年を振り返る上で大切にしたい視点は、人生と現在地です。
誰もが自分人生の経営者、経営のベースも経営者人生
コロナ2年目となった、今年2021年も皆さまお一人おひとりにとってどの様な1年だったでしょうか?
そして、続く2022年寅年の1年を、どの様にしたいと願っておられますか?
まず、この1年多くの経営者、後継者、それを支え共に歩まれる右腕の方々、部門リーダー、スタッフの方々、触れ合いとお出会いありがとうございます。
今日は皆さんと一緒に、この2021年を振り返り、2022年を迎え入れたいと感じます。
えっ、、、自分は経営者じゃない、幹部でもない、リーダーでもない、、、
いいんです。このサイトでいつもお伝えしています様に、経営者やリーダーという職位にこだわっているわけではありません。
- 『影響を与える人に、影響を与えたい』
- 『誰もが自分人生の経営者』
経営者でない人でも、知らず知らずのうちに経営しているものがある。それは何か? 誰もが自分 人生を経営している、 全ての人が経営者 。
自分は経営者だから、早く進めて
はい、少しお待ちいただいているかもです。(笑) 一緒に2021年を振り返る上で、一つ目に大切にしたいのは、人生という着眼点です。経営を振り返るのではなく、経営者人生を振り返る。これこそが、このサイトの基本的な考え方でもあります。
経営を大きく変えたいならば、経営者が変わること
経営者が変わりたいならば、その土台となる人生が変わること
経営者人生が変わりたいならば、人としてのものの見方が変わること
と感じております。
(経営者という言葉に少し違和感がある場合は、次の様にされてはいかがでしょうか?)
- 経営 ⇒ 生活
- 経営者 ⇒ 自分
また経営者にとって会計年度は違えども、年は全国、全世界で共通です。経営計画書の始まりは各社違えども、人生方針書のスタートは共通です。
では、一緒に始めましょう。2021年の振り返り。経営者人生、自分人生の。
先ずは2021年何を想い出しますか? (振り返り手順)
1年の振り返りをするとなると、よくあるのは次の様なやり方ではないでしょうか?今年のキーワードやランキングを様々見て、何があったか想い出すというやり方です。
このやり方もいいとは思いますが、われわれは少し違うやり方をお薦めしています。
ズバリ、何も見ないで先ずは出てくるものを洗い出す。これです。
内側から出てくるものと、外から入ってくるものとの違い、それを混ぜてしまうのはとてももったいないと感じるのです。
では、そのメリットとは? 2つあります。
①自分の視点に気づく
他のものを見てしまうと、それに引っ張られてしまう。何を心の底から自分が感じていたのかが、わかりにくくなる。
②自分の興味関心の広さ狭さがわかる
どの分野に興味があり、興味が何のか、自分のものの見方や特徴を感じることができる
どうしても自らの力だけでは出てこない方は、以下の提案をさせていただきます。そうすることで、自分らしく、かついろいろな場面が浮かんでくるのではないでしょうか?
提案1:3つの視点を活用する
具体的には、次の3つの視点を提案しています。この3つは、「人が変わる時、そこには何があったのか?」という考えが土台になっています。いろいろな経営者に問い掛けをさせていただき、気づきをいただいた私自身の体験から固まっていった視点です。
❶『2021年、影響を受けた人は誰か』
今年、深くつながった人は?
生活やお仕事で、新しく出会った人は?
どの本(ドラマ・映画・記事・広告)が印象に残っているか?
(その著者や登場人物の) どの様な言葉や印象的なシーンと出会いましたか?
❷『2021年、影響を受けた場所は?』
お気に入りの空間は?
どのお店に出会いましたか?
どの様な所に足を運びましたか?
❸『2021年、もっとも行動したことは?』
新しく始めたことは?
どの様な体験経験をしました?
その体験や経験から気づかれたことは?
特に、自分の見方や考え方が変わったと想うことは?
提案2:写真でイメージ・感情を引き出す
さらに深めたい方に、お薦めはスマホで撮りためた写真を見て、ピックアップすることです。自分の1年のスマホアルバムを創る。そんなイメージです。
自分が写真におさめたものは、間違いなく経営者人生、自分人生で強く印象に残ったものだからです。写真を見れば、その時の感覚や感情が蘇ってきますよね。
「感情を伴った記憶は、忘れない」
これです、この感情やイメージを活用しましょう。
うまくいった時の瞬間や、愉しかった出来事を、深層心理に焼き付け、次年度への成功イメージにつなげるというものです。
2021年をただ振り返るのが目的でなく、2022年をイキイキと軽やかに愉しく、経営者人生を歩むのが
目的ですから。
提案3:企業や職場単位で、「10大ニュース」づくりにつなげる
ここまでは、経営者自身や個人単位で振り返るというものでした。ここからは、企業や職場単位で振り返る時こと、これも効果的です。わが社でもよくやるのが、「フューチャサポート10大ニュース」です。ここでも大事なのは「まず何も見ないで出してみる」です。
「自分では忘れていたことを、想い出せて面白かった」「やはりメンバーの個性が出ていて、様々な見方があって興味深かった」等々。
実際、支援先企業の経営計画書づくりの場面でも、私はよくこの進め方をします。
ステップ1は、進める経営者、もしくは部門リーダーがそれを書きだします。
ステップ2は、それを先に発表せずに、メンバー一人ひとりに考えてもらう
ステップ3で参加者の中でペアで出し合い、最後に全体で出し合うというものです。
その様な取り組みをすることで、
それぞれが何に影響があったのか?
何に興味があったのか無かったのか?
どの様な経験や行動がインパクトがあったのか?
その人のものの見方や、その人の現在地が相互によく見えてきます。
既にお気づきかと想いますが、2021年を振り返るのが目的ではなく、振り返る中で自分の特性に気づく。自分の現在地を実感して、2022年以降にに活かしていくという意味があるのではないでしょうか?
自分らしさとは何か?
われわれの部門らしさ、部門メンバーの特性は何か?
わが社らしさとは何か、わが社が暗黙知として大切にしている文化や風土は何か?
冒頭にお伝えしたようにランキング等を見ることに疑問を投げかけました。何かを見てたくさんのことを否定しているのではないです。社会一般的な出来事から想い出すことも大事かもしれません。ただ、少なくても良いから
自分の今(現在地)に気づく2021年の振り返り
次年度2022年に活かせる振り返り
が大事かと感じています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。皆様お一人おひとりが、2021年を自分らしく振り返る。そのことで、2022年の経営者人生・自分人生がより力強く踏み出せ、スタートダッシュがかかることを願っております。
人生方針書
ブログ内でもご紹介した「今年の振り返り」、「今年の10大ニュース」を軸に一年を振り返り、来年のゴールイメージまでの人生方針を打ち出す「人生方針書」作成をおススメしています。
簡易版のPDFを無料でダウンロードいただけます。
2021年を振り返る、2つの問い掛け (まとめ)
「感情を伴った記憶は忘れない」
ーーあなたは経営者として、2021年のどの様な経験や気づきを、2022年に活かされますか?
「(目的地だけでは、方向が出せないし先を見誤る)目的地と現在地そろって初めて効果的な一歩を踏み出せる」
ーーあなたは経営者として、新年の抱負(目的地)を、どの様なパーソナリティ(現在地)から、踏み出されますか?
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