【人間力開発】イメージを払拭する意味は? どの様な力が引き出されてくる?

Pocket

1.これまでのイメージを払拭し、イメージの力を味方につけた事例

テレビで女子マラソンを見ていた時のことだ。高橋尚子選手を振り切り独走する土佐礼子選手。その姿が大きく画面に写し出されている。因縁の対決となった二人の関係を振り返ると、土佐選手がまだ若く無名だった頃、既に高橋選手は誰もが認めるトップアスリートであった。土佐選手にとってはあこがれの選手、それがまさに高橋選手だったのだ。その後、土佐選手はメキメキと頭角を現した。高橋選手がオリンピックの選考にもれ土佐選手が出場したというのは、我々の記憶に新しいことだ。

画面が切り替わり、レース前のインタビューでの土佐選手。今日の抱負や、他の選手との駆け引き、レースのイメージ等を明るく語っている。その中で、画面に釘付けになった場面があった。それは、「レースに出るのは、高橋さんじゃない、高橋さんじゃない、今日一緒に走るのは、絶対高橋さんじゃない!」と、自分に言い聞かせるその姿であり、何度も熱く語るその言葉だった。

2.強いイメージを持つ相手を、のんでしまう(これまでの完全払拭)

私はこのインタビューを見て、スポーツの世界でよく口にされる言葉を想い起こしていた。それは、「相手をのんでしまう」というものだ。競技をする前から、既に闘いは始まっているし、優劣は決しているという考えである。だからこそ、ライバル選手にどれだけ強い選手としての自分のイメージを与えることができるか、また、打ち負かそうする相手の強いイメージを自分が完全に払拭できるかが鍵となる。

まさに、土佐選手は、本人の内側にある高橋選手のイメージ(セルフイメージ)に負けない様に、「今日は高橋選手と走るのではない」と自分に何度も言い聞かせていた(セルフトーク)土佐選手の姿に心を打たれたのである。

3.商談の場面で使える、イメージを払拭する事例

ひとたび、スポーツの世界から、ビジネスの世界に目を転じると、
我々経営者やリーダーもストレスのかかる立場で結果(業績・革新等)を
出すという点では同じである。

しかし、果たしてどれだけのビジネスマンが、科学的なメンタルトレーニングを日々実行しているのだろうか?商談等の仕事の場面で、「戦う前から負けている(話す前からうまくいかない)」ということはないだろうか?逆に、「戦わずして、勝つ」を実践するために、イメージの力を味方につけている方がどれ位いるだろうか?

自分の変な思い込みや、自分自身や自社についての過去のマイナスイメージにとらわれ、本来実力を磨きレベルがあがっているにも関わらず、その良さを自らが封じ込めていることがあるように強く感じるのである。

4.子供時代のセルフイメージを払拭し、セルフトークで変化を生み出す

今回の出来事を通じて、人生・ビジネスにおけるイメージというものの大切さを改めて学んだように想う。スポーツ選手に学び、セルフイメージやセルフトーク(口に出る言葉ではなく、自分の脳裏にでてくる言葉、さらには自分に言い聞かせる言葉)を磨き続ける価値をさらに確認したように感じる。

人は、我々が想っている以上に、自分が幼かった時、弱かった時、うまくいかなかった時のイメージを永く引きづってしまう動物のようだ。だからこそ、自分自身の「小さな時の大きな勘違い」に気づき、そこを完全に払拭できた時、自然に大きな成果を成し遂げてしまうのもまた真実である。そして、これが自信につながっていく。

自転車に乗る時に、何かの故障でブレーキがかかった(できないというマイナスイメージをもった)状況が、突如直ったとたん、ペダルをこぐ(頑張ったり、行動する)力がダイレクトに伝わり前に進む(成果がでる)ものだから。「プラスのイメージが、過去の思い込みを払拭する!」このことを実感した素晴らしい学びであった。

あなたご自身は何を感じ、何に取り組んでおられますか?

5.イメージを払拭するのあなたへの言葉

  • 「相手をのんでしまう」
  • 「科学的なメンタルトレーニング」
  • 「戦わずして、勝つ」
  • 「セルフイメージやセルフトーク」
  • 「小さな時の大きな勘違い」
  • 「プラスのイメージが、過去の思い込みを払拭する!」

6.セルフイメージ・セルフトークに取り組むあなたへの問い掛け

  1. あなたにとって、小さな時の大きな勘違いは何でしょうか?
  2. あなたはビジネスの場面でメンタルをいかに高めておられますか?

(2019年3月16日リライト)

Pocket

関連記事

no image

自分の身体と地球を輝かせるための車輪を廻そう!

(機関誌125号2011年6月) あなたは“痛”勤時間を、何に活かしておられますか? 1. こ

記事を読む

no image

健康をセルフコントロールできれば、おのずと人生に自信がみなぎる!

(機関誌32号2003年8月) 健康管理は数値管理から ─ 正しく・楽しく・絶やさずが決めて 1

記事を読む

no image

時間はあるあるある!

(機関誌98号2009年2月) 厳しい時代こそチャンス! あなたは、時間貧乏? 時間裕福? 1.

記事を読む

no image

“こころの腕組み”を解きほどこう! 

(機関誌129号2011年10月) あなたは子供の頃の“小さな胸に感じた、大きな感動”を蘇らせてい

記事を読む

no image

現状打開の斬新なアイデア――それは視点を変えることから生まれる!

(機関誌62号2006年2月) あなたはリーダーとして行き詰った時、どのようなことに取り組みますか

記事を読む

上司の厳しい愛情が、部下の成長を生む【プロジェクトX山口良治監督の名言に学ぶ】

1.プロジェクトXの山口良治監督の名言に学ぶ ある会社の経営方針発表会の場で、スクリーンに大写しに

記事を読む

経営者の健康管理、その意識と行動が豊かな事業繁栄の礎になる!

1.経営者が心の引っ掛かりが取れた、傾聴の事例 ここ数年、こころに引っ掛かっていたものが先日完全に

記事を読む

【事例に学ぶ】お客様との信頼関係構築は、意外なこの視点を大切にすること

1.「仕事は自分都合でなくお客様都合」の事例 少ないながらも共に働くメンバーが増え、少し広い事務所

記事を読む

病気が治らないのは、医師が病人に向かい合っていないから

1.病気を治そうとする医師の言動からの気付き 「そこの紙の筒をくわえて!」と、その医師は部屋に入る

記事を読む

no image

あきらめない心が、あくことのない探求心と自己革新を生む!

(機関誌58号2005年10月) 自分が自分にする言い訳は何でしょうか? 1.こんな出来事が! 

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

スパム対策のため日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。

本物志向であるかどうかを振り返り、偽物に別れを告げる

1.本物志向を目の当たりにした瞬間【事例】 「あれ~っ 回る・・・回

品質管理とは?~社長自らの5Sに取り組む姿勢から~

1.品質管理の知識だけでなく、社長が5Sの出来栄えにこだわる ある会

経営コンサルタントとは?~仕事内容や信念~

1.経営コンサルタントではなく、経営写コンサルタント 先日ある経営者

ビジネス本の読み方を変え、名著をリーダーの財産として生かす

1.ビジネス本を読むだけではなく、ポイントを書き写す【事例】 これま

「時間がかかる・時間がない」と感じるリーダーはどうすればいいか?

1.時間は有限であるが、それを「もう」と捉えるか「まだ」と捉えるか

→もっと見る

冊子 「部下が育つ報・連・相の受け方」期間限定無料贈呈中

PAGE TOP ↑