人気漫画「鬼滅の刃」の名言に学ぶ、リーダーシップ

経営者に必要なノウハウ

人気漫画「鬼滅の刃」の名言に学ぶ、リーダーシップ

皆さんは、漫画を読みますか?

漫画は娯楽に過ぎない。

漫画を読んでいる暇はない。

そう思っているリーダー、後継者の皆さんにこそ、お勧めしたい漫画があります。

それは「鬼滅の刃」です。

主人公の炭次郎は、リーダーシップりょくの非常に高い人物です。

今回は「鬼滅の刃」に登場する、

リーダーの皆さんにぜひ共有したい「名言」をご紹介してまいります。

リーダーシップは漫画から学べる?

皆さん、こんにちは。

フューチャサポートでブログ・YouTubeを担当しています、中角です。

今回は、リーダーシップが学べるお勧めの“本”を紹介します。

そのタイトルは「鬼滅の刃」です。

漫画じゃないか!と思われた方もいらっしゃると思います。

はい、その通りです。

しかし、ただの漫画ではありません。

リーダーシップ論がたっぷり詰まった漫画です。

「鬼滅の刃」とは?

「鬼滅の刃」とは、

家族を鬼に皆殺しにされた少年・竈門炭治郎かまどたんじろうが、

唯一生き残ったものの凶暴な鬼に変貌してしまった妹・禰豆子ねずこを人間に戻し、

家族を殺した鬼を討つために“鬼狩り”をする物語です。

漫画は、単行本全23巻で、累計発行部数1億5000万部を突破

漫画を原作とした長編アニメーション映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、

日本国内で興行収入400億円を突破し、日本歴代興行収入第1位を記録

全世界での総興行収入も約517 億円を記録するなど、

まさに社会現象を巻き起こした作品です。

炭治郎が鬼舞辻無惨に勝てた理由

では、「鬼滅の刃」はなぜここまで大ヒットしたのでしょうか?

面白いから。感動するから。共感できるから。

色々な理由があると思います。

しかし、本作が子どもだけでなく大人にもヒットした理由の1つは

リーダーシップ論が満載だからではないでしょうか。

鬼殺隊きさつたい(鬼を狩るための組織)の一員として、

炭治郎は、決して最強とは言えません

作中には、炭次郎よりも強い剣士がたくさん出てきます。

しかし、炭次郎には「人を惹きつける力」「仲間を守りたいという強い想い」があります。

もちろん、自分より弱い者にも横柄な態度は取りません。

また、相手が鬼だろうと、敬意を忘れることはありません。

一方、本作のラスボスである鬼舞辻無惨きめつじぶざん

斬っても斬っても再生し、人を食うほど強くなる。まさに最強です

最終決戦も、多くの人が「本当に勝てるの?」と疑いながら読んだに違いありません。

しかし、リーダーとしての能力は低かった

威圧的な態度を取り、部下(鬼たち)を恐怖で押さえつけています。

この違いこそ、炭治郎たち・・が鬼舞辻無惨に勝てた要因だったのではないでしょうか。

大きな成果を得るために必要なもの

炭次郎のリーダーシップが際立つ一言

ここで「鬼滅の刃」の名言を1つ紹介します。

一人でできることなんてほんのこれっぽっちだよ。
だから人は力を合わせて頑張るんだ。

漫画「鬼滅の刃」14巻 第117話「刀鍛冶」

どんなに強くても、どんなに優秀でも、一人でできることは限られています。

大きなことを成し遂げるためには、自分以外の人の助けが必要です。

それぞれの知識やテクニックは最強じゃなくても、

チームで力を合わせて頑張れば、大きな成果を得ることができます。

逆に言えば、それぞれの知識やテクニックが最強だったとしても、

チームが力を合わせて頑張ることができなければ、大きな成果を得ることはできません。

パートナーシップは50×50(フィフティフィフティ)

弊社代表の水野秀則は、著書「リーダーのこの一言が組織を変える! 身近な出来事からこころ揺さぶる話財100」で、次のように語っています。

パートナーシップは、足し算ではなく、掛け算にならないと価値がない。

8対2や9対1では、本当の力を発揮できない。

足し算なら、8+2も9+1も10なる。

掛け算だとしても、8×2=16、9×1=9にしかならない。

一番最大になるのは? そう、5×5=25だ。

パートナーシップは平等で50×50(フィフティフィフティ)であるのが一番素晴らしい!

話材87 パートナーシップ(相手との関係創り)は自らの姿勢を正すことが第一歩

平等(50×50:フィフティフィフティ)って何?

チームの定義とは

私は以前、従業員数30人ほどの中小企業でコーディネーターの仕事をしていました。

 ※コーディネーターとは:仕事を依頼する人と実際に作業する人の間で、双方のニーズがお互いに満たされるよう調整する人。

そこでは、どんな案件にも『依頼者(お客様)・コーディネーター・作業者』の3者が存在しました。

一見すると、依頼者(お客様)>コーディネーター>作業者という関係性に見えますが、

「いい仕事ができた!」という達成感を感じる時はいつも

依頼者(お客様)=コーディネーター=作業者という関係性があったように思います。

3者は確かにお金を払う人ともらう人という立場の違いがありますが、

ある案件を遂行するための、1つのチームでもあるのです。

そして、コーディネーターは「お客様の要望を正しく理解」しながら、

「作業者の能力を最大限に引き出す」ようリードする、

このチームのリーダーといえます。

理解したフリをするのは、かえって失礼

私もコーディネーターになりたての頃は、お客様に遠慮しすぎて、失敗した経験があります。

言われるがまま「きっとこういうことだろう」「無難にこうしておけばいい」と

曖昧な指示をなんとなく理解して(またはしたフリをして)対応した結果、

「思っていたのと違う」「もっとこうして欲しかった」など、

お客様から厳しいご指摘を受けてしまったのです。

すぐに対応して、最終的にはお客様のご要望に沿ったサービスを提供できたのですが、

当然スケジュールは押してしまい、多大なご迷惑をおかけしてしまいました。

それ以来、私はお客様のニーズがつかみきれない時は、

「つまり、こういうことでしょうか?」「こんな案はどうですか?」

積極的に質問したり、意見を述べるようになりました。

理解しているフリをする、もっと良いものができるのに言われたことだけをする、

というのは、かえって失礼だと気づいたのです。

「伝わる」かどうかは、話し手の責任

一方、作業をしてくださる方々に対しても、

「私の言ったことは通じたでしょうか?」「より良くするために何か案はありますか?」など、

きちんと理解できたか確認して、質問や意見を求めるようになりました。

3者の中で最も多くの知識を持っているのは、実際に作業をしてくださる方々です。

より良いものにするための意見を聞きだすことも大切なステップです。

また、せっかく自分(コーディネーター)がお客様のニーズをきちんと把握できても、

それを作業者さんに正しく伝えられなければ意味がありません。

「伝わる」かどうかは、話し手の責任なのです。

※関連ブログは ↓こちら↓ から。

まとめ

成功の秘訣は「力を合わせて頑張る」こと

大きな成果を出すためには、

チーム全員が対等となり、

「より良いものを作りたい」という共通のゴールに向けて、

力を合わせて頑張ることが重要です。

「相手はお客様だから、余計な質問や意見は述べずにただ作業しなければ」

「自分は依頼者だから、下請けはただ作業してくれればいい」

このような考えは、どちらも「より良いものをつくる」ためには不要ではないでしょうか。

わからないことは聞いて理解を深める。

持っている知識はフルに活用する。

こうして、より良いものができ上がるのではないでしょうか。

あなたは、社内の上司・先輩、部下・後輩、

あるいは社外のお客様、下請け業者と平等な関係を築けていますか?

威圧的になったり、あるいは委縮しすぎたりしていませんか?

ぜひ、自分に置き換えて考えてみてください。

「鬼滅の刃」に学ぶ、リーダーシップを高めるためのご提案

  • 1.「たかが漫画」と読まず嫌いせず、リーダーシップを学ぶツールとして、漫画を使ってみませんか?
  • 2.相手が上司・先輩、またはお客さんであっても、より良い仕事をするために必要な質問や意見なら、積極的にしてみてはいかがでしょうか?
  • 3.相手が部下・後輩、または下請け業者さんであっても、より良い仕事をするためには、「伝わる」まで丁寧に説明し、質問や意見には積極的にを耳を傾けてみてはいかがでしょうか?

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