人間関係の基本は、原点である“自分に矢印を当てる”ことの徹底から!

公開日: : 最終更新日:2013/11/22 リーダーのこの一言が組織を変える!

Pocket

(機関誌138号2012年7月)
あなたはゆとり教育世代の若者といかに関わっていますか?

1.こんな出来事が!

初夏7月、この時期に経営者や人事担当の方々と決まって交わす言葉がある。それは「今年の新人、その後いかがですか?」というものだ。4月に入社し研修期間を経て職場配属。その後、5月、6月と歩んだ合計3ヶ月の試用期間を終え、少し落ち着いてきた頃である。

ある人事担当者は「今年は例年に比べさらにいい人が採れ、職場でも張り切って前向きに取り組んでいる、という嬉しい反応が現場長から返ってきています」。またある経営者は「上司に認められ徐々に馴染んできている状況です。個人差が大きいですね。頑張っている新人もいますが、残念ながら本人の意としていたものと我々の意向が異なり退職した人も一人出ました。色々と想いがあり、やはり残念です。が、早い段階での決着ということで本人にも良かったのではないでしょうか。当社も切り替えて次の手が打てます」等という声。

──どの会社、どの経営者・担当者も、募集段階から実に永い期間、応募してくる学生と会社の未来を語り、交わってきておられる。現状や結果はどうであれその根底に流れる熱い想いは皆共通しているのだ。

2.私の想い

この様な中、一人の経営者の方と話をしていた時に、学生に対するあるチェックリストを見て、日頃の自分の至らなさを恥ずかしく感じるような場面があった。(このチェックリストのタイトルは、「だから学生は嫌われる20の理由」。2003年、慶應義塾大学の牧兼充先生が学生向けに作られたものである。※文末参照。)

私が感じ入ったのは、内容もさることながら、この一緒に話をしていた方が発した言葉であり、取られた態度だ。「この20項目を見て、学生ではなく私自身に当てはめたのです。すると、社会人として何十年も仕事をしている私にも当てはまるものがたくさんありました。学生がどうのこうの、ゆとり世代はどうのこうの、と言う前に、やはり今一度自分自身を高めないといけないと想い、これを活用しています」と言われたのである。

3.日々への影響

この言葉であり、この行動を伺った時私は、何か頭をハンマーで打たれたような衝撃を感じた。だから“学生”は嫌われるではなく、だから“自分”は嫌われる相手次第や環境次第ではなく、自分次第。人に矢印を当てるのではなく、自分に矢印を当てる。部下の短所を指摘するのではなく、部下の長所を発見し肯定し褒める──等々。

頭では分かってはいるし、色々な人に伝えてきている。しかし、この経営者の方を前にして、それをやり切っているか、やり尽くしているか、という自問には「NO(いいえ)!」という返答しか出来なかったのである。

4.生活・志(仕)事の中での実践

特に、20項目目の「失敗の理由を分析せず自分でなく外部の責任にする」という投げ掛けがこころにずっしりと響いた。
 矢印を相手や環境に向けることは簡単である。しかし、これを続けていても、自分の成長や自社の発展に結びつけることは当たり前だが出来ない。

組織のリーダーとして、自分を高め、磨き続けることは大切である。が、この磨き方が自分基準になっていないだろうか? やっているつもりになっていないだろうか? その自問と気づきを今回いただけた様に感じる。今からまた自らを、目の粗い強烈なヤスリの上に身を置き、再度自分に矢印を当てることを徹底していく──と、リ・スタートが切ることができたことに感謝したい。

あなたご自身は何を感じ、何に取り組んでおられますか?

5.毎日の言葉

  • 「会社の未来を語り、交わってきておられることやその根底に流れる熱い想い」
  • 「学生ではなく私自身に当てはめたーだから“自分”は嫌われる」
  • 「相手次第や環境次第ではなく、自分次第。人に矢印を当てるのではなく、自分に矢印を当てる」
  • 「自らを目の粗い強烈なヤスリの上に身を置く」
  • 「リ・スタートを切ることが出来たことに感謝」

6.自分を見つめる問いかけ

  1. あなたはゆとり教育世代の若者といかに関わっておられますか?
  2. あなたが「やっている“つもり”になっていないだろうか」、と思い当たることは何かありますか?

 ◆参照文献「だから学生は嫌われる20の理由」

http://d.hatena.ne.jp/kanetaka/20110118/1295467846

※これを作成された牧兼充先生は、近いうちに、「だから学生は嫌われる20の理由 -グローバル社会版-」を作成したいと考えておられるようです。

Pocket

関連記事

リーダーのこの一言が組織を変える!

自分の言葉でこころから語った時、聞き手のこころは揺さぶられる

(機関誌14号2002年2月) 自分「らしさ」があってこそはじめて、得た知識や情報が個性的に花咲く

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

健康であり続けることが豊かな未来の礎になる!

(機関誌27号2003年3月) あなたの健康はご両親からの授かりもの?自ら育んだもの? 1.こん

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

人生は長いようで、短いもの!

(機関誌29号2003年5月) あなたは人生が25億秒である事実をどのように感じておられますか!

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

怒ったら負け ━━ 自分のこころをいつも軽やかに!

(機関誌70号2006年10月) メンタルヘルス(こころの健康)は大丈夫? 1.こんな出来事が!

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

意志は固く、頭は柔らかく

(機関誌16号2002年4月) 新しい生活や仕事での成功には、全てを受け入れる柔軟性が求められる!

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

赤字を変えないことが罪悪!

(機関誌81号2007年9月) あなたは赤字社員・黒字社員、それとも白字社員? 1.こんな出来事

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

本気は、根気!

(機関誌67号2006年7月) あなたは、何事もコツコツとやり続けていると胸を張れますか? 1.

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

3つの“込み”――思い込み・抱え込み・しり込みに歯止めを!

(機関誌112号2010年4月) あなたが新戦力とともにさらに成長していくスイッチ(突破口)は何で

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

ストレスを強く感じている時―それが自分を成長させるビッグチャンスだ!

(機関誌3号2001年3月) 緊張を愉しみストレスを活用する心の余裕は、ストレスのOnOff切り替

記事を読む

リーダーのこの一言が組織を変える!

組織力強化には、リーダーのバランス(引っ張る⇔押し上げる)は必須条件!

(機関誌93号2008年9月) 先日、経営者が集まる会で、あるテーマの活発な意見交換が交わされた。

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*

スパム対策のため日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。

no image
2016年の御礼と、2017年のご挨拶

2016年は、e-経営者.com並びに フューチャサポートをご愛顧い

関東食糧経営理念
仕事を通じて自分がどうなりたいか? ―“自分たちが地域の食を支えている”という想い 連載「新入社員が企業を変える?!」第1回(Part 3)

連載「新入社員が企業を変える?!」第1回 仕事を通じて自分がどうなり

関東食糧株式会社 社長 臼田真一朗様
仕事に情熱を傾け、真剣に取り組む上で一番大切なことは? ― 仕事と人生は表裏一体 連載「新入社員が企業を変える?!」第1回(Part 2)

連載「新入社員が企業を変える?!」第1回 仕事に情熱を傾け、真剣に取

関東食糧株式会社 代表取締役社長 臼田真一朗氏
新卒・若手社員の採用育成に懸ける想いとは? ― 社員が『教えていく』文化の醸成 連載「新入社員が企業を変える?!」第1回(Part 1)

連載「新入社員が企業を変える?!」第1回 新卒・若手社員の採用育成に

no image
2015年の御礼と、2016年のご挨拶

2015年は、e-経営者.com並びに フューチャサポートをご愛顧い

→もっと見る

PAGE TOP ↑