健康で生き生きと活動できることは尊いものだ!

公開日: : 最終更新日:2013/11/22 リーダーのこの一言が組織を変える!

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(機関誌104号2009年8月)
あなたは自分の生(命)や周りの生(命)を、どの程度光り輝かせていますか?

1. こんな出来事が!

 今年の夏も戦争の悲惨さや命の尊さを伝える、数多くの番組や取り組みがあった

 その中でも、特に「黒島を忘れない」というテレビ番組に深く感じ入るものがあった。この番組で取り上げられている特別攻撃隊、略称特攻。周知の通り特攻とは敵艦に捨て身で突撃をしていくこと。特攻隊が飛び立った町として鹿児島の知覧はよく知られてる。しかし、知覧の在る薩摩半島の沖に浮かぶこの黒島(鹿児島三島村)については意外とまだまだ知られていない様だ。知覧を飛び立った飛行機は、海上この黒島を眼下におさめつつ沖縄方面の敵戦艦が待ち受ける最前線に向かったのである。しかし、エンジンや機体不調のため、途中の海上で墜落してしまうことも多かったという。

 番組の中では志半ばで戦線離脱をせざるを得なかった特攻隊員同志の熱い絆と、献身的に支えた島民との心温まる交流がインタビューを通じて克明に描かれている。

 島民は、負傷して流れ着いた特攻兵に、自らが枯渇した食糧で苦しむ中、野いちごを採取して優先して分け与え、命をつないだ。また、怪我から回復した兵の懇願を聞き届け、危険を顧みず手漕ぎ船で知覧まで送り届けた島民もいた。さらにはその兵が、今度は島民やまだ全快しない別の兵のために、有り金をはたいて貴重な食糧や薬を届けた。それも、知覧を飛び立ち自らが特攻として沖縄に向かう時、低空飛行で黒島の上空から落下させたのである。

 この番組は、5年前に放送されたものを、その後の実話を交えて再構成されたものだ。人間の生死やそれを支える人々や絆を描いたこの作品が今年放送されたのにはある意味が存在する。当時番組を創ったプロデューサーであり映画監督であった小林広司氏が、昨年51歳という若さながら癌で亡くなったのである。

 (この黒島での特攻隊の秘話は、児童文学者である長崎源之助氏の作品「忘れられた島へ」(偕成社)でも、29年前の1980年には取り上げられている。当時反響を呼び、野間児童文芸賞(講談社初代社長の野間清治氏の遺志を継いで創設)の第18回受賞作品となっている)

2. 私の想い

 この番組を見ていて、私のこころに広がったのはある映画だ。3年前上映され大ヒットし、今年の終戦記念日の夜に、地上波テレビで初放映された。そう「硫黄島からの手紙」だ。玉砕という言葉のもとに命を粗末に扱う戦時中の風潮にありながら、人を生かすリーダーシップを発揮した栗林中将。そのリーダーの想いを受け、家族のためにも必死で生きようとする一人の兵隊。極限状態にありながらも、与えられた生(命)を大切にした場面に、こころ揺さぶられることが数多くあった。

 2つの作品をはじめ、戦時中の番組や話を見聞きする中で、人の命ははかないものとしみじみ想う。だからこそ、その命を必死になって周りの人がつなぎ、大切に支える姿勢の中に人間の素晴らしさを強く感じる

3. 日々への影響 

 59回目の終戦記念日を迎えた今年、戦時中の出来事や生死をめぐる数々の実話があり私自身まだまだ歴史認識が浅いことに恥じ入る想いだ。見聞きした実話は単に映画やTVだけにもちろん留まらず、日頃からお付き合いのある身近な経営者やリーダーの方からも教えていただくことも多い。

 中でも私の認識にあった「特攻で命を捧げた方は10代後半の若い方(もちろん未婚)」という考えを、ある時誤った認識だったと叩き潰してくれたのも私の身近な経営者様から伺った、この方のじっちゃん(この経営者様はご自身のおじい様の事を親しみをこめてこの様に呼んでおられる)のお話しであった。このじっちゃんは、伍井(いつい)芳夫中佐(特別攻撃隊第23振武隊隊長)であり、32歳で最愛の奥様と幼い二人の愛娘を残し慶良間列島周辺で帰らぬ人となったのである。

 どんなにか生きて家族と一緒に居たかったことと想う。しかし、家族を想うからこそ、先に散った部下の若い命を無駄にしないためにも、身は滅びても家族や国を守る道を選んだに違いない。本土決戦を食い止め、健やかに家族が生き、栄える国にするために。

4.生活・志(仕)事の中での実践

 「あれは戦時中のことだから」という人がいる。しかし、生死について実感が希薄だからこそ、いま生死を見つめることが大切だと想う。ましてや豊かな時代にあって、自殺者が11年連続3万人を超える国は何か歯車がおかしくなっているのは間違いがない。

 人が生きていること、健康で活動できることは、当たり前ではなく尊いものであると心底感じる。そこには、人の生(命)や健康を大切にすることを支え、それを輝かせようとサポートしてくれる人がいるからこそ、一人ひとりは生きていけるのかもしれない。

 自分の生(命)と周りの生(命)を(最大限に生かし)光り輝かすのが人間としての使命であると、私の心に刻み込まれた意義は大きいものがある。

 あなたご自身は何を感じ、何に取り組んでおられますか?

5.毎日の言葉

  • 「人を生かすリーダーシップ」
  • 「命を必死になって周りの人がつなぎ、大切に支える姿勢の中に人間の素晴らしさ」
  • 「家族を想うからこそ、先に散った部下の若い命を無駄にしないためにも、
    身は滅びても家族や国を守る道」
  • 「自分の生(命)と周りの生(命)を最大限に生かすのが人間の使命」

6.自分を見つめる問いかけ

  1. あなたは自分の生(命)や周りの生(命)を、どの程度光り輝かせておられます  か?
  2. あなたが見聞きした戦時中の出来事で、生(命)について一番印象に残って    いること は何でしょうか?
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