ギリギリ症状に歯止めを掛ける、考え方(価値観)と言葉!

公開日: : 最終更新日:2013/11/22 リーダーのこの一言が組織を変える!

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(機関誌92号2008年8月)
あなたは時間に追われていますか、時間を追いかけていますか?

1.こんな出来事が!

 先日主催させていただいた講座で、受講生の方から「最近夢中になっている言葉がある」と伺った。(この講座で、経営者の感覚を磨き上げることをテーマに、自らにいい影響を与えている言葉に着目していた時のことだ。)

 「『明日やろうは、バカやろう!』何気なく見ていたテレビのドラマで、この言葉が出てきた場面があり、ハッとした」と、その受講生は話される。

 人はともすれば、「後でやろう!今度やろう!」と先延ばしにしがちだ。その様な中で、この言葉を自分に言い聞かせ、何事も先送りにしない体質を磨いておられるのだと教えられた。

2.私の想い

 この言葉をきっかけに、すべての受講生、そして私も、改めて時間について考えを深める機会を得た。私には、時間について様々な場面が浮かんできた。

 その多くは経営者の方々が私に、仕事と時間、特に期限というものに関して、深く見つめる投げ掛けがあった瞬間であった。「期限のないのは仕事ではない!」「『いつまでに』がないのは、趣味の世界だ」「仕事には全て納期と期限がある

 また、時間が生死を分ける看護師と言う仕事に就いていた母親の言葉も、数十年の時を経て不思議と蘇ってきた。「遅くさい(関西弁で遅過ぎるの意)のは誰でもできる!いかに速くあげるかが人の力の差になる」

 自分自身に宿った時間の意識は、改めて多くの方からの導きがあって、形づくられている様に想えて感謝の念が湧き上がってきた。同時に、「今やる、すぐやる、早くやる」ことの大切さを今一度噛み締める機会を得たのである。

3.日々への影響

 私は、これまでの仕事や生活の中で、ともすれば時間に追われてしまっていた時のことを想い起こしてみた。その様な時は、必ずといっていい程、後手にまわって(先送りして)いた自分の姿が浮かぶ。 

 その後手にまわっている要因を見ると、意外にも楽をしょうとして引き伸ばしていたのではない点に気付く。むしろその逆で、課題となるものを大切にし過ぎて、その結果が期限ギリギリになっている場合が多いように想う。

 例えば、今回のこの業務は重要なものだから「きっちりとしないと!いい出来栄えにしないと!」と、想って慎重になる。大切にしようと想えば想うほど、ある意味気が重くなり、着手が遅れる自分の姿が蘇えってくる。

 このように、大切にし過ぎ → 後手にまわる → 時間に追われる → 期限ギリギリ
といったうまくいかない時の構図がさらに鮮明になった。

 そこには、ギリギリでやり遂げた時の妙な開放感を味わっている自分の馬鹿げた姿も垣間見える。

 あえてギリギリで期限に間に合わせることで、あたかも切迫感や緊張感を愉しみ、そこから大きな安堵感を手に入れているかの様だ。考えてみるとまったくおかしなことである。

4.生活・志(仕)事の中での実践

 ギリギリでなく、先手を打ちユウユウと仕事や生活を進めている時は何が違うのだろうか。

 私の場合「完全主義者一歩も進まず」という歯止めとなる考え(価値観)が強く出ている様だ。完全を求めることも大切だが、細部にこだわり過ぎる(変な潔癖症がでる)ことで、全体が逆にうまくいかなくなってしまっているということだ。

 つまり、知らず知らずのうちに「木を見て、森を見ず」の愚を犯している時の私にとって、「完全主義者一歩も進まず」という考えは、まさに効果的なものの見方(価値観)なのである。

 そして、ユウユウと進んでいる時には、2つの言葉を自然と使っているように想う。

 1.「取り急ぎ(取り合えず)」:引き伸ばしにせず、
   まず取っ掛かりだけでもやってみる。

 2.「ざっくり」:100点を目指すことなく、
   概要や骨子・柱だけでも明確にする。

 今回の出来事では、ギリギリ症状に対しての処方はそれに歯止めを掛ける自分自身の考え方(価値観)や習慣となっている言葉がとても効果的だということを実感し、深める機会だったように想う。

 あなたご自身は何を感じ、何に取り組んでおられますか?

5.毎日の言葉

  • 「明日やろうは、バカやろう!」
  • 「先送りにしない自分の体質を磨く」
  • 「期限のないのは仕事ではない!」
  • 「遅くさいのは誰でもできる!いかに速くあげるかが人の力の差」
  • 「完全主義者一歩も進まず」
  • 「取り急ぎ・ざっくり」

6.自分を見つめる問いかけ

  1. あなたは時間に追われていますか、時間を追いかけていますか?
  2. あなたはギリギリ症状に対する歯止め策は何だと感じておられますか?
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