この人についていきたい! この人と一緒に仕事がしたい!
そう思われるリーダーになるためには、どうしたらいいのでしょうか?
今回は「鬼滅の刃」に登場する鬼舞辻無惨という「ダメリーダー」を反面教師にして、
理想のリーダー像について考えていきたいと思います。
「理想のリーダー」ってどんな人?
皆さん、こんにちは。
フューチャサポートでブログ・YouTubeを担当しています、中角です。
今回のテーマは「理想のリーダー」です。
引き続き、大ヒット漫画「鬼滅の刃」から、
鬼舞辻無惨のダメリーダーぶりを分析していきましょう。
※一部ネタバレを含みますので、ご注意ください!
鬼のトップ「鬼舞辻無惨」
無惨が鬼になった理由
「鬼滅の刃」の主人公、竈門炭治郎の宿敵である
鬼舞辻無惨は、かつて人間でした。
平安時代、産屋敷家(※)に生まれた無惨は体が弱く、
「二十歳になる前に死ぬ」と言われていました。
無惨を治そうと医者が試作中の薬を飲ませたところ、
無惨は鬼になってしまいました。(15巻127話参照)
※一族から鬼を作り出してしまった産屋敷家は、
「鬼殺隊」を結成し、代々リーダーを務めるようになります。
なぜ無惨は鬼を増やすのか?
無惨には仲間(?)がいます。
無惨の血液を体内に取り込んだ、元人間たちです。
無惨が鬼を増やす理由は、次の2つです。
- 「強い鬼」を作り、鬼殺隊から自分の身を守るため
- 「太陽を克服する鬼」を作り、その力を取り込むため
無惨の唯一の弱点は「太陽を浴びると死んでしまう」ことです。
昼間の内、行動が制限されることは無惨にとって屈辱でした。
無惨の血に順応できない者は、鬼になる前に死んでしまいます。
また注がれる血の量が増えるほど順応することは難しく、
より多くの血に順応した者が「強い鬼」となることができます。
鬼の組織構成
特に強い鬼を、十二鬼月と呼びます。
十二鬼月は「上弦」と「下弦」に分かれていて、それぞれ6人ずつで構成されます。
壱、弐、参、肆、伍、陸と番号が付いていて、壱が一番強い鬼です。
下弦の鬼たちは片目しか数字が刻まれておらず、上弦の鬼たちからは蔑まれていました。
「上弦」と「下弦」は、鬼殺隊でいう「柱」と「継子」のようにも見えますが、
鬼殺隊と違い、上弦の鬼と下弦の鬼には師弟関係はなく、絆もありません。
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※【ネタバレ注意】作品中のセリフを引用しております。
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巻51話「日輪刀還る。」〜6巻52話「冷酷無情」
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人間社会に置き換えてみよう
社員は「社長の分身」ではない
無惨は「強い鬼」を作り出し、自分の役に立つよう働かせ、
役に立たなくなればいとも簡単に抹殺してきました。
人間社会に置き換えると、
自分の分身となる社員を集め、自分の意に反すれば即クビにする。
そんな社長、リーダーは嫌ですよね。
そんな組織の行く末は目に見えています。
君が死ねば全ての鬼が滅ぶんだろう?
©吾峠呼世晴/集英社(「鬼滅の刃」16巻第137話)
鬼殺隊のリーダーである、産屋敷耀哉の言葉です。
鬼殺隊は代々リーダーを代えて、長い間存続し続けてきました。
しかし、鬼は違います。無惨がワンマンで経営してきた組織です。
ワンマン経営は長くは続きません。社長が倒れればそこで終了です。
リーダーは、自身のコピーを作るのではなく、
様々な能力を持つ仲間を集め、
それぞれの個性を生かしつつ、育てていくことが大切です。
皆が同じ能力を持っていても良い組織にはなりません。
物言えぬ「貝議」になってませんか?
無惨とその他の鬼の間にあるのは「信頼」ではなく「恐怖」です。
社員が何でも言える雰囲気を作ることはとても大切です。
会議なのにリーダーばかりが話している。
社員は「貝」のように口を閉ざして、誰も発言しない。
そんな「貝議」からは何も生まれません。
会議とは、「会」って「議」するもの。
社員の発言の場を作る、さらにはそれを受け止めることが大切です。
無惨のように一刀両断せず、最後まで話を聞いて受け止め、
意見があれば受け止めた後に話すことが効果的ではないでしょうか。
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まとめ
「鬼滅の刃」に学ぶ、理想のリーダーになるための問いかけ
- 1.社員・部下をリーダーの「分身」にしていませんか?
- 2.社員・部下の意見をきちんと受け止めていますか?
- 3.会議が「貝議」になっていませんか?
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