後継者インタビュー

心から通じ合う経営とは?株式会社クシタニ 櫛谷淳一氏インタビュー

株式会社クシタニ

管理部 櫛谷淳一氏

〒430-0853 静岡県浜松市南区三島町231

こちらでよろしいでしょうか!

 
 
 
 
 
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アメリカで感じた商売や接客の面白さ

19歳の時にわが社で短期アルバイトをしたのです。

父である社長からの、 「在庫となった商品をアメリカで販売してきては!」 という言葉を受け、外国人スタッフと3名で行商の様に、異国の各地を転々として売り歩くというものでした。

当時、英語もろくに話せず、手軽に注文できるハンバーガーばかり三食食べ10kg太ったり、お客様として商品を見に来ていた人が、その夜中倉庫に押し入り商品を強奪し、別の所で堂々とその商品を販売していたりと、実に歯がゆい想いをしたものでした。

わずか3ヶ月ではありましたが、これらは決してお金では買えない、実に貴重な体験となりました。

特に、学生の時描いていたイメージとは違い、商売や接客の面白さを肌で感じることができたのは何物にも変えがたい私の財産です。

お客様の要望に応えるために身につけた言葉

日本に戻り、東京の販売店に正社員として配属されました。

アメリカで言葉が通じない中で身に付けた身振り・手振りや、そしてお客様とのこころの触れ合いの大切を骨身に染みて感じていたこと等、それらすべてがその後の日本での仕事に生きたのです。

さらには、お客様や周りの人全てが年上であったり、商品が当時の自分の給与と同じ位高額であったため「とにかく丁寧な対応を!」というこだわりがすっかり身についたのでしょうか。

そこから生まれてきたのが こちらでよろしいでしょうか! というお客様のご要望に応えたい一心の言葉になり、常に念のため確認するという姿勢が身についた様に思います。

人にも恵まれ、全国1位を達成!

当然の事ながら、学生の時と比べ仕事や販売に対する姿勢が大きく転換しました。

その転換を自分でも実感し始めた時、成果が出始めたのです。

店の統廃合もあって、わずか6ヶ月後には10坪という小さな規模ながら店長に抜擢。

22歳~24歳の3年間、若輩ながらも上司や先輩、さらには幸運にも恵まれ、全国1位を達成することができました。

自分一人の力ではなく、実に多くの人の支えがあってこその達成であったとしみじみ感謝しています。

水野秀則

「売る」ではなく「売れる」ために、

  1. 販売の面白さを自らが実感
  2. こころが通う丁寧な対応
  3. 常に確認する言葉と姿勢が大切

であることを実感する素晴らしいご体験談であった。

俺は、分かっているから(安心しろ)!

 
 
 
 
 
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人生と事業が大きく動く前の状況

バイク用のレーシングスーツという、それを着用する人にとっては想い入れやこだわりが強くある商品。

お客様をはじめ社内の多くの人間が、商品に対するのと同じく、その生き様やスタイルに強くこだわりがあることに気付くのにそう時間は掛かりませんでした。

しかし、当時の私は「結果を出さねば」という気持ちからか、相手のこだわりを理解し尊重する姿勢がまだまだ不足していた様に感じます。

特に、それは社内の人間に対して顕著でした。  

「他店舗の成功例で、これをやってはどうか!」

「これをやればうまくいくのではないか!」

提案と言えば聞こえがいいのですが、相手の考えや状況を深く考えもせずに自分のやり方を一方的に押し付けていました。

経営者・リーダーとして、こころにしみたあの言葉

そのような中、ある上司と出会えたことで、何かが大きく変わった気がします。

ある面孤立化しつつあった私に、いつもある言葉をかけ続けてくれたのです。

それは「俺は、分かっているから」 というものでした。

この一言で当時の私のイライラや、焦り、不安がずいぶん軽くなりました

「私を理解してもらっている」ということが、私に平静さを与えてくれたのです。

今想えば、このメッセージの奥底には、「あせるな!諦めるな!安心しろ!」 といった、私を想ってくれる温かいこころと励ましがあった様に想います。

人生・事業で何がシフト(転換)したか

私に転機が訪れたのは

「相手に関心をもつことで、関心をもってもらえる」

「相手に理解を示すことで、理解してもらえる」

ということに気づいた時でした。

この経験が生きて、アメリカでの店長時代にも言葉の壁をいい訳に使うことは決してありませんでした。

お客様はもちろん、スタッフに対してもたとえ言葉が通じなくてもこちらが相手を理解することでこころが通じ合い、真の相互理解が深まり、それが力となりました。

ハリウッド映画俳優といった人までもが常連になっていただく等、スタッフと共に小さいながらも人気店を創りあげることができたのも、心から通じ合う本当の一体感があったからだと学びました。

水野秀則

「信頼関係」を育むために、

  1. 自分を押し付けない
  2. 相手に関心をもつ
  3. 相手を深く理解すること

が大切であることを実感する素晴らしいご体験談であった。

(2020年2月11日リライト)※記事内の役職は当時のものです。

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