事例体験から学びたい!

変革を生み出すリーダーとして、ヤメルことに勇気を! 

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(機関誌143号2012年12月)
=あなたは組織のメンバーから、リーダーとして選出されますか? 変革を評価されますか?=

1.こんな出来事が!

日本の未来を選択する選挙が終わった。衆議院議員の480議席をめぐり、小選挙区300、比例代表180での戦い(東京は都知事を選ぶ、W選挙でもあった)。自民政権奪還、民主惨敗、日本維新の会第三党、現職閣僚の落選、混迷脱却求めた民意…等々、メディアを通じて、次々と情報が伝えられてくる。

あなたは組織を引っ張り、社会に影響を与えるリーダーとして、誰に一票を投じられただろうか? そして、今回の結果に何を感じられただろうか?

私の気に止まったことは、落選した議員はもちろん、当選した政治家たちからも笑顔が消えていたことだ(今回の状況を考えれば当たり前のことかもしれないが)。真の勝者は不在という状況で、重責を担い難局に立ち向かおうとする張り詰めた空気だけが画面を通して伝わってきた。それは、投票率59%(前回から10ポイントダウン)という数値からもうかがえる。政治そのものの不信感がぬぐい切れていないことや、変革を打ち出しきれていないことが大きいからかもしれない。

2.私の想い

時代が大きくうねる中で、変革を求められているのはもちろん政治家だけではない。ふと感じたのは「自分はもし選挙があったならば、組織のメンバーやその家族、さらにはお客様からリーダーとして選ばれるだろうか? 」「今、打ち出している変革を評価されるだろうか? 」という想いであった。

経済の一翼を担い産業を通じて社会に豊かさをもたらす、我々企業のリーダーにとっても、変革は避けては通れない時代であることは間違いがない。これまでやってきたこと、自らが信じてきた世界や進め方を自己否定していくことは誰にとっても大きな痛みを伴うものだ。「せっかく始めたのだから」「今まで続けてきているのだから」「そこそこ成果があがっているのだからわざわざ変えなくても」等々。

答えがない時代、さらに言えばはっきりとした選択肢すらない時代である。あちら立てればこちらが立たず──かと言って、別の代案が明確にあるわけでもない。

だからこそ今、単なる現状延長線上の改善や改良だけでなく、革新(パラダイムシフト)が強く求められている。これまでの枠組みを取り壊し、ゼロ発想の視点からの取り組みだけが真に未来へつながっていくように感じたのだ。

3.日々への影響

この変革や革新というキーワードをかみ締めた時に、私の中から出てきた言葉はやはり次のものであった。

「強いものが生き残るのではない。賢いものがまた生き残るのでもない。生き残るものは、ただ一つ、変化し続けたものだけである。」そう、ダーウインの進化論での有名な一節である。

「変えたい」というのは単なる願望。「変えなければいけない」ではやらされ感。「変える」であれば他責になりがち。「変わる」だけでも単発。「変わり続ける」「変わり尽くす」、日々こういったスタンスを取り続ける自分でいる意義を、再確認できた様に感じる。

4.生活・志(仕)事の中での実践

ある経営者から導いていただいた「風呂敷は広げることができるだけでなく、たためるところに真の意義がある」という教え。今の“時代”に、今の“自分”に、問い掛けたい。「変幻自在、状況や時代に合わせて変わっていっているだろうか?」と。そして何より「止(や)めることに躊躇していないだろうか」と。手放してみると、意外と多くのものを抱え込み過ぎていることに気付くものだ。

変革を生み出すための効果的な順番は、「廃(ヤメル)・改(アラタメル)・新(アタラシク)」。まずは止めてみる。そこからゼロベースで再構築を図ることが真っ先に取り組む優先課題だ。3番目の新(アタラシク)から取り組み、あれもこれもやろうとして、結局より複雑になって変革できずにいることは多い。

ヤメル上で1)私心がないか? (社会が後押ししてくれるか) 2)使命感が湧き出てくるものか? (自分の原点とブレがないか) 3)次の構想は浮かび始めているか? (ヤメルが目的になっていないか、逃げではないか)という着眼点も見落としてはならない。

未来にわたって“笑顔になる”ために、今大変かもしれないが大きく変わるチャンス。敢えて今“笑顔でいる”ことが大切と感じたここ数日であった。

あなたご自身は何を感じ、何に取り組んでおられますか?

5.毎日の言葉

  • 「リーダーにとっても、変革は避けては通れない時代」
  • 「生き残るものは、ただ一つ、変化し続けたものだけ」
  • 「風呂敷は広げることができるだけでなく、たためるところに真の意義がある」
  • 「廃(ヤメル)・改(アラタメル)・新(アタラシク)」
  • 「“笑顔になる”ために、“笑顔でいる”」

6.自分を見つめる問いかけ

  1. あなたは組織のメンバーから、リーダーとして選出されますか、変革を評価されますか?
  2. あなたは止めることに躊躇しているものがありますか?

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※2001年の1月から毎月(12年間×12ヶ月、震災直後の1回のみ控えさせていただく)計143回書き続けて参りましたこの弊社機関紙も、ここでひとまず区切りをつけさせていただきます。これまで熱心にご購読いただき意見を寄せて下さった皆様お一人おひとりに、感謝の想いでいっぱいでございます。 『ありがとうございます』
今後は、組織のリーダーにとって身近な書評ブログ(書籍を通じて己を磨き実践する)という形で、ネット上からの発信でよりお役に立てるように挑んで参ります。

最後に、この機関紙を毎号社内に掲示し、メッセージを寄せていただいている中、今年若くして急逝されたAさんと、毎月の執筆について多大な助言を下さったBさん(同じく今年ご逝去)お二人に、この区切りとなる機関紙を捧げたいと想います。こころよりご冥福をお祈りいたしております。 合掌!

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