新年あけましておめでとうございます!
記事編集会議や勉強会など、年初から様々な打ち合わせに参画しているフューチャーサポートスタッフの神作です

突然ですが、あなたは「参加する」「参画する」の言葉の違いについて考えたことはありますか?
「参加する」「参画する」はどちらも重要な概念です。
中でも「参画」というフレーズは弊社代表の水野とすでに親交があったり、このWebサイトを何度か見ている方であれば耳に馴染んでいるかも知れません。
しかし、入社歴の浅い私にとって、打ち合わせのたびに水野から「参画する」と言われるたびに違和感が残り、【それって「参加する」と何が違うの?】と思っていました。
そこでこの記事では、入社歴5ヶ月のわたしが、「参加する」と「参画する」と何が違うのか?部下の立場でどう感じたか?また、上司から部下へ明日の会議で使える5つのアクションプランなど、調べたことを通して、皆さまと「参画する」の大切さを再確認できれば嬉しいです。
「参加する」と「参画する」と何が違うのか?

私にとって「参画」と聞くと、行政が良く使っている言葉という印象があります。
実際に、吹田市役所のWebサイトを見ていると、以下のような質問と回答がありました。
(質問)「男女共同参画」には「参加」ではなくなぜ「参画」という言葉が使われているのですか。
(回答)「参加」は、単に集まりに加わることを言い、「参画」は、事業や計画に加わることを言います。
引用:吹田市ウェブサイト https://www.city.suita.osaka.jp
男女平等を実質的に実現するためには、公的、私的の分野を問わず、あらゆる分野において性別にかかわりなく意思決定への参加、すなわち、参画が極めて重要であり、この点を強調する必要があることを考慮し、「参画」が用いられています。
どうやらポイントは、「意思決定への参加」ということがポイントになりそうです。
例えば、「ラジオ体操に参加する」とはいいますが、「ラジオ体操に参画する」とは言わないように、ただ単にそこにいるだけではなく、積極的に参加して欲しい時に使われる、という印象を持ちました。
「参加する」と「参画する」の違いを部下の立場でどう感じるか?

言葉の違いだよ、と言われてしまえばそれまでですが、「参加する」と「参画する」の違いを部下の立場だと、どう感じるでしょうか?
20年以上前のことになりますが、「参加する」と「参画する」の違いを感じたエピソードがあったので、ご紹介します。
とあるミーティングの場で、黙って聞いているだけの立場で参加している姿を見て、上司から「黙っていないで何らか発言するように」と言われてドキッとしたことがあります。
振り返ってみると、当時20代の若手だったこともあり、
「先輩たちに任せておけばいいや」
「もうすぐ誰かが結論を出すだろう」
「どうせ自分が意見したところで相手にされないだろう」
そんな事を思いながら、ミーティングに「参加」していたように記憶しています。
どころが、そんな姿を見かねたように、上司から「ミーティング内容が分かっているなら頷く、分からないことは質問する、それだけで会議に貢献していることになるんだよ」と声を掛けられました。

それ以来、
・分かっていたら頷くこと
・分からないことは質問すること
など、自分の中でできることをルール化してミーティングに参加するようになり、今日に至っています。
あの時の上司のひと言が、私がミーティング中の振る舞いや態度を変える大きなきっかけになりました

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まとめ:上司から部下へ今日から提案できるアクションプラン

部下の参画を促すことは、チームで目標を達成するなど、望ましい結果を得るためのカギになります。
部下の参画を促すために、弊社が推奨しているアクションプランは、貢献5ケ条の活用です。
貢献5ケ条というわかりやすい行動指針を設けておけば、ミーティングで貢献できたかどうか、部下ひとりひとりが自己評価をしやすくなります。
具体的には、以下のようになります。
【難易度高い】
①発言する
②質問する
③発言に対してうなずく
④発言者にカラダを向ける
⑤顔を上げる
【難易度低い】
このような提案ができれば、下を向いたまま何を考えているか分からなかった部下の表情が見えて安心できます

実現しやすさ(難易度順)に並んでいますので、と部下ひとりひとりの状況に応じて活用していただると、「参加」から「参画」へと協働意識が変わります。