人生はマラソン競技、仕事は駅伝競技!

公開日: : 最終更新日:2013/11/22 事例体験から学びたい!

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(機関誌133号2012年2月)
あなたはたすきを誰から受け、誰に何を伝えようとしていますか?

1.こんな出来事が!

第6回目を迎える東京マラソンの開催が目前に迫っている。今年も3万5千500人を越えるランナーが、都心の道路を埋め尽くすのだ。今や“走ること”は一過性の健康ブームではなく、その本質に意義を見出されている人が増えてきているのではないかと想う。そして、その姿は“(どれだけ苦しくとも歩を進め)身体だけでなくこころや人生を健康に・軽やかに”という様なメッセージであり、こころの叫びとなって私には聴こえてくるのだ。

走るということは、“行う(行為)”だけでなく“観る(観戦)”という点でも人気が高い。オリンピックイヤーということもあり、女子マラソンの若手台頭や、芸能人でありながらカンボジア国籍を取得し、ロンドンを目指す猫ひろし選手も注目を集めている(先日出した現在の自己最高記録が2時間30分26秒。昨年の東京マラソンが2時間37分43秒、2年前は2時間55分45秒・・・と驚異の走りで毎年記録を大幅に更新中)。

2.私の想い

また、同じ走るという競技でありながら異彩を放ち、観る者を魅了するものがある。そう、駅伝だ。日本が発祥の伝統競技であり、今や柔道をはじめとする武道と共に、“Ekiden”として海外にも広がっているように聞く。個人競技のような面白みだけではなく、たすきを繋ぎ“チーム単位で成果を生み出す”といった側面から数々のドラマが生まれている。ここに、観ている人が自分自身の現時点と重ね合わせ、共感の渦を巻き起こしている様に強く感じるのだ。

中でも箱根駅伝では近年、激しい競り合いが展開され、以前に増して年始の風物詩にもなっている。今年も、東洋大学と早稲田大学の争いには釘付けになった人も多いのではないだろうか。前々年、5区山の神・柏原選手の区間最高記録を背景に総合優勝した東洋。前年は早稲田の追い上げに、往路の27秒のリードを復路で逆転された。リベンジに燃える東洋と、それを阻止し連続優勝をもくろむ早稲田。結果は、柏原選手に頼ることなく(4区で早稲田を51秒リード、トップでバトン、前年比プラスマイナス70秒の差)、全員が力を発揮した東洋が完全優勝(早稲田は4区で体調不良の駅伝主将・三田裕介選手からメンバー交代を行うも、各区間で東洋に圧倒的な差を生み出せなかった ※一部報道には“この重圧には耐えられない”等ショッキングな言葉も並ぶが)。

3.日々への影響

明暗を分けた二校(前年は総合で早稲田が21秒差で勝ったが、今年は逆に東洋が2位の駒澤大と9分2秒差、早稲田(総合4位)とは11分34秒差という圧倒的な強さを誇った)。そこには、前回大会以降から何があったのだろうか? どちらも血が滲む様な努力をしてきたことに違いはないだろうしかし、そこには何か明確な差があったからこそ、タイムの開きとなって結果に現れたように想う。

チームとしての総合力が問われる駅伝という競技。ヒーロー、スター選手がいるだけではもちろん勝てない。しかも4年ごとに選手は卒業していく。実際、東洋は「柏原(選手)だけに頼らないチームづくり」が合言葉であった(前年総合21秒差の悔しさをバネに一人ひとりが2秒のタイム短縮)を意識し、各選手が実力的にも精神的にも成長した)様に聞く。また、本番にいかに最高の実力を発揮するか! 監督というリーダーのもと、東洋では当日に向けた体調管理はもちろんのこと、コーチやマネージャーも一緒になり、チーム全体での強いメンタルづくりにも余念がなかったようだ。

4.生活・志(仕)事の中での実践

たすきをつなぐ、バトンをつなぐ、というのは何も駅伝競走だけではない。日々我々が取り組んでいる仕事でも、誰から何を引き継ぎ、誰に何を引き継ぐのか、といったことは常にテーマとして存在する。

春三月を控え、配置転換、新入社員受け入れ、新年度の経営陣交代、先代(親)から次世代(子供)への(事業)継承等々を意識している人は多い。後任への引継ぎ準備はいかがだろうか。前任からの引継ぎは上手く運びそうだろうか。──ふと手を止め、私も自らを顧みながらバトンの受け渡しの図をアタマの中に想い巡らす。

双方にとって喜びがあり、かつ総合で最高記録を出すために、どの様なドラマのシナリオを描いているだろうか。人生はマラソン競技の様に単独で歩み、一人一回きりの側面があるかもしれない。しかし、仕事(や事業)は駅伝競技の様に、皆で協力し合い、高め合い、次世代にたすきを繋いでいくものだから

あなたご自身は何を感じ、何に取り組んでおられますか?

5.毎日の言葉

  • 「こころや人生を健康に・軽やかに」
  • 「たすきを繋ぎチーム単位で成果を生み出す」
  • 「人生はマラソン競技、仕事(や事業)は駅伝競技!」

6.自分を見つめる問いかけ

  1.  あなたはたすきを誰から受け、誰に何を伝えようとしていますか?
  2.  この3月の引継ぎ時期に向け、今やっていることは何ですか?
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