経営コンサルタントとは?~仕事内容や信念~

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1.経営コンサルタントではなく、経営写コンサルタント

先日ある経営者の会に招いていただいた時のことだ。
ご参加されたある方から「水野さんは、経営コンサルタントではなく、経営写コンサルタントなのですね。ユニークな打ち出しで興味があります。これは、経営者向けのビジネス(エグゼクティブ)コーチ(成果が出るように質問等を通じてサポートする人)のようなものでしょうか?」とご質問をいただいた。

関心を寄せていただいたことやご質問への感謝をまずお伝えした上で、私はその応えを順を追って話し始めた。

2.経営写コンサルタントに懸ける私の五つの想い

まず「ビジネスコーチという側面はもちろんありますが、そうではない面もあります。経営写コンサルティングを推進する上での明確な5つの技術背景(*詳細後述)を決めており、それも大切です。が、手法や手段には一切こだわっておりません。あくまでもこだわっているもの―― それは第一番目に 「結果」 です。

二番目に、単なるビジネス上の成果ではなく、人生という大きな視点からみた幸福感や達成感を味わっていただくことです。経営者にとって事業と人生は表裏一体だと感じています。だからこそ、事業を夢中になって推進するためにも、人生観に裏打ちされた事業(仕事)観の確立がスタートラインです。経営者としてどのような人生を送りたいのか?そのためには、何をつかみたいのか?何があれば幸せなのか?等々。

そして三番目に、先にあげた人生観や事業観といったものと同じくらい大切なのが数字からのアプローチです。『元気の源は、現金』と言われる位、資金繰りはもちろんのこと業績や資金の裏づけなくして経営者の真の豊かさは語れません。

四番目に、『右手に経営理念、左手に決算書』であり、右手だけが大切で、左手はいらないということはありえないと実感しています。事業はバランス、人生もバランスという視点に立ち、感性と数字(理性)の両方を大切にしたサポートを徹底しています。

最後五番目には、取り組み方も一部のビジネスコーチの方がともすれば陥りがちな会話だけで何とかしようとするのではなく、われわれの生き様や日々の行動から刺激(共感や気付き・触発等)を受けていただくために、自らが結果を出すことを何より重視しています。書籍やセミナー等で学んだ知識や技術・テクニック・ノウハウの右から左への請け売りではなく、われわれが実際に取り組んで結果がでた、その心構えや行動を元にした取り組みなのです」といったことをお伝えした。

(注)*5つの技術背景:1.経営コンサルティング 2.カウンセリング3.メンタルトレーニング 4.ビジネスコーチング 5.禅

3.従来の経営コンサルタントの仕事内容のイメージに変化

私の話を受け止めていただいたこの経営者は、「従来、自分がもっていた経営コンサルタントやビジネスコーチングをはじめとする士業(経営者をサポートする専門職)への仕事内容のイメージが変わった」と話された。「われわれ泥臭い現場を歩んで来た経営者と比べると、専門家の方はどうしても専門分野にかたよりがあったり、理論や精神論に終始したり、失礼ながら口先だけのイメージがあった。言わば紺屋の白袴的な面が強く、チームを束ねていくリーダーとして人間的な魅力を感じない何か薄っぺらさを感じていた」と、これまでの想いを本音で吐露された。

さらに、「一部のカウンセラーやビジネスコーチは、メンタル的なもので全てを解決しようとする傾向が強い。得意分野のこころの側面だけでは、経営課題を全て解決できるとは私は感じない。だから、元気の源は現金という世間的にはあまり受止められがたい辛口の言い回しはとても興味深い。自分の周りでも、理想論や想いばかりで決算書すらろくに読めない若手の経営者やリーダー・専門職の人が多いと日々じくじたる思いでいた」と話されたのである。

4.経営コンサルタントの能力を磨く上で大切な感情と勘定

私はこの経営者とのやり取りの中で、経営者をはじめとするリーダーを支える専門家が真に大切にしていくべきことのポイントを改めて感じ、反省しきりであった。

特に、自らが行動のモデルとなるべく日々の経営コンサルタントとしての現状の能力を点検すると共に、何より人の気持ち(感情)と、数字や損益(勘定)の両面(2つの“かんじょう”)から経営者やリーダーに迫る大切さを身にしみて感じたのである。

 「対人感性(感受性)」と共に、「数値感覚」を同時に磨き上げていくことに、改めて気付き、私自身のランクアップのきっかけをいただいた素晴らしいお出会いであった。

あなたご自身は何を感じ、何に取り組んでおられますか?

5.経営者のあなたへの言葉

  • 「経営者にとって事業と人生は表裏一体」
  • 「人生観に裏打ちされた事業(仕事)観の確立」
  • 「元気の源は、現金」
  • 「右手に経営理念、左手に決算書」
  • 「人の気持ち(感情)と、数字や損益(勘定)の両面(2つの“かんじょう”)」
  • 「対人感性(感受性)と数値感覚の練磨」

6.経営者のあなたへの問い掛け

  1. あなたは「かんじょう」という文字を見て、どの漢字を連想しますか?
  2. あなたは数値感覚をさらに磨くために、日々何に取り組んでおられますか?

(2019年4月13日リライト)

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