部下の育成や、幹部の育成が思うようにいかず、どうしたら良いか分かりません
このような疑問にお答えします。
弊社代表の水野曰く、部下育成は究極の自分育成という視点を持ち、部下を育てる視点も大切ですが、部下育成を通じて、上司である自分自身を育てる視点も忘れないことがポイントだといいます。
ちなみに、私は、自分を育てる聞くと、「子育ては究極の親育て」という言葉を思い出す、フューチャーサポートスタップの神作です
そこでこの記事では、部下育成や幹部育成にお悩みの後継者の皆さまに、エピソードをご紹介しながら理解を深め、自分育成の大切さを再認識できれば嬉しいです。
自分育成とは?
「自分を育てる」という感覚や意識が、これまでの私の中になく、強いて挙げるとすれば、子育ては究極の親(自分)育てということです。
私には高校生になる子供が2人いるのですが、振り返ってみると、子育ては自分育てだなぁ、とつくづく思います。
こっちは早く眠りたいのに、いっこうに寝てくれないなど、自分の都合以外を優先させなければいけないことの繰り返しで、完璧主義にならずに適度に力を抜くことができるようになりました。
また、予期せぬことがあっても臨機応変、柔軟に対応できるようになれたのも子育てを通じて、自分自身が成長したと言えます。
意識しないままに、子育てに必死で取り組む中で、柔軟性や臨機応変さ等々、自分が大きく成長できたのは間違いない。
それを今回の自分育てとは?というテーマで、感じたのです。
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自分育成することで得られるもの
中でも強く実感し、日頃の部下育成にも役立っていると思うのは、相手の個性を認められるようになったことです。
ひとつエピソードをご紹介すると、私は大のスポーツ好きで身体を動かすのが好きなのですが、我が家の子供達はというと、どちらかというと、家にこもって音楽を聴いたり、ゲームをするのが好きだということに気がついた時、ショックを受けたことを覚えています。
このことから、「自分の好き」と「相手の好き」が異なることを受け入れること、例え家族でも、ひとそれぞれ個性があるんだということを強く実感しました。
この感覚は、いま現在仕事をするうえで、部下やお客様ひとりひとりの態度に一喜一憂することなく、まずは受け入れてみようという価値観を持つことができました。
ビジネスの現場で、直属の部下をはじめ様々な方と一緒に仕事を進める中で、相手の個性を認め、自分に無い強みを活かし、臨機応変に対応する様になったのは、この時の経験が活きていると再認識したのです。
自分育成を阻む思い込み
弊社代表の水野は、後継者の自分育成を阻む「よくある思い込み」があるといいます。
「自分が絶対正しい」
「自分はすべてわかっている」
「経験が豊富なので、間違いない」
「後継者だから、何でも知っておかねばならい」
「後継者だから、なめられてはいけない」
このような、「知ったふりをする」「弱みを見せまい」とする態度は、自分育成を阻む要因になるといえます。
後継者だからと言って、完璧ではないですし、教える側と教わる側、上司と部下といったものが対立概念で物事を捉えるのではなく、何でも言える雰囲気を作ることではないでしょうか。
その部下との自然な関わりから、知らずしらずのうちに後継者である自分育成が進む。
気づいた時には、組閣メンバーが一段も二段もアップして、後継者の自分の前に現れて来たと言われる方が多いように感じています。
まとめ:部下育成の前にまずは自分育成
『過去と他人は変えられない、自分と未来を変えることで、結果部下が育ち過去の見方が変わっていく』という言葉があります。
そのために、先ずは、部下育成に苦心し立ち止まるのではなく、自分を相手に発している口ぐせに気づき、言動を変えて行くという自分育成が早道とご提案します。