リーダーの“健康習慣”への取り組みが、社員の意識を高める!

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リーダーの“健康習慣”への取り組みが、社員の意識を高める!

2019年9月5日

健康習慣を1つ実践するだけで心身ともに軽くなる!

最近、私の周りで“健康習慣”を意識し、実践されておられる方が増えたように感じる。

例えば、水を毎日2リットル飲み、短期間で7kg体重を絞り込まれた方。
偏食を改め、よく噛むことで、疲れ気味だった体調を劇的に改善された方。
毎朝、瞑想をすることで、ストレスにとらわれずに、爽快な一日のスタートをきっておられる方。
野菜中心への食生活改善で減量を達成され、加えてジョッギングで血液循環がよくなり、永年の肩こりから開放された方。
電車通勤を止め、片道30kmを自転車で往復され、心身ともに充実した毎日を過ごしておられる方等々。

これらの方々は、どなたをとっても仕事と生活の両面で精力的に活動しておられる印象が強い。
さらに、お一人がこのようなライフスタイルを築かれると、それが周りに伝播していることを強く感じるのである。

30代からは健康の習慣化を意識する仕掛けづくりを

このような周りの方々の変化を感じ、有名なある言葉からの連想が浮かんだ。

40歳を過ぎたら、男は自分の顔に責任をもて!」と言ったのは、リンカーン。私はそれにならって「30歳過ぎたら、自分の身体に責任をもて!」と言いたいのだ。

10代、20代は、年齢的にも若いので、身体や健康を意識することは少ないかもしれない。しかし、30歳を超えたら、親から譲り受けたものだけでは、どうにもならないことが出てくるものだ。
健康習慣をもたない人は、これまで当たり前にできたことが、当たり前にはいかなくなってきている──そのような自分を感じる瞬間が30歳過ぎには必ず来るように想う。
成人病が、生活習慣病と言われるようになった趣旨と同じで、単なる実年齢ではなく、生活の中での習慣で決まるとしみじみと感じる。

また、「身体はつくづく正直で、よい習慣は、すぐに身体に現れ、その目に見える変化はやる気を引き出す!」ということは間違いがない。

それは、
1)すぐに変化が生まれてくる。(3ヶ月で人間の細胞は入れ替わる)
2)身体は、体重や体型の変化に現れる。また、体調や体力の向上がわかり、自らが実感し易い。
3)周りがその変化や取り組みを見て、自分への肯定的なメッセージや励ましを頂戴する。周りへのインパクトも、相当なものがある。

例えば、「あの人がタバコを止めた! 自分も何か変わろう!」と、言葉ではなく身体を通じて表現することは、意識的に伝えなくとも自然と多くのものが伝わっているのかもしれない。

健康であればこそ見えてくるリーダーとしての新しい自分

健康習慣で違いを生み出し続けられる方との対話の中で感じるのは、単なる身体上のプラス面(健康、血圧下がる、肩こり・腰痛がなくなる等)だけではなく、それ以上にリーダーにとって心理面でのプラス要素が浮かび上がってくるという点である。

1)「自分は見捨てたものではない、やればできる」いった自信。「次も絶対に達成できる、仕事でも本気でやれば成果はもっとあがる」というような目標に向けた集中力の高まり

2)人に変化(相手を変える)を説く前に、自らが変化(自分が変わる)をやり遂げる。──そのことで、言葉よりも、自らの日々の態度・行動・実績をもってして相手に伝えようとする意識の向上。判断基準が自分次第(主体的)になり、相手次第・環境次第(他人任せ)ではなくなる

3)理屈ではなく、行動をしていくことの大切さを実感し、さらに行動力が高まる

リーダーの健康が経営の最大限の資源

今回の取り組みを通じて、健康習慣が人を変えリーダーを変える。そこから、周りが変わり、職場が変わることを実感した。

昨今、ワークライフバランスという言葉をよく耳にするようになった。企業の福利厚生制度や働きやすい職場環境の整備も大切かと想う。しかし、健康は、個人の責任/企業の責任、という論争以前に、われわれリーダーが真っ先に取り組むことにその重要性があるのかもしれない。

それは、経営の最大資源である人を活かす(集中力・判断力・行動力向上の)ために リーダー自身が、自らの「健康序列」が組織でトップだと胸を張れるようになることだと想う。

あなたご自身は何を感じ、何に取り組んでおられますか?

健康習慣を実施するための言葉

  • 「ライフスタイルをもたれると、周りに伝播」
  • 「30歳過ぎたら、自分の身体に責任をもて!」
  • 「身体はつくづく正直で、よい習慣は、すぐに身体に現れ、その目に見える変化やる気を引き出す!」
  • 「身体を通じて表現することは、意識的に伝えなくとも自然と多くのものが伝わっている」
水野秀則
水野秀則

  1. あなたの「健康序列」は、社内で何番目でしょうか?
  2. あなたの健康習慣は、何でしょうか?

(2019年9月5日リライト)

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