その人の性格を見抜くには
こんにちは! 水野です。
今日は経営者・組織のリーダーにとってのマネーとの関わり方についてのお話です。
まず、皆さんへの問い掛け。「〇〇したら、よくその人の性格がわかる!」という表現があります。
この〇〇の中にあてはまる言葉といえば、どの様なものが思い浮かぶでしょうか?
よく言われるのは、運転したら、スポーツ(ゴルフ・ゲーム等々)をしたら、旅行に行ったら家(住んでいる所)を見たら等々・・・でしょうか。
私は、今回この〇〇に、“お金の話をしたら”を入れたいと想います。
国語・算数・理科・社会は学校で教えてくれますがマネーの話は授業にはありません。
大事なことにも関わらず、学ぶ機会が少なく個々人の考えの開きが大きく開いている様に感じます。
そんな中、ベストセラーとなったロバート・キヨサキ氏の『金持ち父さん 貧乏父さん』が生まれ、読み込んだ方もたくさんいたのではないでしょうか?
また、「学校で教えてくれない」という意味では
この書籍はさらに読みやすく本を読みなれていない人や、ご子息を含む若年層にも薦められるのではないでしょうか。
さて、ここで経営者や後継者には何をお薦めするかです。
それは、ズバリ冒頭にもあるこの本です。
証券マンや投資等をやっている人にはギュンターの本として身近ですが経営者や一般のビジネスリーダーの方にには意外と読み込まれていません。
世界的に有名で数々の投資手法を開発した、あの投資家ラリー・ウイリアムズ。
彼が一年に1回は読み続け指針にしているという点からも読み続ける価値がある本ではないでしょうか
経営者が読むにあたり、投資というある意味異なったテーマだからこそ、前提をひっくり返されるような学びや気づきが多い様に感じます。
(私の表現だと、例えて言えば“異業種交流的な取り組みからパラダイムシフトが起こる”)
経営者・リーダーにとって、自分自身の癖や現在地をこのマネーという観点から一緒に浮きぼりにしませんか!
お薦めの理由は
- 経営者と同じかそれ以上に、お金のことを考えている投機家が、
お金といかに関わるか、その人間臭く生々しい心の動きと対処法について書かれている。
*この本では投資家とは言わず投機家と言っている。ここの部分に素敵な学びがある! - “合理的にリスクをとりながら稼ぐ”方法が、第1~12までの公理として明示されている。
- あの小国スイスを、鉱物資源もなく内陸で強国に挟まれた中で金融大国に導いたチューリッヒの銀行家達の投機の現場から生まれた実話である。
- 投資⇔投機という言葉にもっていたイメージが変わる!
- リスク分散や「卵は1つのかごにもるな」という考えが、真に正しいかがわかる。
参考までに、第1の公理「リスクについて」に書かれている味わい深い一節を紹介して終わりたい。
「心配は病気ではなく健康の証である。
もし心配なことがないなら、十分なリスクをとっていないということだ。」
今日のメッセージ
- お金との関わり方の自分の癖・現在地を実感する!
- 心配は健康の証、リスクをとっている自分を喜ぶ!
- 「〇〇したら、よくその人の性格が現れる!」 あたなは〇〇の中にどの様な言葉が浮かびますか?
- 投資と投機のイメージの違いはどの様なものでしょうか? リスク分散はどの場合正しく、どの場合間違っているとご自身は思われますか?