経営者に必要なノウハウ

受け止めることを大切にして欲しい2つのポイント(受け入れるとの違い)

今年も残すところ、ひと月を切りました。

先日、風邪を引いて食欲を無くし、体重が3キロも痩せた!と思って油断していたら、あっという間に元通り。

そんな現実をまだ受け止めることができないフューチャーサポートスタッフの神作です

FSスタッフ神作
FSスタッフ神作

突然ですが、あなたはいま、受け止められない出来事はありますか?

「受け止める」というフレーズは弊社代表の水野とすでに親交があったり、このWebサイトを何度か見ている方であれば耳に馴染んでいるかも知れません。

しかし、入社歴の浅い私にとって、会話のたびに水野から「受け止めました」と言われるたびに違和感が残り、【それって「受け入れる」と何が違うの?とか、「わかりました」でいいんじゃないの?】と思っていました。

そこでこの記事では、入社歴3ヶ月のわたしが、「受け止める」とは、何なのか?、「受け入れる」と何が違うのか?を調べたことを通して、皆さまと「受け止める」の大切さを再確認できれば嬉しいです。

受け止めるの意味とは? (受け入れるとの違い )

ボールを受け止めるキャッチャーの画像
味方からの送球を全身で受け止めるキャッチャー

「受け止める」と「受け入れる」の違いを理解するまえに、まず、「受け止める」とはどんな意味なのか?考えてみました、「受け止める」から私が連想するものに、野球のキャッチャーがあります。

相手からの送球を絶対にこぼすまいと、身を挺しからだ全体を使って捕球しようする姿です。

このことから、基準となる考え(自分本位/相手本位)、物事に対する捉え方(部分的/全体的)に分けて考えました。

受け入れると受け止めるとの違い
受け入れると受け止めるの違い

どちらが良い、悪いということはありませんが、ぼんやりと違いが見えてきました。

関連記事▶配慮とは? 気配り心配りしていることを感じさせないのが一番の配慮

受け止めることのメリット

受け止めないと受け止めるの比較
受け止めないと受け止めるの違い

続いては、受け止めることにはどんなメリットがあるでしょうか?

ここで、「(相手に)受け止めてもらえていないなぁ」と感じる時はどんな時?と考えてみると、「自分と異なる意見に対して相手の意見を押し付ける時」があります。

実は以前の職場でパソコン・モニターを買うにあたって、とても嫌な思いをしたことがあります。

ウェブ上でモノを書くことが多い私は、ピボット(縦型で使える)モニターが欲しかったのに、横型モニターが届いたのです。

画像引用元:https://www.iodata.jp/ssp/magazine/231/index.htm

当時、「自分が使いやすいスペックを相手に理解してもらえていなかった」という、何ともやり切れない感情が湧いてきたことを昨日のことのように思い出します。

このことから、相手を受け止めることのメリットは、自分の心情や感情を押し付けるのではなく、相手の基準を理解することだと解釈しました。

受け止めない、が起こる理由とは?

ではなぜ、このようなことが起きてしまうのでしょうか。

理由を水野に尋ねてみると、ひとそれぞれが持ち合わせるコミュニケーションのとり方「クセ」だといいます。

受け止めていない典型的なコミュニケーションのクセ受け止めていない典型的なコミュニケーションのクセ

受け止めないコミュニケーション

  • 自分と異なる考えに対して自分の考えを押し付けるクセ
  • 反論があったら相手の話の腰を途中で折るクセ
  • 細部まで介入したり、指示をしないと気がすまないクセ
  • そのほうが速いからと何でも自分でやってしまうクセ
  • 相手基準をスルーして自分基準で何でも見極めるクセ

水野曰く、このような状況を改善するためには、心理的安全性という、組織の中で自分の考えや気持ちを何でも言える雰囲気づくり、場づくりが欠かせないといいます。

部下を受け止めたいあなたへ

あなたは部下やメンバーと関わる時、どんなコミュニケーションのクセがあると思いますか?

受け止め続けることのメリット

次に、受け止められることに徐々に増えてきたメンバーに、どんな気持ちの変化が生まれるのか、考えてみました。

関連したエピソードとして、お客様先の会議で、いままで殆ど発言しなかった社員が、役員や上司が退席した途端、水を得た魚のように話し始めるシーンをたくさん見てきました。

そこでは、社員の「こんなことを役員の前で話したら後でなんと言われるか、、、」「こんな意見を言ったら、社長に馬鹿にされそう」という恐れにも似た感情が容易に見て取れました。

さらに怖いのが、経営者や上司が無自覚な場合です。

「今のは、考えが足りないよ」と直接指導されると、そのつもりがなくても部下は否定的に捉えたり、貝のように心を閉ざして、何を聞かれても耳障りの良い返事しかしなくなります。

好きの反対は無関心、という言葉があるように、成果の追求や厳しさの中にも、時には部下の心を弱らせないために情緒的な側面を受け止める・受け止め続けるという視点が必要ではないでしょうか。

まとめ

ここまで「受け止める」とはそもそもどういう意味なのか?受け止めることでどんなメリットを得られるのか?について調べたこと、感じたことをまとめてみました。

社員ひとりひとりの元気は、組織の元気、さらには会社の元気へと繋がります。

そのためにはも、私自身もメンバーが自分と違う力を持っていること、仕事のパフォーマンスが最高に発揮されるスタンスの違いを感じられるようなコミュニケーションを取っているか、反対に自分の意見を押し付けていないか、自分に問いかけてみます。

部下を受け止めたいあなたへ

あなたの部下は、他者とどんな違う力を持っていますか?

あなたが関わるメンバーのパフォーマンスはどんな時、最高に発揮されていますか?

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