後継者インタビュー

どうして早く言ってくれないんだ 水臭いじゃないか!(前編)

株式会社スコープ 代表取締役社長 横山 繁 氏 (45歳 SP広告を中心とした総合広告業) 

http://www.scope-inc.co.jp/

1.人生と事業が大きく動く前の状況

父が創業した今の会社に入る前、大手の広告代理店で仕事をしていました。経験不足の中「どうせやるなら!」と、ただただがむしゃらに働いていたのを想い出します。

日々の繰り返しの中で、徐々に自分なりの仕事観(仕事とは何か)や組織観(チームでは何が大切か)がおぼろげながら定まりつつありました。「仕事は自分独りで、最低限何とかしないといけない!チームでは自分なりに解決してから周りの人に伝えるのが大切」等々。

今から想うと、きまじめで、ともすれば仕事を抱え込んでしまう傾向があった様です。
この様な状況の時、転機が訪れました。きっかけは、人間的な魅力を強く感じていた取引先や仲間の一言です。「なんで早く言ってくれないのか 水臭いじゃないか!」と。

誰もが多忙を極める専門家集団の職場の中で、問題を抱え孤軍奮闘していた私。その姿をじっと見守っていてくれた温かなまなざしがあった上での一言に感極まったのです。

この一言から、「真剣に取り組んでいると、自分を支え、力になってくれる人が必ずいる」「自分一人では、所詮何もできない。たかがしれている。組織パワーが大切だ!」といった想いがふつふつと湧き上がって来たのです。

まさに、人やチームに対する信頼感、人が会社を動かしている実感が、ゆるぎない感覚として私のこころに根付いた瞬間だったのです。

経営トップになった今、「共存共栄の精神」を根幹に置いた舵取りをさらに進めていく上で、「人や組織の力を引き出し、組織力をより強固なものとする」この経験が大変生きていると感じています。

4.水野が直接お聴きして感じたこと

「人や組織の力を引き出す」ために、

  1. 原点は相互信頼
  2. 周りを信じ意思疎通することが大切

であると実感する素晴らしいご体験談であった。

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