寒い冬こそ「胸を張れ」!亡き父の教えから学んだ、逆境に負けないリーダーの立ち振る舞い

経営者に必要なノウハウ

寒い冬こそ「胸を張れ」!亡き父の教えから学んだ、逆境に負けないリーダーの立ち振る舞い

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ふさぽ

後継者をホンマモンに育む、応援をしています。社長を19年経験してわかったこと。それは'トップ自らの人生'を豊かにすること…人との”ツナガリ”づくりを通して。その入り口として、口癖にこだわり、Xでは発信中。『口ぐせは生きグセ』人生観に裏うちされた、事業づくりがトクイ種目。 ホンマデッカァw

寒さが人の姿勢と心を奪っていく

寒波がもたらす、無意識の猫背と思考の縮こまり

寒波が来ると、街を歩く人の姿勢が一斉に変わります。
肩をすぼめ、首をすくめ、自然と視線は足元へ。これは防御反応としてごく当たり前のことです。

実はこの「姿勢の変化」、身体だけでなく思考にも静かに影響を及ぼします。
下を向くと、人は未来よりも「過去」や「不安」に意識が向きやすくなる。
私自身、寒い朝にふと気がつくと、
「余計なこと」をあれこれ考えている自分に出会うことがあります。

経営者という立場は、もともと考えることが多い役割です。
しかし、考えるべきことと、考えなくていいことの境目が曖昧になると、
判断は鈍り、心は重くなっていきます。

寒さが原因で、姿勢が縮こまり、
その姿勢が原因で、思考まで縮こまる。
これは精神論ではなく、日常の身体感覚として起きている現象です。

だからこそ私は、
気持ちが沈んだとき、まず姿勢を疑ってみる
そんな視点を大切にしています。

下を向くと、なぜ余計なことを考えてしまうのか

姿勢と「思考のクセ」はつながっている

人は「考え方を変えよう」とするとき、
どうしても言葉や意識、つまり頭の中から何とかしようとします。
けれど、実際の現場で経営者を見てきて感じるのは、
思考のクセは、身体の使い方に如実に表れるという事実です。

猫背で下を向いていると、視界は狭くなります。
視界が狭くなると、選択肢も減っていく。
結果として、
「どうせ無理だろう」
「また同じことになるのではないか」
といった思考に引きずられやすくなるのです。

逆に、胸を開き、顔を上げるとどうでしょう。
視界が広がり、呼吸も深くなる。
不思議なことに、それだけで思考の方向が
「どうすればできるか」へと切り替わっていきます。

これはポジティブ思考の話ではありません。
姿勢が変わることで、脳に入ってくる情報量そのものが変わる
その結果、思考のクセにも違いが生まれる。
私はそう受け止めています。

経営判断が続く日々の中で、
自分では気づかぬうちに、
「下を向いたまま考え続けている」
そんな状態に陥っている経営者は、決して少なくありません。

だからこそ、
悩んだときほど、考え込む前に、まず姿勢を正す。
この小さな習慣が、
結果として大きな判断の質を支えてくれるのです。

亡き父が遺してくれた一言「胸を張れ」

経営者だった父の背中と、今も残る言葉の力

私が幼い頃、経営者だった父から繰り返し言われていた言葉があります。
それが、胸を張れでした。

決して饒舌な父ではありません。
経営の理論を語ることもなければ、人生訓を長々と説く人でもない。
ただ、何かあったとき、私の背中を見て、
ぽつりと「胸を張れ」と言うだけでした。

当時は、その意味が分かっていたとは言えません。
けれど今、経営者として、
また多くのリーダーと向き合う立場になって、
あの一言の重みが、じわじわと身体感覚として蘇ってきます。

胸を張るというのは、強がることでも、威張ることでもない。
自分の立ち位置を受け止め、逃げずにそこに立つという姿勢です。

父自身、決して楽な経営人生ではありませんでした。
迷いも、苦しみも、人知れず抱えていたはずです。
それでも、家では多くを語らず、
ただ背中で「立ち振る舞い」を見せていました。

透き通った冬空を見上げたとき、
その父の姿と、あの一言が、
今の自分の中で、確かな支えとして息を吹き返したのです。

逆境のときほど、リーダーの姿勢は周囲に伝播する

トップの立ち振る舞いが、組織の空気を決める

経営者やリーダーという立場は、
自分が思っている以上に、周囲から「見られています」。

言葉よりも先に伝わるのが、
立ち姿、歩き方、目線、呼吸の深さ。
つまり、立ち振る舞いそのものです。

トップが下を向いていると、
組織全体の視線も、自然と下がっていく。
「最近、なんとなく社内が重たい」
そう感じるとき、その原因は制度や戦略以前に、
トップの姿勢に表れていることも少なくありません。

逆境のときほど、
リーダーの一挙手一投足は、増幅されて伝わります。
言葉で「大丈夫だ」「前を向こう」と言っても、
姿勢が縮こまっていれば、その言葉は届かない。

胸を張るとは、
「自信があるふり」をすることではありません。
不安があっても、迷いがあっても、
それを引き受けたうえで、前に立つ覚悟です。

その覚悟は、
部下に安心感を与え、
組織に「空気の張り」を取り戻します。

だから私は、
組織を変えたいと相談を受けたとき、
いきなり施策や仕組みの話には入りません。
まず、その方の「立ち姿」を見せていただく。
そこに、必ずヒントがあるからです。

ココロのネグセは、姿勢改善から始まる

気合や根性論ではなく、日常の所作を整えるという視点

経営の現場では、
「もっと気合を入れろ」
「覚悟を決めろ」
といった言葉が、今でも使われがちです。

もちろん、覚悟が不要だとは思いません。
しかし、覚悟や気合だけで、
日々の判断や感情を支え続けるのは、正直しんどい。

だからこそ私が大切にしているのは、
特別なことではなく、日常の所作を整えるという視点です。

背筋を伸ばす。
胸を開く。
顔を上げて、空を見る。

それだけで、呼吸が変わり、
思考が変わり、
結果として、行動が変わっていく。

ココロのネグセは、姿勢改善から
これは、精神論ではなく、
私自身が経営者人生の中で、何度も助けられてきた実感です。

逆境に強いリーダーとは、
何か特別な能力を持った人ではありません。
自分を整える「型」を、
日常の中に持っている人だと感じています。

寒い冬こそ、胸を張る。
それは、自分自身のためであり、
同時に、周囲を照らすリーダーの在り方でもあるのです。

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