後継者インタビュー

このまま終わっていいのか!(前編)

アイフォーコム株式会社 代表取締役 加川広志 氏(54歳、システム・ソフト開発)

http://www.iforcom.jp/index.html

1.人生と事業が大きく動く前の状況

父は、地元で飲食店を営んでおりました。当時私は大学に進学しなかったこともあり、父の薦めから帝国ホテルでシェフの見習いをしていたのです。
そのまま進んでいれば、飲食店の跡取り息子として、何不自由ない道を歩んでいたのかもしれません。

しかし、これからの長い人生や仕事を考え、「父親の言うことだけを聞いて、薦められた道を歩いていっていいものなのか? 狭い世界だけで終わってしまうのではないか?」という想いが膨らんできていました。

2.経営者・リーダーとして、こころにしみたあの言葉

この様な時に、私の頭をもたげたのは「このままで終わっていいのか! ボチボチの(安定はあるが自らのチャレンジがない)人生は嫌だ!」というものだったのです。

折りしも、時代はコンピューター幕開けの時。今は死語となっている“8ビットマイコン”が、一部の人たちに強烈な注目を浴びていた時でした。

3.人生と事業で何がシフト(転換)したか

この2つのことが丁度重なり、「自分を試してみよう!」と、全くの門外漢であったコンピューター業界に飛び込んだのです。
そこで約5年に渡り、営業を中心としてコンピューターに関わることを身に付けていきました。

その後、「将来性ある、このコンピューターに賭けてみよう!」という想いに至るまでに、長い時間は必要ありませんでした。
そして、父親とは全く別の分野になる今の会社を1985年に立ち上げたのです。

──私は、理系の数学や科学が得意だった訳でも、エンジニアだったわけでもありません。にもかかわらず、この様なある意味無謀とも思える挑戦ができたのは、むしろ知らなかったからこそ、なのだと思っています。“(いい意味での)無知は、障害や前提を覆す力になる”と、今も未進出分野に積極的に打って出ることを社風として大切にし、日々邁(まい)進しています。

4.水野がお聴きして感じたこと

「(新しいものに)挑戦する」ために、

  1. 現状延長線で得るもの・失うものの見極め
  2. 取り組む前から固定観念でものごとを見ず、先ず飛び込んでみる
  3. ある意味で、それに賭ける心意気(無知を味方や力に!)

が大切であることを実感する素晴らしいご体験談であった。

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