リーダーが現場で、数字を活用し伝えるチョットしたコツ!

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 1.認識を深め、理解を促進するには、身近な数字

先日、スタッフの一人がある講演会に参加した。早速、学んだこと・自社に取り入れることの報告があった。

企業は、1日に35件も潰れているのですね。倒産が増えていることや、これまで企業は放っておけば潰れることは認識していました。

しかし、自分にとって身近な1日当たり換算の数字を突きつけられると、ずっしりとこころに響きました。いかに企業は潰れやすいものか。

その中で10年、20年、30年と事業を継続されておられる経営者が、どれだけすごいのかを感じることができました。明日の朝礼で他のメンバーにも話し、自分の体験を早速共有化します」

彼女自身しみじみと気付いたことがあった様子で、この出来事が私自身にも強く印象に残ったのである。

2.1兆円という金額の数字、パッと実感がありますか?

この話を聴いて、真っ先に頭に浮かんだのがある経営者の話だ。その方は1兆円という数字をいかに捉えるかということについて私に問い掛けられた。

「新聞やマスコミで『1兆円』という金額が出てくるけれど、どれ位の数字か分かる? 実感ある?1兆円という金額は、仮に毎日百万円ずつ貯めたら、何年で貯まると思うか?計算しないで直感で答えてみて?」と。

戸惑う私に、この経営者はにこやかな笑顔で続けられた。「1兆円は1日百万円ずつ貯めても、2000年はゆうに超えてしまう。2739年だ

私が思い描いていた年数よりもかなり長い年月が必要であり、1兆円という数字の重みをこの時改めて深く実感したものである。

この実体験の中から、数値感覚は、相手にとって身近なもので換算することがいかに大切かということを学ばせていただいたのは言うまでもない。

3.更に、自らが調べれば調べる程、違う視点で数字が楽しく身近なものになる

スタッフとの会話の中で、数字をつかむことの大切さ・身近な数字で表現することの大切さをさらに実感した私は、当時の最新の企業倒産件数を洗い出してみた。
新聞報道や雑誌の記事に頼らず、自らが元データーに直接あたったのである。

そこでは、実に生々しい事実が浮かび上がってきた。倒産件数がリーマンショック当時前は年間6000件で推移していたのが、その2倍を越えるのは間違いない状況であること。ここ3年で大幅に増加(2005年8700件、06年9500件、07年11000件)し、更に2008年は上期だけでも6300件を越えている。(帝国データーバンク)

今回は統計を分析する中で、自らが調べれば調べる程、ちがう視点で数字が愉しくなってくるという気付きも得ることができた。

4.金銭感覚・数値感覚を絶えず磨く

数字が苦手な人と、数字が得意な人。「数字は砂をかむ様に味気ない」という人もいれば、「数字は様々な視点に気付かせてくれる」という人もいる。とらえ方は人によって実に様々なのだ。

私たちは長い人生や日頃の仕事の中で、金銭や数字を避けては通れない。
だとすれば、金銭感覚や数字感覚を早い段階で身に付けるに越したことはないのかもしれない。金銭や数字を味方に付けることができれば、人生や仕事もより深みのあるものに見えてくるのは間違いない。

今回の出来事——数字を身近な数字や単位で表現すること——を通じて、リーダーとして金銭感覚・数値感覚を絶えず磨くことの大切さを実感したのである。

あなたご自身は何を感じ、何に取り組んでおられますか?

5.リーダーのあなたへの言葉

  • 「企業は、1日に35件も潰れている」
  • 「1兆円は1日百万円ずつ貯めても、2739年かかる」
  • 「自らが調べれば調べる程、数字が愉しくなる」
  • 「金銭や数字を味方に付けることで、人生や仕事がより深まる」
  • 「金銭感覚・数値感覚を絶えず磨く」

6.リーダーのあなたへの問い掛け

  1. あなたは金銭感覚・数値感覚を磨くために、どのような取り組みをされていまか?
  2. あなたは金銭や数字のどこに面白み(苦手)を感じておられますか?

(2019年3月17日リライト)

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