変える勇気 変わる覚悟!

公開日: : 事例体験から学びたい!

Pocket

1. 元NHKアナウンサー松平定知氏からの学びの事例

NHKの人気テレビ番組—「その時歴史が動いた」が、この3月で終了した。
2000年3月から合計355回にわたり、歴史上の決定的な瞬間や人物の熱い想いをつぶさに描いてきた番組であった。

番組でキャスターを務めた、元NHK所属、現フリーアナウンサーである松平定知氏の絶妙な語り口に、歴史をますます好きになった方も多いのではないだろうか。かくいう私自身も、番組があった翌日には多くの経営者やリーダーと、互いに感じた点をよく意見交換したものである。

64歳になられた松平氏は新しくスタートした歴史番組には携わらず、NHKスペシャル5回シリーズ「マネー資本主義」の進行役という異なる分野に挑まれている。(新しい歴史番組は「歴史秘話ヒストリア」)

先日放映された第1回では、その内容の素晴らしさはもちろんのこと、歴史ではなく金融という新しいテーマを、松平氏の特長的なスタイル —— 見応えのある内容を非常にわかり易く伝えてくれるものであった。

金融工学やヘッジファンドという一見とっつきにくいテーマを、視聴者の身近に導いてくれる松平氏の今後の語りが愉しみである。

2. 新しいものを取り込む勇気を持ち、リーダー自ら行動に移す覚悟

この松平氏の番組や語り口・生き様に触れる中で、ギアを切り換える(変換させる)ことの大切さが私のこころに広がっていった。

永く続いたものであればあるほど、自分のスタイルを活かしつつ、得意なテーマや染み付いたものではない新機軸を打ち出すことが難しいのかもしれない。しかし、これは我々リーダーも含め、まだ見ぬ未来に挑戦し、新しいものを取り込んでいく勇気(ある意味では自分の過去を否定すること)こそがことのほか求められるように想えるのだ。

視点を私の身近なことに移すと、いま皆様にお届けしているこの機関誌も今回から質的に変えていく(キーワードを変えていく)ことを決めた。前々からあった想いを行動に移していく覚悟が定まったのである。

そのキーワードとは、リーダーに“豊かさや有を求める生き様”提案から、“無を求める生き様”提案への転換だ。

5リッチ(five richness)から5フリー(five freedom)へ。今後、私が挑戦する新しいギア変換であることは間違いがない。

3. リーダーとしての人生や事業を、5リッチから5フリーへ

この「フリー」という言葉のニュアンスを、読者であるあなたとここでさらに深めていきたい。「フリーという言葉が付いた単語で思い浮かぶのは何でしょうか?

(読み進む前に少し考えて見てください・・・)

フリーダイヤル・フリーソフト・フリーペーパー、フリーマーケット・フリー切符、バリアフリー(障害や障壁を取り除く)・デューティーフリー(免税)等々。フリーという語感で、真っ先に浮かぶのは「無料」というイメージかもしれない。次に、「自由」。そして最後が、「解放(除去・免除)」といったものだろうか。

私がこれからこの紙面で伝えていきたいのは、もちろん3番目のニュアンス「解放(除去・免除)」だ。具体的な5つのフリーは、次の通りである。

1.ボディーフリー(身体の痛みや気になることからの解放)
2.メンタルフリー(変な思い込みや囚われ、義務感からの解放)
3.マネーフリー(単なるお金や資金の多少ではなく、きゅうきゅうとせずゆとりがある)
4.タイムフリー(いかに多忙でも時間に追われることなく余裕がある)
5.リレーションフリー(人間関係や結びついているもの“しがらみ等”に
束縛されない)

この「5つのフリー」を実感する中で、リーダーとしての人生と事業(仕事)を、自分らしくイキイキ・ワクワク・ニコニコで歩むというものだ。

4.リーダーとしてギアを変換する勇気と覚悟

ご紹介した番組でも取り上げられていたが投資銀行そのものがある意味で(リーマンブラザーズ破綻・絶対的なアメリカンスタンダード崩壊等々も)終焉した様に、もっと多く・もっと速く・もっと強くと「有」だけを求めるのが人生であり事業(仕事)ではないように想う。

人にはもちろん欲がある。しかし、欲を超えた道を追求する姿勢から、何かが変わってくるのではないだろうか。「儲けるは欲、儲かるは道」 —— 自分の欲だけで周りに人を引き付けるのは難しいのではないかと感じるのである。

今回、「無」のこころや境地に、挑む一人でいたい(いる)と願う気持ちが明確化したと同時に、ギアを変換する勇気と覚悟を何より深く見つめる機会をいただけた、素晴らしい気付きの場面であったことは間違いない。

あなたご自身は何を感じ、何に取り組んでおられますか?

5.リーダーのあなたへの言葉

  • 「見応えのある内容を非常にわかり易く」
  • 「ギアを切り換える(変換させる)」
  • 「新しいものを取り込んでいく勇気と、行動に移していく覚悟」
  • 「ボディーフリー・メンタルフリー・マネーフリー・タイムフリー・リレーションフリー」
  • 「リーダーとしての人生と事業(仕事)を、自分らしくイキイキ・ワクワク・ニコニコで歩む」
  • 「儲けるは欲、儲かるは道」
  • 「無のこころや境地に、挑む一人でいる」

6.リーダーのあなたへの問い掛け

  1. リーダーとしてのあなたは、変化の時代にご自身の何を変えておられますか?
  2. あなたがフリーという言葉が付いた単語で、思い浮かぶのは何でしょうか?

(2019年3月16日リライト)

Pocket

関連記事

【40歳後継者に迫る中年の危機】ミドルエイジクライシス(ゴーギャンコンプレックス)の乗り越え方

1.ミドルエイジクライシス(中年の危機)とは?【対照的な二人の先輩の事例】 夏祭りまっさかりである

記事を読む

【事例に学ぶ】お客様との信頼関係構築は、意外なこの視点を大切にすること

1.「仕事は自分都合でなくお客様都合」の事例 少ないながらも共に働くメンバーが増え、少し広い事務所

記事を読む

no image

時間効率=集中力×継続力 <愉しさ

(機関誌116号2010年8月) あなたにとって、“ストイック”という言葉のイメージはどの様なもの

記事を読む

自分の心を支えるもの─それは重みのある一つの言葉や名言

1.今も自分の心を支えるものは、リーダーからもらった名言という事例 ある会社で、生産部門をとりまと

記事を読む

no image

甘い判断が、病気治療のリスクを増大させる!

(機関誌97号2009年1月) 身体の異変に、どの様に初期対応していますか? 1. こんな出来事

記事を読む

「着眼大局、着手小局」のことわざの大切さを実感する、経営者としてのお金観の確認

1.経営者のお金観の確認につながる、2つの数字【企業倒産と自己破産】 ある情報を調べている時、予想

記事を読む

リーダー自らが自己開示で心身の健康管理

1.人間ドックでのできごと【事例】 先日、前々から予約していた人間ドックに行ってきた。前回より1年

記事を読む

うまくやろうとするな!ーー後継者が人前で話す時のこの工夫が、社員の心が揺さぶられる言葉に結び付く

1.後継者が社員や多くの人前で話す時のコツ 後継者の方ばかり10名程の会合に、ゲストとして参加させ

記事を読む

no image

探し物だけではなく“探し事”に歯止めを!

(機関誌110号2010年2月) あなたは何を探している時が多いですか? 1.こんな出来事が!

記事を読む

中小企業の経営者自らに、変化と変革を生み出す原動力となる名言2選!

1.過去の延長線上にある小手先の改善に終始をしない ここ数年、世界的に動向が注目されていたアメリカ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

スパム対策のため日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。

本物志向であるかどうかを振り返り、偽物に別れを告げる

1.本物志向を目の当たりにした瞬間【事例】 「あれ~っ 回る・・・回

品質管理とは?~社長自らの5Sに取り組む姿勢から~

1.品質管理の知識だけでなく、社長が5Sの出来栄えにこだわる ある会

経営コンサルタントとは?~仕事内容や信念~

1.経営コンサルタントではなく、経営写コンサルタント 先日ある経営者

ビジネス本の読み方を変え、名著をリーダーの財産として生かす

1.ビジネス本を読むだけではなく、ポイントを書き写す【事例】 これま

「時間がかかる・時間がない」と感じるリーダーはどうすればいいか?

1.時間は有限であるが、それを「もう」と捉えるか「まだ」と捉えるか

→もっと見る

冊子 「部下が育つ報・連・相の受け方」期間限定無料贈呈中

PAGE TOP ↑