「全員参加型経営で」全社員でビジョンと目標づくり!
昭和47年に今の会社を立ち上げました。
当時を振り返ると、「ヒトなし・モノなし・カネなし」の状態だったとしみじみ感じます。
実際のところ、先行き不安な面も数多くありました。
しかし、「体験は知識」と、ただただ、がむしゃらに行動し挑戦を繰り返してきたと思います。
その反面、社員が一人また一人と増えていく過程で、同時に膨らんでいく苦悩がありました。
それは、「(俺のこの想いを)なぜわかってくれないのか!通じない!」というものでした。
10年後に訪れた転機
10年後、転機が訪れました。
ある方に出会い、この方の説く「全員参加・参画型経営」という話を伺って、こころ揺さぶられたのです。
それまでを振り返り、我流の経営であり、我流の人の使い方だった自分を恥じました。
「やれやれ!もっともっと!」と尻を叩くばかりで、全社方針や業績数値の計画性や公開が不充分でした。
スタッフのヤル気を高める取り組みが私には欠如していたことに深く気付いたのです。
「経営の真髄は、人を活かすにつきる」
「スタッフには小社長(部門経営者)として接し、意見を聴き経営に反映していく」
経営のイロハのイを、この時ようやく覚ったように思います。
人とのご縁が事業の成功に
38期を迎える今、「その時の出会いが人生を根底から変えることがある」という私自身の体験から「一期一会」や「全員参加・全員参画」を全社あげて大切にしてきた結果、今では1000社のお取引先、100社に及ぶ仕入れ先の方々にかわいがって頂ける様になりました。
社内外を問わず、人とのご縁とその深まりこそが事業を成功に導くのだと実感し、これを今後とも経営の軸に据えて歩み続ける覚悟です。
自らが定めた「競争のある処に進歩あり、協調のある処に繁栄あり、実行のある処に成果あり」という経営基本スローガンを噛み締めつつ−−。
「組織(事業)の発展のために、
- 出会いを大切に
- 人を活かす
- 全員参加・参画の大切さ
を実感する素晴らしいご体験談であった。
(2020年1月28日リライト)※記事内は当時の役職です。