「笑顔ってダイジ」
高梨さんの固定ポストを見るたび実感
キラキラのリトマス試験紙は、笑顔かと
そして、経営者から学んだ口癖も浮かぶ
①「 甲子園は義務感では行けない」
やらされ練習で真に強い選手は誕生しない
②「頑張ってる人が唯一負けるのは、愉しんでる人」
笑顔の位置づけって何だろう? https://t.co/NFJue9TWAG— ふさぽ@経営者 (@future_support) October 19, 2025
「笑顔の位置づけ」とは何か?──リーダーの表情が組織を映す鏡
オラオラ・イライラ・キラキラ…リーダーの“見せ方”がもたらす影響
リーダーの「表情」は、思っている以上にチーム全体へ影響を与えるものです。
たとえば、オラオラと威圧的な姿勢を見せる上司のもとでは、社員は委縮し、報連相が滞りがちになります。イライラを隠せない上司のもとでは、緊張感が漂い、挑戦よりも“失敗しないこと”が優先されてしまう。
一方で、キラキラと輝く上司のもとには、不思議と前向きな空気が流れます。
その違いを生む最大の要因こそ、“表情”です。
「笑顔」は、単なる“感じの良さ”ではありません。
むしろ、リーダーが発する無言のメッセージであり、組織の心理的安全性をつくる“鏡”のようなもの。経営者が笑っている会社には、活気があります。社員も自然と笑顔が増え、挑戦に寛容な風土が根づきます。
私がこれまで関わってきた経営者の中には、「数字で人を動かすより、笑顔で空気を動かす」と語る方がいました。数字は“結果”を映しますが、笑顔は“状態”を映します。つまり、笑顔がある状態は、組織のコンディションが整っている証拠なのです。
リーダーが見せる笑顔は、周囲に安心を与え、未来への希望を感じさせます。
それは、単なる笑いではなく、「この人についていけば大丈夫だ」と思わせる信頼のサイン。
リーダーがどんな表情をしているか──そこに、組織の今と未来が映し出されています。
経営者の「笑顔力」がチームの空気を変える理由
経営者の「笑顔力」は、組織の“空気の質”を左右します。
どんなに立派な経営理念を掲げても、リーダーが険しい顔をしていては、社員の心は動きません。逆に、たとえ困難な状況でも、トップが柔らかな笑顔を見せていれば、不思議と前向きなエネルギーが職場に広がります。
私は、かつてある製造業の社長と関わった際、そのことを痛感しました。
経営が苦しい時期にも関わらず、その社長は朝礼でいつも笑顔を絶やしませんでした。社員の誰よりも早く出社し、工場を見回りながら「おはよう!」と声をかける。
そのたびに、社員たちの表情も自然とほころび、次第に“明るい挨拶”が会社の文化として定着していったのです。
この“笑顔の連鎖”は、単なる雰囲気づくりではありません。
心理学的にも、表情には「ミラー効果」があります。
リーダーが見せる笑顔は、社員の脳内に“安心ホルモン”であるオキシトシンを分泌させ、信頼や協調の空気を生み出す。つまり、経営者の笑顔は、チームのモチベーションを自然に引き上げる“無形の資産”なのです。
一方で、リーダーが無表情でいると、部下は「怒っているのではないか」「機嫌が悪いのでは」と、過剰に気をつかい始めます。これが続くと、職場は“沈黙の文化”に変わります。発言が減り、挑戦が減り、やがて組織の活力も失われていく。
経営者が持つ「笑顔力」とは、単なる愛想笑いではありません。
それは“覚悟の笑顔”であり、“希望の笑顔”です。
どんな逆風の中でも「大丈夫。前を向こう」と言える、その姿勢が社員に勇気を与えます。
私は講演でもよくこう申し上げます。
「笑顔は、リーダーの最強のプレゼンテーションです」
言葉以上に人を動かすのは、表情と態度。
経営者の笑顔が明るいほど、組織の未来は光を帯びていくのです。
“夢を見せる上司”が超一流と呼ばれる理由
夢がある職場はなぜ強いのか?
「夢を見せる上司が超一流」という言葉には、深い真理があります。
リーダーにとって、数字や計画を語ることは容易です。ですが、人を動かすのは理屈ではなく、“夢”です。
夢がある組織は、方向性に迷いません。
なぜなら、社員一人ひとりが「自分たちは何のために働いているのか」を理解しているからです。
そして、その夢を最も鮮やかに描けるのは、リーダーです。
私が支援してきた企業の中で、ある中小製造業の二代目社長が印象的でした。
先代から事業を継いだ当初、社内は疲弊し、売上も下降線。
しかし彼は、社員を集めてこう語ったのです。
「うちの会社が“地元の誇り”と言われるような製品をつくろう」
その瞬間、空気が変わりました。
誰もが自分の仕事を“誇り”として感じ始め、やがて社内には「地域に貢献する」という共通の目的意識が芽生えたのです。業績も徐々に回復し、何より社員の表情が明るくなった。
夢とは、現実逃避の甘い言葉ではありません。
夢とは、“向かう先”を照らす光です。
それがあるだけで、組織のベクトルは揃い、多少の困難では折れなくなる。
リーダーが描く夢は、未来を“感じさせる力”を持っています。
それは数字よりも強い、情熱の共有です。
そして、その夢が本物であるかどうかは、リーダー自身の“表情”に現れます。
笑顔で語られる夢には、人の心を動かす力がある。
だからこそ、「夢を見せる上司」が超一流と呼ばれるのです。
“ビジョン”ではなく“夢”を語るリーダーの共通点
多くの経営者が「ビジョン」を語ります。
しかし、超一流のリーダーが語るのは「夢」です。
この二つの言葉、一見似ていますが、本質的にはまったく異なります。
ビジョンは“目指すべき方向”を論理的に示すものです。
一方で、夢は“心を動かす感情”の世界です。
つまり、ビジョンは「頭」で理解するものであり、夢は「心」で共鳴するもの。
私がこれまで出会った尊敬すべき経営者たちは、例外なく“夢”を語る方々でした。
それは、未来の数値目標ではなく、社員と一緒に「こんな会社をつくりたい」「こんな社会を実現したい」と語る姿です。そこには、理屈を超えた“熱”があります。
ある老舗企業の社長は、経営計画発表会の最後にこう言いました。
「この会社を、孫の世代にも誇れる会社にしよう」
社員たちの目に涙が浮かびました。
数字も戦略も、その瞬間は忘れていたかもしれません。
でも、その言葉が“心に火を灯した”のです。
夢を語るリーダーには、三つの共通点があります。
自分自身がワクワクしていること。
夢は義務感では伝わりません。まずは自分が愉しんでいるかどうか。仲間を信じていること。
「一人で叶える」ではなく、「一緒に叶える」という信頼の姿勢があります。笑顔で語っていること。
夢は笑顔で語られてこそ、人の心に届く。笑顔が、その夢の“本気度”を物語ります。
夢は、数字以上に組織を導く力を持っています。
なぜなら、夢には「共感」と「希望」があるからです。
そして、笑顔には、その夢を現実へと引き寄せる“磁力”があるのです。
義務感では動かない──“愉しむ力”がリーダーを輝かせる
「甲子園は義務感では行けない」に学ぶ、主体性の原理
「甲子園は義務感では行けない」――この言葉には、リーダーシップの本質が凝縮されています。
やらされている限り、誰も本気にはなれません。
これは経営でもまったく同じことです。
私が若い頃、ある経営者からこう教えられました。
「やらされている間は、絶対に伸びん。自分が“やりたい”と思った瞬間から、人は変わる」
その経営者は、社員に「こうしろ」と命じるのではなく、「どうしたい?」と問いかけていました。
最初は戸惑っていた社員たちも、次第に自分の意見を言い始め、考え、行動し始める。やがて会議室には前向きな声が飛び交うようになったのです。
「義務感」と「主体性」の間にあるのは、“愉しさ”です。
「愉しむ」というのは、遊ぶことではありません。
自分の仕事の意味を見いだし、その中に価値を感じるということです。
リーダー自身が“愉しんでいる”姿ほど、チームを動かすものはありません。
上司が笑顔で仕事に取り組んでいると、部下も自然と前向きになります。
逆に、どれだけ立派な理念を掲げても、リーダーが義務感に追われている姿を見せれば、周りも疲弊していきます。
経営者の仕事は、社員を管理することではなく、“愉しさの源”をつくること。
そのためには、まず自分が愉しむ覚悟を持つことが必要です。
私がよく講演で伝える言葉があります。
「義務感で動く組織は、結果で苦しむ。愉しさで動く組織は、結果で報われる」
この違いを生み出すのは、経営者の表情です。
笑顔のあるリーダーのもとに、主体性の芽が育つ。
「甲子園は義務感では行けない」という言葉は、まさに“笑顔経営”の原点を教えてくれているのです。
“頑張る”より“愉しむ”が成果を生むメカニズム
「頑張っている人が唯一負けるのは、愉しんでいる人」
この言葉には、成果を生み出す“本当の力の差”が隠されています。
人は、頑張っている時よりも愉しんでいる時の方が、集中力も創造力も高まります。
脳科学の世界では、愉しさを感じているとき、人の脳内ではドーパミンが分泌され、学習効果や発想力が飛躍的に向上するといわれています。
つまり、“愉しむ”ということは、成果を出すための「最も合理的な方法」でもあるのです。
しかし、私たちはつい「頑張らねば」と自分を追い込みがちです。
その背景には、“努力こそ正義”という価値観が染みついているからでしょう。
けれども、本当に成果を上げる人ほど、どこか軽やかです。
周囲から見れば大変そうな仕事でも、どこか楽しそうに取り組んでいる。
リーダーが愉しそうにしていると、組織は変わります。
「社長があんなに楽しそうにやってるんだから、俺たちもやってみよう」
そう思わせる雰囲気が、社員の心を動かす。
愉しさは伝染するのです。
一方で、「頑張っているのに成果が出ない」と悩むリーダーも少なくありません。
その原因の多くは、“余裕のなさ”にあります。
愉しむ余裕がなくなると、創造性が止まり、周囲との関係も硬直してしまう。
笑顔を忘れた瞬間、リーダーシップは息苦しくなるのです。
私が経営現場で感じるのは、「頑張る」と「愉しむ」は対立するものではなく、順番が大切だということです。
まず愉しむ。だから頑張れる。
この順番を逆にすると、心が摩耗します。
笑顔は、その“愉しむ力”の象徴です。
笑顔で取り組める仕事や関係性をつくることこそ、経営者の大きな使命。
「頑張る人」より「愉しむ人」が勝つ――それは、運の差ではなく、“心の設計”の違いなのです。
リーダーの笑顔が信頼を生む──心理的安全性の本質
経営者が持つべき“安心感のデザイン”とは
組織が本当の力を発揮するために欠かせないもの――それが「心理的安全性」です。
この言葉を耳にする機会は増えましたが、単なる“仲良しの雰囲気”を指すのではありません。
心理的安全性とは、**「この人のもとなら安心して発言できる」**という信頼の土壌のことです。
そして、その空気を最も左右するのが、リーダーの「笑顔」です。
私はこれまで、多くの組織を見てきました。
業績の良い会社ほど、トップが明るい。
逆に、数字の伸び悩む会社ほど、経営者の表情に“影”が差していることが多いのです。
笑顔には、人の心をほどく力があります。
経営者が柔らかい表情を見せるだけで、社員は無意識に「大丈夫だ」と感じ、発言のハードルが下がります。
反対に、トップが常に険しい顔をしていれば、社員は「何を言っても否定されそうだ」と感じ、沈黙が支配する。
どんなに理念を掲げても、心が閉じた組織では創造は生まれません。
私は講演でよくこう申し上げます。
「笑顔は“安心感のデザイン”です」
デザインとは、意識して形にすること。
笑顔もまた、意図的に“つくる”リーダーの姿勢が求められます。
それは、気分を隠すという意味ではなく、「どんな状況でも前向きでいたい」という意思表示。
その覚悟が、社員の不安を和らげるのです。
ある経営者はこう話してくれました。
「経営が苦しい時こそ、私は笑うようにしている。そうしないと、社員が不安になるから」
この言葉に、リーダーの矜持を感じました。
笑顔は経営者の“戦略的メッセージ”でもあります。
その一つの表情が、チーム全体の空気を変えるのです。
感情のマネジメントがリーダーシップを決める
経営者は、日々、感情の波の中で生きています。
業績の浮き沈み、社員の悩み、取引先との駆け引き――そのすべてが感情を揺さぶります。
しかし、リーダーに求められるのは「感情を持たないこと」ではなく、「感情を整える力」です。
リーダーの感情が整っていれば、組織は安定します。
逆に、リーダーの感情が乱れると、組織の空気も不安定になります。
経営の現場でよく起きるのは、リーダー自身が知らぬうちにその“感情の波”を周囲に伝染させてしまうことです。
私はある経営者から、印象的な言葉を聞きました。
「怒りは一瞬で伝わるが、信頼は時間をかけないと伝わらない」
怒りや焦りは、相手の行動を一時的に変えることはできます。
しかし、長期的に人の心を動かすことはできません。
感情のマネジメントができるリーダーは、その違いを知っています。
では、感情を整えるとはどういうことでしょうか。
それは、感情を抑え込むことではなく、“選び直す”ことです。
「今、自分のこの感情をどう扱うか?」と一歩引いて見つめる。
その余裕があるリーダーほど、笑顔を保ちやすい。
笑顔は、感情マネジメントの結果として現れる“状態”です。
だからこそ、笑顔を失ったリーダーは、まず自分の内側を見直す必要があります。
疲れすぎていないか、抱え込みすぎていないか。
リーダーが自らの感情を整えることは、社員の安心を守ることでもあるのです。
「心を整える」とは、経営者としての呼吸を取り戻すこと。
そして、その穏やかな呼吸が、笑顔という形で表情にあらわれる。
感情に流されず、感情を活かす――そこに、真のリーダーシップが宿ります。
「笑顔の位置づけ」から見える、これからのリーダー像
経営者が描く“夢の力”と“人間力”の共鳴
これからの時代、経営者に求められるのは「結果を出す力」だけではありません。
むしろ、それ以上に大切なのは、“人を惹きつける人間力”です。
そして、その人間力の核となるのが、「夢」と「笑顔」です。
私はこれまで多くの経営者と向き合ってきましたが、印象に残る方々には共通点があります。
それは、どんなに厳しい環境でも「夢」を語り続け、「笑顔」を絶やさないということ。
彼らのもとには、自然と人が集まり、応援が生まれる。
夢と笑顔には、人の心を共鳴させる不思議な力があるのです。
経営者が夢を描くのは、単に未来を計画することではありません。
夢とは、自分の“あり方”を示すこと。
それを笑顔で語るからこそ、社員やお客様が「この人と一緒に働きたい」「この会社を支えたい」と感じるのです。
一方で、夢のない経営は、どれほど数字を追っても空虚です。
夢を語らず、表情が曇ったリーダーのもとでは、組織のエネルギーも次第に冷えていきます。
人は、数字ではなく“人”に動かされる。
その人の笑顔が、未来を信じる根拠になるのです。
「夢」と「笑顔」は、どちらも抽象的なようでいて、実は最も実践的なリーダーシップの要素です。
笑顔で夢を語るリーダーほど、現実を動かす力を持っている。
なぜなら、そこには「情熱」と「安心」が同居しているからです。
“夢の力”と“人間力”が響き合うところに、これからのリーダーの姿がある。
それは、強さよりも温かさで導く、新しい時代のリーダーシップです。
笑顔が導く未来志向のリーダーシップ
経営の現場で、日々決断を迫られるリーダーにとって、笑顔は“余裕の象徴”に見えるかもしれません。
しかし実際は、笑顔こそが未来を切り開く「戦略的な力」です。
これからの時代、変化はますます加速します。
正解がない中でチームを導くためには、知識やスキルよりも「信頼」と「共感」が不可欠になります。
その二つを最も自然に伝えるのが、笑顔です。
笑顔のあるリーダーは、未来志向です。
過去の失敗や現状の課題に囚われず、「次にどう進むか」に意識を向けています。
その姿勢が、周囲の不安を和らげ、挑戦への一歩を後押しします。
私はよく経営者の方にお伝えします。
「リーダーの笑顔は、“未来に対する信頼”の証です。」
どれほど厳しい局面でも、笑顔を絶やさない経営者は、自らの信念を信じています。
その信頼が社員へと伝わり、組織全体の“安心感”へと変わる。
未来志向のリーダーは、悲観ではなく希望を語る人。
問題を語るのではなく、可能性を描く人。
その言葉に説得力を与えるのが、笑顔という表情なのです。
そして、笑顔は「今、ここ」に生きる力でもあります。
未来を恐れず、過去に縛られず、いま目の前の人を大切にできる――
そんな姿勢が、結果として持続可能な経営を育てていく。
リーダーシップとは、笑顔を通して希望を伝えること。
その希望こそ、未来をつくる最大の原動力です。
