人と繋がる愉しみは、継続を生み出す!

事例体験から学びたい!

人と繋がる愉しみは、継続を生み出す!

こんな出来事が!

年賀状や年賀メール、ツィッター等で、実に多くの方々と決意や宣言を交換した。加えて新年のご挨拶でお会いした方々とも、直(じか)に「今年こそは!」と熱い抱負をやり取りした。
「リーダーとして、大切なのに後回しになっていた健康管理、ジョギングを継続します」「中途半端になっていた10年日記(1ページに同じ日付のことが10年分書ける様になっていて、同じ日の前年や過去と対比ができる日記帳)を再開します」「今年こそは、ビジネス英会話をものにします」等々。皆何かに継続して取り組む、という想いにあふれていた。
年賀状の投函枚数そのものは減少傾向であるという(2011年元旦配達郵便物数20億8100万通、一人当たり約16通、昨年対比99.6%。2年連続の下落)。が、一方で紙媒体ではないメール・メーリングリスト・SNS・ツイッター等でのやり取りは実に盛んだ。
人と触れ合い、それぞれの想いを共有し絆を深めたいという欲求は、ごくごく自然なものである。人は、人と人との間で生き、磨かれ、“生長”する、社会的な動物であることを、年初にしみじみと感じた。

私の想い

新しい年を迎えた時、あなたご自身は、これからの一年、何を継続して取り組もうと心に決められたのでしょうか。
年明けから一ヶ月。月日の経つのは本当に早い。
継続は力なり?!───ここで1年間の取り組みを占う意味でも、この1ヶ月の事実(実験結果)を確認するといいのかもしれない。「何は出来て何が出来ていないか」「スタートダッシュはどの様な感じであったか」「決めたことは続いているか」「何があればこれからさらに継続・徹底ができるか」等々。
自らへのこれらの問い掛けを通じて、今後に向けた微調整や軌道修正をはかることが、今不可欠であろう。
最初から最善なし。仮にうまくいっていないことがあったとしても、ここであきらめてはもったいない。この時点で現状確認と切り替えを行いさえすれば、今年1年まだまだ立てた目標や取り組みを実行・実現する機会はあるのだから。

日々への影響

そこで、調整する必要のあった方への提案である。それは、人間が本来持っている“群れたい”と感じる欲求や、“人との関係性で人は磨かれる”という特性を生かすことで歯止めを掛けてみては? というものだ。
一つの事例をご紹介すると、ある組織のリーダーは、早起きを習慣にしたいと願っておられた。「仕事ができる人は、朝が共通して早い、出社も早い、朝のいいリズムをもっている、その仲間入りを自分もしたい」と。しかし、早起き・早朝出社がなかなか定着しない。そこで、ある友人に起床時間と出勤時間を宣言し、加えて毎朝メールで今日は何時に起きたかという事実を連絡するようにされたのである。
人は自分に一番嘘をつく。だからこそ、人に宣言し、常に状況を連絡してやり取りする中で、人は気付き、歯止めが掛かり、継続ができるのだ。

生活・志(仕)事の中での実践

人は人と人との間で生きていく動物(文字通り、人間)──であり、一人では生きていけない。だからこそ日々の生活や仕事の中で、人からの刺激や影響が増幅される様にする工夫があれば尚いいのかもしれない。本音・本気・本心で目標を相互に宣言。その後の進捗のやり取り等々。
まさしく、“人との絆が人を育てる”ということを深く実感する。頑張らなくとも、絆があることで自然と張り切れてしまう。──それが人と人との繋がりというものの素晴らしさであろう
自分の力を生みだす要素(成り立ち)が“継続”だとすれば、継続を生むのが人との絆や繋がりといった“愉しみ”というものに他ならないのではないだろうか。
継続すれば力になる、ということは誰もが感じている。しかし大切なのは、その“継続ができないから困っている”という現実なのではないだろうか。だからこそ“継続は力なり”の前に、“愉しみは、継続なり!”を意識することが必須だと感じたのである。
あなたご自身は何を感じ、何に取り組んでおられますか?

毎日の言葉

  • 「人は、人と人との間で生き、磨かれ、“生長”する、社会的な動物である」
  • 「最初から最善なし」
  • 「人は自分に一番嘘をつく」
  • 「絆が人を育てる」
  • 「頑張らなくとも、絆があることで自然と張り切れてしまう」
水野秀則
水野秀則

  1. あなたは自分に続ける力が自然と身に付くためには何があればいいと想いますか?
  2. あなたは、“○○○は継続なり”○にどの様な言葉が入りますか?

(2019年7月23日リライト)

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