっている経営者から献本でいただき読み始めているこの本を紹介します。
われわれ経営者の大先輩である出光興産の創業者である出光佐三氏をモデルにした歴史小説。
そのリーダーシップ、そして社員を家族のように愛するこころ。
皆さんとも一緒に読み進め、感想や学び実行したことをこの場でまた共有したいと感じています。
今日のメッセージ
- 仕事とは二階建ての家の様なもの!
- 自分を許せる人間は他人を許せる!
- アイデアを殺しているのは既成概念!